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三菱重工業は2023年のガスタービン受注実績(出力ベース)で、世界シェアが36%で1位となった。米マッコイ・パワー・レポートの調査で明らかになった。検証可能な13年以降で、1位は2年連続2回目になる。得意とする大型機種に限定したシェアは56%だった。

22年よりも全体のシェアを3ポイント、大型機種のシェアを7ポイントそれぞれ高めた。競合他社の全体シェアは米GEベルノバが27%、独シーメンスが25%。大型機種ではGEベルノバが23%、シーメンスが19%だった。

大型機種のうち、出力が最大のJ形の受注が好調で、シェア1位に貢献した。J形の2月末時点の累計受注台数は122台で、23年1月末時点の102台から伸ばした。

J形のうち、最新モデル「JAC形=写真」はガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式での発電効率が64%以上と世界最高水準を達成。23年11月に水素燃料の30%混焼運転に成功するなど、水素燃焼向けにも活用できる。

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