震度7を観測した能登半島地震から、2月1日で1か月になりました。被災地では復旧への動きも始まっていますが、避難を続ける人は今も1万4000人を超えています。

その被災地のマンホールや下水道の復旧に向けた調査を行うため、2月1日下水道管理などを行う高知市の会社の社員が被災地へ派遣されました。

派遣されたのは高知市に本社を置く四国パイプクリーナーの社員5人です。被災地では液状化によってマンホールや下水道が破損し、家庭から出る汚水が道路からあふれかえるなどの被害が相次いでいます。

今回の派遣は四国パイプクリーナーが所属する日本下水道管路管理業協会の依頼を受けたものです。被災地・能登町の下水道およそ29キロメートルを吸引車などを使って洗浄するほか、カメラが搭載された車で破損状況を調べるなど、補修の前に必要な調査を行う予定です。

大規模災害で四国パイプクリーナーの社員が派遣されるのは、熊本地震や西日本豪雨に次いで今回で3回目です。

(四国パイプクリーナー 高畑真一さん)
「南海トラフ地震のこともあるが、災害が起きたときはいろいろな方が協力して被災された方々の応援をできたらと思っている」

四国パイプクリーナーの支援活動は2日から行われる予定です。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/kutv/976380