0001きつねうどん ★
2024/03/22(金) 06:46:28.70ID:awD+q+Wk街の中には本格的な中華が味わえる店が並び、飲食店の他にも中国人向けの美容室やスーパーなどが完備され、足立区竹の塚はチャイナタウン化が進んでいるという。
なぜ中国人人口は増えているのか。中国情勢に詳しい石平(セキ・ヘイ)さんに話を聞いた。
「ゼロコロナ政策」独裁権力の怖さ
ーー今中国人が日本に多く居住している理由は?
まず1つは、中国人は日本に限らずアメリカやヨーロッパにも大量に移住しています。
自分たちが住む地域の政治や経済状況が悪くなって生きていかれなくなると、新天地を求めて外に出るというのが、昔からの中国人の意志、伝統でもあります。
例えば昔、中国人は大量に東南アジアに移民しました。
今、マレーシアの総人口の約20数%は中国系で、シンガポールも約70%は中国系です。
特にこの数年間は、日本に限らず海外に移民する人が急速に増えていて、2022、23年の2年間はすごく増えています。
例えば、アメリカを目指して南米諸国から国境を越えてアメリカに密入国した人の数は、アメリカ側に摘発されただけでも2023年度は約2万4000人に達しています。
この数は2022年度と比べて約70倍に増えています。
ーー2年間で急増している要因は?
背景の1つは、習近平政権が2020年に施行した「ゼロコロナ政策」があります。
コロナ感染者をゼロにするという、本来ならば不可能な目標を掲げてコロナの完全撲滅を目指しました。
あらゆる政治権力を利用して、人々の権利を徹底的に制限しました。
例えば、マンションの1つを完全に封鎖して、病気になっても病院へ行けない。
あるいは団地から1歩も出られない、仕事にも行かれない状態が起きました。
ゼロコロナ政策の中で、権力者が許可もなく人々の家に立ち入り、感染者がいるかどうかを調べたり、消毒するといった、自由と人権が極端に制限される事態が起きました。
この数年間で、人々は共産党の政治権力、独裁政権の怖さを身をもって知ったのです。
それまでは、中国共産党の独裁体制があっても、自分たちに直接影響が及ぶとは思っていませんでした。政治権力に反抗しなければ、自分たちの自由はある程度保障され、人権は守られると思っていたのです。
しかし、習近平政権のあまりにも理不尽で乱暴なゼロコロナ政策を経験したことで、何もしなくても、自由や仕事をする権利、病院へ行く権利も全て奪われてしまうことを知ったのです。
だからゼロコロナ政策が終わって中国が一旦解放されてからは、中国に絶望した中産階級の人々が急速に海外に移住するブームが起きています。
“中国から逃げ出すのが1番”という意味の造語までできています。
2つ目は、2022年10月の党大会との関係性があります。
秋の党大会でいわゆる改革派の人々が最高指導部から一掃されて、完全に習近平の独裁体制ができました。
人々は「時代が完全に変わった。改革開放以前に逆戻りした」と感じ、習近平政権の長期化でこの国にはもう未来が見えないと絶望感を抱きました。
要するに政治的絶望です。
習近平政権のもとではますます政治も悪くなり、人々の権利も保障されなくなることを危惧しました。
3つ目は、経済状況の悪化です。
中国経済は今崩壊している最中で、北京大学の副教授によると、昨年6月時点の中国の16~24歳までの若年層の失業率は、46%以上に達しています。
前代未聞の大変深刻なの数字です。
失業が広がって、企業も倒産しています。