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抗議活動で座り込むグレタさんを警察が取り囲んだ(ロイター)

 元〝環境少女〟グレタ・トゥンベリさん(21)が母国スウェーデンの国会前で抗議活動を行い、警察に連行された。スウェーデン紙シュドヴェンスカンが12日、報じた。

 グレタさんは12日朝、他の気候変動活動家らとともに、2日連続で国会議事堂の正面玄関の前に座り込み、抗議活動を行った。気候問題に政治家の注目を集めるためだという。

 前日の11日の抗議活動では「スウェーデンはグリーンウォッシング(うわべだけ環境に配慮するよう見せかけ、実体が伴っていない環境活動)が非常に上手で、自分を気候変動のリーダーとして位置づけている。しかしスウェーデンはリーダーではない。気候危機の結果として人々は死に向かっている。そのことに抗議するためにここに座っている」と怒った。

 グレタさんは12日、警察官2人に持ち上げられ、引きずられて玄関から20メートル離れた場所に移動させられた。その1時間後、グレタさんはパトカーで現場から連行された。

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