リレー小説 America First編
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某国のオナルト・H・スランプ大統領は、突如として核戦争を巻き起こした。
核の炎は時空を歪ませ、次元の裂け目『パンデモニウムの門』が開き、闇の魔物が解き放たれていく。
数年後、時空の歪みによって、血洗島の岩礁にできた洞窟が発見される。
井伊谷女学院に通う4人の女子生徒は、そこへ探検にやってきていた。
ちょっとしたインスタ映え狙いのつもりだった4人だが、彼女らはその洞窟の奥で破壊神YZWに遭遇し、啓示を受ける。
破壊神は、世界を覆う闇を振り払う「性戦士」として少女たちを選び、性剣セクスカリバーを託して事切れたのだった…… その少女達の名は蓮舫、辻本、山尾、タワラ
彼女らは性剣セクスカリバーを握り世界の平和を守るため立ち上がった まずは大使館だ。
一行は駅前でチリドッグを噛りながら駄弁っていると梅沢富美男似の少女とスレ違った。 「そう言えば聞いたことある」
少女を流し見したタワラは神妙な顔で呟いた
「昔この島に核攻撃が成された時…何人かの訪問者が被爆死して…その時の怨念が今もこの島を闊歩しているって…」
「じゃあさっきのケロイド顔は…?!」
そして蓮舫は気が付いた
ほんの数秒前まで共にいた辻元が音も無く消えた事に 辻元は梅沢富美男に似た少女に北坂戸まで連れていかれステーキを食っていた
その様子をじっと見ていた男がいた
米軍のエースパイロットであるスカトロ・ヴァギーナ大尉だ
彼は上官からある密命を受けていた
性剣セクスカリバーを手にした少女らを保護しろと 「あちらのお客さんからだ」
お店の渋めのナイスガイがカクテルをテーブルに置いた
「ほう、マティーニか。粋な真似を」
辻元は店主が言った客の方に目を向けた
グラサンをかけたあごのしゃくれた西洋人が銀歯を光らせてニヤついてやがる
苦手なタイプだ
辻元の額が汗ばみはじめる ナイスガイの正体は、オナルト・スランプ氏だった。
彼は大統領在位中に合衆国憲法を改悪し、大統領制を世襲君主制へと変えてしまった。
今の合衆国は愛娘のイウァカン・スランプ女史が新王兼終身大統領に就いている。
オナルト・スランプ氏は気ままなご隠居生活の一環として、日本にお忍びで訪れていた。 マティーニには手紙が添えられていた
辻元は恐る恐るその手紙を読んでみるとこう記されていた
岩手に向かえ然れば道は開かれん
辻元が振り返るとそこにはもうオナルトの姿はなかった
混乱する辻元にスカトロ大尉が話しかけてきた
スカトロ大尉「急ごう。かつて剣性と呼ばれた男イチロウオザワのもとに」
辻元は蓮舫たちと合流すると運命に翻弄されるように岩手に向かった 岩手に向かうために海沿いのルートを進んだところ、水戸でビッグボディチーム北関東支部に絡まれてしまった。
西日本が舞台の前スレではご無沙汰だったが、水戸絡みのネタは、リレー小説スレの名物でもある。 呆気なく捕虜になってしまう辻元。
物置のような独房に放り込まれてしまう。
にしてもこの部屋、奇妙な物がたくさん置いてあるな。
ん?これは南極5号。
まさか奴らこの私を… 「やめときな」
独房の奥から声がした。なんと、そこにいたのは
あのクイズ王であった。 「と、とにかく焼き芋を食って落ち着こう」
辻元は囲炉裏に入れてあったほっくほくの焼き芋をクイズ王に差し出した。
当然、自分の方に大きめの奴を取り少し小ぶりの方をクイズ王に渡して
「君、名前は?」
そう話を切り出した辻元にクイズ王は終始無言で
「福澤…」
そう答えたのだ
「ふ、福澤君、君はどうしてここに?」
「……」
福澤は何も言わない。ただ囲炉裏にくべてある薪ストーブの炎を見つめているだけ
小一時間は経っただろうか。
福澤は不意にこう叫んだ
「ジャストミート!!!」 蓮舫が辻元達を助けにやって来た
蓮舫「性剣技巨大乳輪の舞!」
性剣セクスカリバーの力でビッグボディチームを叩き切ると蓮舫は虚しい顔で呟いた
蓮舫「またつまらぬものを切ってしまった」 しかしビッグボディチームの面々は平然としており、かすり傷ひとつ付かなかった。
