3/27(水) 19:05配信 関西テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc56669e067251406f7f05547ce480e8124de3bc

京都府で唯一の維新系市長がいる舞鶴市で、市長の選挙公約であった「給食無償化」の先送りが決まりました。議会がNOを突きつけたその理由とは…

27日におこなわれた議会で不満げな表情を見せた舞鶴市の鴨田秋津市長。可決された来年度予算には、維新系市長として初当選した選挙選での目玉公約、「学校給食の無償化」が含まれませんでした。

舞鶴市は、2学期以降の中学校での給食費を無償化するため、来年度予算案で「ふるさと納税」の寄付金を財源に9760万円を計上していました。

それに対し、最大会派の自民などは「財源が不安定」などとして給食費の無償化を削除した修正案を提示しました。

こうなると市が無償化を見込み、物価高騰に伴う補助や経済的に苦しい世帯への支援などの予算をカットしていたため、保護者の負担が増えてしまう可能性が浮上。

そこで、自民などが、保護者への支援を継続するために再提案したのは、無償化の財源として不安視していた「ふるさと納税」の寄付金を使うことでした。

【眞下隆史議員】「嫌だから反対するという軽率な考えではなくて、どういった対応が最小限の被害におさえて責任ある対応かと考えた上で…」

結局27日の本会議で、この修正案が可決され、給食費の無償化は先送りになったのです。この結果に市長は…

【舞鶴市・鴨田秋津市長】「多くの皆さまを絶望の淵に追いやった修正予算案の可決。
大変残念という認識です」

鴨田市長は予算案を再議にかける方針です。