立憲民主党の泉代表は、10月1日から始まる消費税のインボイス(適格請求書)制度について、政府の対応が「あまりにも遅すぎる」と批判し「導入の延期を求め続けていく」と強調した。

立憲の泉代表は、29日の記者会見で、インボイス制度について「個人事業者などに新たな負担が生じるのは死活問題。事業継続に関わる」「取引排除が起こりかねない」などと指摘し、「新たな負担が生じるのは実質的な増税だ」と述べた。

さらに、政府がインボイス制度に関する関係閣僚会議を29日に初めて開いたことについて「あまりに遅すぎる。対策も遅くなる」と強く批判した。

インボイスへの反対を巡っては、フリーランスや個人事業主らが反対集会を開き53万人の署名を政府に届けたところ、政府が受け取ってくれないと訴えている。これに関し、泉代表は「個人事業主の皆さんが集まって作った団体からヒアリングをして、ぜひ直接声を聴いてほしい」と述べた。

また、政府が10月20日に国会を召集する方針について、国会で岸田首相で質問する考えを示した一方、召集日程ついて「まさに早期解散含みでは」「政局でやっている感がある」と警戒感を示した。

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