チームの幹部が不敵な笑みを浮かべる。
幹部「そんな派手なだけのおもちゃで俺らを倒そうってか?ガハハハハ!」
蓮舫「そ、そんな馬鹿な…!」
そんな中、啓示者YZWが蓮舫に語りかける。
YZW「言い忘れたけど、その剣は魔物しか斬れないぞ。人畜無害だから、そこんとこよろしく〜」
蓮舫「そ、そんな馬鹿な……!!」 「さあ、ついてこい」
蓮舫は猿ぐつわと目隠しをされて連行される事となった。
8時ちょうどのあずさ2号で旅立つのだ。
ビッグボディチームの十津川警部が小腹が空いたらしくキオスクでかにめしとなっちゃんを買っている そこに満を持してタワラがやって来た
タワラ「私を武器がないと何も出来ない無能と一緒にしてくれるなよ」
タワラは自分の倍はあろうかという大男達をバッタバッタを投げつけた
そして、これでとどめと言わんばかりに山尾はガソリンを撒き散らした
山尾「ようテロリスト、熱膨張って知ってるか?」
山尾はそう言うと撒き散らしたガソリンに火をつけた 自分たちにもガソリンが掛かってしまい、敵味方全員が焼死した。
助かったのは、キオスクで買い物中のために難を逃れた十津川だけだ。 蓮舫達は気がつくと魔界にいた
辻元「どうやら死んじまったらしいな」
蓮舫「調度いい。魔界の国取りをするぞ!」
一同「おう!」 しかし性剣は魔界に持ち込めず、敵も全身炎に包まれた怪物や強靭な鱗を持つ龍など体術が通じない魔物がたくさん居り、4人は敢えなく滅び去った。
YZW「あー、ほんと期待はずれだったわ。別スレのほうに行くとすっか!」 敗退した彼女らは現状を打破するために考えた
そんな時彼女らは枝野という男と出会った
名を上げ国を建てるためには力と財産がいる
一挙両得として選んだ方法が盗賊
魔界で最もポピュラーな職業
枝野が副総長で蓮舫が頭
魔界の新興勢力となった彼らは名を上げるため活発に活動していた だったら良かったのだが、彼女らは敗退しただけではなく滅び去ったのである。 枝野に近づく黒い影があった。一度は魔界へ落ちたと思われていたOZWだ。
「ここに100億ある、これでABを葬り去る。どうだ、乗るか?」 向こうとのザッピングシステムか…面白い
枝野はそう思い、打倒ABにむけて蓮舫をせっついた
性剣セクスカリバーは平成の悪魔にも通じるはずだ! 佐野史朗似の女性(双子)「ここは魔界の1丁目、住民達がお前達を見て不審に思っている
とっとと出ていってくれ」
どうやら魔界村に来てしまったようだ
団地の一角から銃を構えている奴がいる
狙撃用の銃だ。
今ここで問題を起こすのは得策ではないな 魔界村を襲撃するため別行動をとっていたEDNの前に刺客が現れた
しかしEDNの命を奪うまでは至らずEDNの両目から視力を奪ったのみにとどまった
当時のEDNは我が強く単独行動も目立った。力を過信し血の気も多く何より頭が悪かった
逆にR4は沈着冷静EDNとは質の違う残酷さはあったがまず計画を重視し人より三つくらい先のことを常に考えていた
R4は視力を失ったEDNを組織から放逐し更なる組織の強化にいそしんだのであった EDNを新界『エデン』からの侵略者と思い込んだ魔界の連中は、R4もろともEDNをフルボッコにし、簀巻きにして血の池地獄へ沈めた 既に魔界はABとOZWという二人の妖怪による二大勢力がのさばっていた
R4が生まれた時から魔界の双頭と呼ばれていた妖怪たちである
R4はこれ以上魔界で勢力を拡大するのは無理だと判断し人間界に狙いを定めた
しかし人間界に近づくとそこは新たな敵霊界を相手にしなければならない
さすがのR4も魔界の勢力とは恐ろしさの種類が違う霊界の組織的な奸策にはてこずった
霊界の放ったハンターによりかなりの深手を負わされたR4は霊体の状態で人間界へと逃げ込んだのだった
この時既にEDNを放逐してから1000年近くの時が流れていた
人間に化けたり乗り移ったりする力さえなくなっていたR4はある人間夫婦の生命になる寸前の受精体に憑依した モナ男は氷女という妖怪から生まれた
モナ男は父親の性質を受け継ぎ生まれながらに炎の妖気に身を包んでいた
