中学校で生徒の調査書に記載漏れ 高校に3人追加合格 佐世保

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20240305/5030020253.html
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佐世保市の市立中学校で高校受験の合否判定に使われる複数の生徒の調査書で記載漏れがあったことが分かりました。
県教育委員会は「生徒に責任はない」として再判定を行った結果、このうちの3人が追加で合格となったということです。

これは5日、長崎県教育委員会と佐世保市教育委員会が会見を開いて明らかにしたものです。

それによりますと、佐世保市の市立中学校で県立高校の前期選抜を受験する生徒の
合否判定に使われる調査書を作成した際、複数の生徒の「特別活動」と「特技」の欄を
記載しないまま高校に提出していたということです。

その後、同じ生徒の前期選抜の調査書と後期選抜の調査書の内容に違いがあったことから
高校側から中学に問い合わせがありミスが発覚したということです。

これを受けて県教育委員会は「生徒に責任はない」として生徒全員について再判定を行い、
このうち一時、不合格となっていた3人の生徒について、合格基準に達していたとして追加で合格となったということです。

中学校の教員が成績や特技などを記録したデータから調査書を作成するシステムに転記する際に
正しく入力せず、さらに複数の教員による確認も徹底されていなかったということです。

佐世保市教育委員会の陣内康昭教育長は「不安感や不信感を抱かせた、
関係する生徒などに深くおわび申し上げる」と謝罪しました。

03/05 20:33