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子どもとの会話のなかで、楽しみながら“知恵”を伝えていけたら嬉しいですよね。

書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)には、“子どもに話したくなる”うんちくがたっぷり収録されています。

好奇心を刺激するような「教育系雑学」。

その中から厳選してご紹介します!

パンダといえば竹
愛らしい姿で人気のパンダ。

パンダといえば、竹をむしゃむしゃ食べているイメージがありますが、元は肉食動物だったとか。

なぜ食べ物が変わったのでしょうか?

正解は……

もともとの生息地域(中国四川省周辺)にタケが生い茂っていたから!

パンダは肉食なのにどうして「草食系」なのか?
愛くるしい動作でタケを食べるパンダは、子どもたちの人気者。

1日平均10キロ以上のタケを食べ、暇さえあれば寝転がっているのんきなパンダを、〝草食系〟動物だと思い込んでいる人は少なくないだろう。

しかし、パンダはその見た目の通りクマの仲間で、もともとはれっきとした肉食動物だったのだ。

それは、パンダの歯の形、腸の短さなどから推察される。

なぜタケばかり食べるようになったのかというと、それが生き残るための手段だったから。

もともとの生息地域(中国四川省周辺)にタケが生い茂っており、それを食べている限り餓死する恐れがなかったため、必然的に食べるようになったというのが真相のようだ。

パンダの胃腸の構造は肉食動物と同じで、繊維質を効率よく消化できない。

腸が短く、繊維質を消化する酵素も持っていないからだ。

そのため、必要な栄養を摂取するためには竹を食べ続けなくてはならない。

野生のパンダは1日のうち15時間を食事に費やすこともあるそうだ。

効率の悪い体のしくみのせいで、一日中タケを食べている姿から、「タケが大好き」という草食系のイメージが定着してしまったのである。

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