氷女達は双子のうち女児のみを一族として育てモナ男を氷河の国から投げ捨てたのだった
生まれたばかりのモナ男は何も分からぬ赤子ではなかった
モナ男は生まれる前から自分を取り巻く氷女達が何を話していたか全て聞いて理解していた
氷河の国から捨てられたモナ男は思う
「氷河の国の女を皆殺しにしてやる」
生まれてすぐ生きる目的ができた
ただ双子の妹のことは気がかりではあった YZW「あっちじゃ酷い目に遭った。重複スレを開拓して、変態どもに対抗できるチカラを会得してやるぞ!」 闘いに敗れた名畑は兵を率いて山道を登る
そんな敗軍の将を道行く人は冷たく見ている 向こうのスレが落ちた。
良い気味だ。YZWはほくそ笑んだ。 しかし別スレは人知れず復活していた。
YZWは落胆した… ポルンの姿は山頂の神社にあった。
彼女は破壊神YZWを前にして訴えた。
「せっかく性剣を授かっても、これを使う場がもはやありません」
「ふむ、ようやく主役としての自覚が芽生えたか。よかろう」
そういうとYZWは呪文を唱えた。
「エクスペクト・パトローナム!
臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!」
破壊神の神通力であろうか、このスレが上がっていった。
「新天地で思う存分あばれるがよい」 ポルンはこのスレッドでちゃんと物語を終わらす為に何をすべきか考えた。
「前スレで一番邪魔だった、世之介と和崎悠真を殺すか…。」
「あと、新界七海も正直要らないな…私のママは弓子さんただ一人よ!」 「なに考えこんでるのよ。もうお昼休みになってるのよ」
草井萬子が声をかけてきた。「あんた毎日その"カタナ"を学校に持ってきてる
けど、生活指導のヤマアラシに見つかったら厄介よ」
ふたりは学食を目指して歩いていった。 ポルン「何急にスターウォーズ入ってんのよやめてくれる?」
すると向こうから早速山嵐先生が。 ヤマアラシは紙袋をもっていた。かれの弁当である。ポルンはその中身が
ピーナッツバターのサンドイッチとりんごであることを知っている。
どうでもいいけど、生徒と一緒に学食で食べるのはやめてほしい。 そして案の定ポルンの隣に座って食べる先生。
くちゃくちゃ音を立てながら食べる先生はこう言った「ところでお前のその"カタナ"は何だ?」 しかしなおも食い下がる山嵐タクヤ。しまいには「先生を侮辱する人間のクズはこうしてやるナリね!」
と言ってKカップもあるポルンの爆乳を揉みしだいた。先公を斬ろうとするもなぜか性剣が草井萬子と共に
消え去っていた…。
「へっへっへ、本スレの主役はこの私よ!」かけがえのない親友を裏切った草井はさっそく巨糞の谷へ。
するとそこに魔界からよみがえった蓮舫が待ち受けていた。「このスレは元々私たちのもの、それを同名糞スレ
が乗っ取るとは許せない!」 天仰げ 空高く 今宵 星戻る
目覚めよ 我が主よ 封印は すでになく
主が戻る 人よ知れ 新しき 恐れを
真の名を 主は示す 闇を望め 希望はない
無知なる人から 主は取り戻す
星々が破滅する 定めの時が今
至上の星辰と 至高の恐怖よ
遍く 全てより 海からも 空からも
主は戻り 人は知る 新しき 恐れを
天仰げ 空高く 今宵 星戻る
永劫は 終わった 我らの 主の目覚め
狂気と 恐怖と 苦痛と 悲嘆と
終わりのない災禍
無知なる人から 主は取り戻す
星々が破滅する 定めの時が今
至上の星辰と 至高の恐怖よ
遍く 全てより 海からも 空からも
恐れよ
(天仰げ 空高く 今宵 星戻る)
主は来たる わけのわからない歌が学生食堂に流れる中、唐戸しらすが打ち上げ
から戻ってきた。
「ポルン、そこにいたの。もう凄かったんだから、鴨沢芹と幼児の闘い。
そこら中血まみれよ。あれえ、でもあんたもいたよね」
しかし、その場の雰囲気はいたってシリアスなものであった。
「どうする?クサマンを討つのか」ヤマアラシがポルンに問いかけた。 「いやほっとく、私はイケメンと王道学園ラブコメがしたいの!」 「性剣は人を見る。草井萬子には使いこなせない」いつの間にか現われた
