殺傷能力のある鉄製のパイプ銃を自作し、所持したとして、千葉県警は２７日、千葉市緑区、家電修理業の男（２６）を武器等製造法違反（無許可製造）と銃刀法違反（所持）の両容疑で逮捕したと発表した。逮捕は２６日。

　発表によると、男は昨年６～９月、自宅で鉄製のパイプ銃を製造し、同年１２月１５日に所持した疑い。県警が同日、別の事件で男を逮捕し、自宅を捜索した際にパイプ銃を発見した。容疑を認めているという。県警科学捜査研究所の鑑定で、銃には殺傷能力があると判明した。

　県警によると、男は「日本の政治を含め、世の中に失望した。こんな国にした者らを攻撃することを想像していた」と供述しているという。

　男は今年１月、自宅で麻薬成分を含んだキノコ「マジックマッシュルーム」とグミを所持した疑いで逮捕され、４月２６日に麻薬及び向精神薬取締法違反（所持）で千葉地裁に起訴されている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240427-OYT1T50108/