0001きつねうどん ★
2024/02/27(火) 08:37:09.27ID:IeXTAd3n炊き出しをする杉良太郎、伍代夏子夫妻
歌手で俳優の杉良太郎（７９）、歌手の伍代夏子（６２）夫妻が２６日、能登半島地震で被災した石川・七尾市能登島鰀目（えのめ）町の鰀目漁港で炊き出しを行った。「支援が行き届いていないところを訪れたい」と希望し、地元の観光協会にリサーチして実現。２か所で肉うどんなど計３００食分を振る舞った。「（無理に）頑張らなくていい。頑張るのは杉良太郎」と激励。「歌を歌いに帰ってきますから」と約束した。
富山湾から真冬の海風が吹き込んで来る。時折小雨がまじり、肌寒さを感じる中、杉は一心にうどんの麺をほぐし、湯切りに精を出した。
「希望を捨てないでね」などと声を掛けて交流。調理用の水を持参し、黒毛和牛の肉うどん、きつねうどん、特製焼きそばの３種類、計１５０食分を提供した。６０代の母子から「おいしかったです！ 元気になりました。ありがとうございました」とお礼の言葉をもらうと、自然と頬が緩んだ。
金沢市から北へ７０キロ。能登島の東部に位置する同漁港は、寒ブリが最盛期を迎えた。元日に最大震度６強の揺れを観測した同地域は、現在も断水が続く（水道の復旧は４月以降）。
杉は１月１９、２０日に金沢市内の１．５次避難所を訪れ、２度目の被災地入り。今回は「誰も行ってないところ、支援が行き届いていないところに支援をしたい」と希望し、行政や地元の観光協会にリサーチして同地域を選んだ。
地震発生から約２か月、当初は１００トンの水を運び、仮設風呂を作る計画だった。仮設トイレの設置、重機を寄贈する案もあったが、下水道の問題、名義変更の手続きの面で断念。「計画が二転三転し、迷惑をかけてしまった。最終的には（地元から）『来てくれたら、みんなが勇気付けられる。それだけでありがたい』という言葉をいただき、炊き出しをすることにしました」と経緯を語った。
能登島を訪れたのは初めてだったが、「人々が助け合い、思ったよりも早く、自力で復興している印象が強いです。住民の結束が強いのかな。いろいろな被災地に行ってきましたけど、人々が結束するのは、ものすごく力のいること。一人ひとりの力が大きいなと実感しました」と地域住民の団結力に感心。「（民宿などの）お店をやっている人たちが『やめる』『やめる』と言うから、やめるのはいつでもやめられる。少し時間を置いて、それから考えればいいと伝えました。風光明媚（めいび）な島なので（震災前よりも）何倍もいい、にぎわいのある能登島にしてほしいです」
午後には漁港から南に４キロほどの野崎コミュニティセンターに足を運び、同様に肉うどん、焼きそばなど１５０食分を提供した。
杉は「皆さん、しばらくは（無理に）頑張らなくていいですから。知らない間に、精神（＝メンタル）に来ているから。頑張れるようになったら頑張ってください」と激励。「（私も）人生を懸けて、死んでもいいというぐらい（の覚悟）でやっています。頑張るのは杉良太郎。（皆さんの分も）杉良太郎が頑張りますから。以前よりも、もっとステキな故郷（ふるさと）にしてください。暖かくなったら歌を歌いに帰ってきますから」と約束し、引き続きの支援を誓った。（加茂 伸太郎）
〇…この日はスケジュールを合わせ、夫婦そろっての炊き出し。写真撮影やサインにも丁寧に応じた。杉は「２人で来ると、地元の人たちが喜ぶんだよ」。伍代は「（近隣の人同士が）久しぶりに会った、という声を聞きました。温かいものを食べて元気になってもらうだけでなく、（住民が）集まってコミュニケーションする場を設けられたかなと思い、うれしかった。笑い声がすごかったし、皆さんが明るくて救われました」と話した。
https://hochi.news/articles/20240227-OHT1T51002.html