猫柳鉄子がきっぱりといった。 そのポルンは桃太郎か、三蔵法師か、はたまたドラクエか。旅の途中で3人の仲間を募集した。 「というわけなんです、片柳さん」
「ラブコメをやりたいといいながら、暗黒大陸に行ったと。あいかわらず
動きが読めないキャラね。私たち観測者はただ見ていることしかできない」 >何者かの気配を感じる。
「やぁ、邪魔をさせてもらってるよ。それにしても立派な船だ。洪水を乗り越えた船でも、これにはかないそうにない。
うん…?君はヤツらに名を知られているな、ポルン君。私は猫柳鉄子。鉄子と呼んでくれたまえ。」
「どうやらニンゲンは、自ら危機を招き、いよいよ滅びの時を迎えるようだが…。それは、君たちが創られた時から抱えている運命のあらわれに過ぎない。
心配は無用だよ。ただ、君にはまだ少し力を振るうことが許されていて…。振り子の落ちる先を変える事くらいはできるようだ。
混沌と秩序、どちらに与するかのね…。おや…?また君たちに客人が来たようだ。ゆっくり話せればと思ったが…これでは仕方がない。
では、これで失礼するよ。」
>少女は消え去った…。 世之介「姉上、今のは何だったんですか?」
ポルン「さあ…私にはもう何が何だか…。」 軍師世之介はポルンが望んだ戦士をすでに用意していた。 その男は見たこともないほど
大きな陰嚢をブラ下げていた 「そして旅の仲間二人目はこちら」
世之介が紹介した男は市川狂猿と名乗った。狂猿は持参した吉備団子
をポルンに差しだした。
「うん。オーソドックスな味だけど、しっかり仕事がなされている。気に
入ったわ」 「ここで最後の3人目とか言いそうだけどヨノピー、あんたがその3人目よ。」
「市川狂猿って本名何?まさか…!」 「それで暗黒大陸ってどこ?まさかアフリカじゃないでしょうね」
ポルンの声に考えにふけっていた世之介は現実に引きもどされた。 「何言ってんですか、まさかも何もアフリカに決まってんでしょう?」
そういいながらも一体どこからが自分の妄想だったのか、悩む世之介。 和崎悠真がいった。「45には草井萬子は巨糞の谷に行ったと書いてあるぞ。
実際のところ草井はどこに行ったのか。このあたりから考えてみないと」 市川狂猿「前スレでは巨糞の谷は九州にあるって言ってましたね。緊急事態宣言指定都市の福岡に行ってみましょう!」 ポルンが言った。「福岡にはどうやって行くの?旅費はどうするの?
大体ここはどこなの?」
「姉上、そんな細かいことを言っても仕様がないですよ。それじゃ、
時渡高校は福岡市内にあるという設定にしましょう。それなら我々
はすでに福岡にいるわけです」
「なかなかやるじゃない」
「自分の巨大な陰嚢が威力を発揮する時が来るであろう」
和崎悠真が場の空気を読まずに言った。 「…ヨノピー、一応確認しておきたいけど。この信楽焼野郎は何ができるの?」 「えっ?コロナビール?(難聴)」そうこうしているうちにたどり着いたのはなぜか
巨糞の谷ではなく血洗島であった。 令和2年、コロナ禍で生きる希望を失った人類にとってここ岩手県血洗島は最後の聖域・この世の桃源郷であった。
ヌーディストビーチはもはや濃厚接触放題の酒池肉林であった。 決戦前に鋭気を養っておこうというのはわかるのだけれど、こうしている間
にも草井萬子が力をつけているのではないかと、焦りを感じるポルンであった。 とてもこうしてなどいられない!ポルンは市川狂猿を色仕掛けで骨抜きにし、38で宣言した通りに残る二人を殺すことにした…。
次回予告「戦慄!コロナより怖い血洗島保険金殺人事件」ぜってぇ観てくれよなっ! 殺伐としてゆく空気の中で癒しとなったのは宿の主人賢さんの
存在である。
かれは同じみ"甦りしもの"のひとり宮沢賢治であった。
世之介などはかれと文学談義にふけったが、ポルンは「誰?」などと
言って世之介をあきれさせたのであったa。 ポルン「私が言ってるのはそういう意味じゃない!前スレでは宮澤賢治じゃなく上杉謙信だったでしょ!」 一方、巨糞の谷の草井萬子の動きははやかった。まずこれまで対峙して
いた蓮舫と和議を結び、ポルン一味が東北の安倍氏と組んでいるなどと
