【パリ=松本彩和】パリで、日本の菓子を扱う店が人気を集めている。日本でもおなじみのチョコ菓子や駄菓子など、種類も充実している。

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日本の駄菓子を手に取る親子(パリ市内で、松本彩和撮影)

 パリ市内のオペラ通り近くにある「マンガ・カフェ・コンビニ」は、3年ほど前にオープン。漫画が読める「マンガ・カフェ」に日本の菓子を置いたところ評判となり、菓子を中心とした日本の食料品に特化した店として開いた。

 まるで駄菓子店のような店内には、「うまい棒」や小袋のスナック菓子、「ポッキー」、日本のアニメキャラクターのシールが付いたウエハース菓子、どら焼きなどがずらり。毎月コンテナ1~2個分の菓子を日本から輸入しているため、新作も並ぶという。

 店主のベン・コルドバさん(38)によると、人気商品は「もち」。もちで包んだチョコレートなど、もちもちとした食感の菓子が人気だ。母と訪れたラナ・ディアス・コエーリョさん(9)は、「色々な味のお菓子がいっぱいでうれしい。甘いもちが一番好き」と笑顔を見せた。

 コルドバさんは「安く、少しずつ買えるのは日本のお菓子ならでは。棒ゼリーなど、フランスにはないお菓子がたくさんあるのも魅力だ」と話す。ベルギーにも2店舗目を出す予定という。

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