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和田アキ子(C)日刊ゲンダイ

 9月27日に行われたNHKの定例会見で、2023年も紅白歌合戦が行われることが発表された。その場で明らかになったのは、ジャニーズ事務所所属のタレントについては、かねてからのジャニーズ問題に進展が見られない場合は同番組に出場しないということだった。例年、同事務所からは5、6組が出場しているが、今年はコンプライアンスを最優先するという方針が示された形だ。

 となると、気になるのは「空いた穴に誰が収まるか」だ。今年の紅白については、放送時間が昨年と同じ4時間25分(19時20分から23時45分、第1部と第2部の間に5分間のニュースあり)と明かされているため、5、6組分の空白を埋めるには同数規模の別の出演者が必要だ。しかもジャニタレを排除するとなると、穴が空くのは白組ばかりになる。

 このため、SNSでは早くも男性韓国アイドルの起用が噂されている。具体的な名前も上がる中、それらとは全く毛色が違う歌手がその空いた穴に収まる可能性を指摘するのは週刊誌の芸能担当記者。その名は何と、和田アキ子(73)だというのだ。

■2005年には白組から出場の“実績”あり

 和田は2015年の紅白を最後に出場から遠ざかっているが、白組の欠員を埋めるために和田が起用されるなんてどういうことなのか?

「和田アキ子は2005年の紅白に、白組から出場しています。理由は同年にm-floとコラボしてリリースした楽曲『HEY!』での出場だったからです。グループが紅白に出る場合、男女混成の場合はどちらの組からでも出場できますが、この時の和田の出場は白組からでした。今年の紅白に関しては早くも韓国の男性アイドルグループの名前が上がっていますが、SNSにはそれを歓迎しない意見が渦巻いており、“古豪復活”と言わんばかりに、和田の再登板の選択肢は十分に考えられます」

 ただ、ベテラン歌手は他にも沢山いるはず。しかも、その中から男性歌手を選ぶというのが王道だろう。ではなぜ、和田が有力候補の1人と考えられるのか。

「和田本人があと1回の出場で通算40回目、彼女もそれが悲願だからです。和田は2016年の落選が決まった直後の同年11月26日に放送された自身の冠番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で落選について、『今は落ち着いている』としながらも、『正直、今年は見たくない』と、悔しさを率直に吐露していました」

 和田は2017年1月27日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演した際にも、「去年は出していただくと全部で40回だった」「もうちょっと大人の対応してほしかった」と悔しさをにじませていた。

「そもそも紅白は、その年にリリースした楽曲でなければならないということはありません。2013年に50回目の出場を果たして紅白を引退した北島三郎のような『キリの良い出場回数』という花道を用意しないまま和田の起用をやめてしまったという“負い目”がある上、今年の白組の起用に頭を悩ませているであろうNHKと、『あと1回』を熱望する和田の利害が一致すれば、和田の出場が白組から実現する可能性は否定できません」(同記者)

 本人の悲願たる通算40回目の出場なるか?

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/329824