吹きこんだのである。
安倍ときいて蓮舫の目の色が変わったことはいうまでもない。 激怒した蓮舫は兵を起こすと神速を持って東北へと攻め込んだ
これを見て草井萬子はニヤリと笑った そういう短気激情型の猪突猛進な性格ゆえに74のコロナビームをまともに受けてしまい
哀れ蓮舫は崖から落ち、海の藻屑となった…。「草井萬子…何で恐ろしい子!」 これといったウリがない単なるムードメーカーであったはずの草井萬子に
これほどの知略があるとは予想だにしなかったことである。
しかし、ここ岩手県血洗島は至って平穏に時が流れていた。
世之介は温泉につかった帰り賢さんの部屋に立ちより、そこで春画の
コレクションを見せてもらった。
「いやあ、意外な趣味をお持ちなんですね。こんなところをねえさんに
見られたら、何と言われるかなあ」
「世之介くん、何か悩んでいることがあるのではないかな」
宮沢賢治の鋭い直感に世之介は虚を突かれた。
「実はその姉の妄想のことなんですが・・・」 姉ポルンの妄想。
それは、同母弟である世之介と、その世之介が三顧の礼でもってチームに
迎えた大ふぐりの悠真こと和崎悠真を殺さねばならないという、何とも理不尽
な強迫観念の形を取った。 「大体あの人は前スレで京都に来てから頭がおかしくなってしまって、それっきりなんですよ?
そんな人がまともに主役できる訳ないじゃないですか!僕は姉の為を思って…!」 「おねえさんは精神的に疲弊しているようですね」
賢さんは高名な精神科医クーボー博士に助言を乞うのがいいだろうといった。
これを聞いて助言大好き少年の世之介はよろこんだ。 宮沢賢治「クーボー博士は今アンドロメダにいる。和崎悠真と共に銀河鉄道に乗るのだ」 そして前スレの渋沢軍団の二の舞になったポルンパーティ。たった二人っきりになった彼らは昼も夜もない愛欲の日々に溺れたのであった。やがてポルンに子供ができた。 「へっへへ、僕叔父さんになるのか」世之介はニヤニヤして言った。
「きめぇ!」和崎悠真は顔をしかめた。
ポルンは夢うつつの状態でクーボー博士の催眠療法を受けていたのだ。
その周りには世之介のほか、和崎、狂猿、宮沢賢治が見守っていた。 「…展開早すぎじゃね?アンドロメダって近所なの?」 「うんにゃ、おらの催眠術でこの娘っ子の潜在意識が表に顕れて来たんだべ」
クーボー博士は厳かに言った。 世之介「それでは姉上の中に銀河鉄道に乗ってアンドロメダに行き、
和崎さんとの間に子どもを作りたいという願望があったという
のですか。それでそのことがわたしを殺そうとする情動とどう
かかわっていくのですか」
クーボー「そっだら難しいことわがんね」 血洗島のスナック「アンドロメダ」でサボってた所を世之介とかいう訳わからん香具師に
拉致られたクーボー・レーオーは、「ここから先は本格的な治療に入る、付き添いとか第3者は
ここから出て行ってほしい。」と言った。 真剣な表情をしながらクーボー・レーオーは勃起していた
それに気づいた世之介は 「このポルンとやらの心の闇は相当深いべ。こりゃまた性根さ据えて
取りくまんとな」
しかしクーボー博士は岩手が誇るやり手の精神科医である。次に
示すポルンがはじめて登場したときの記録を見つけてきたのである。
108 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@無断転載は禁止:2016/04/08(金) 01:51:45.49 発信元:126.161.34.222
そうこうしているうちに葵のお腹はみるみる大きくなっていく。
もはや中絶の選択肢は不可能なほど子供は育っている。
「僕、産むよ。この子に何も罪はないもんね。」
そして数ヶ月後、葵は17才にして子供を出産した。
ブロンドの髪に蒼い大きな瞳、可愛らしい女の子だった。
娘の名前はポルンと名付けられた。
まるでペットにつける名前だと皆が思った クーボー博士はさらに記録をさがしだしてきた。
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ポルンは服を脱ぎ捨てると浴室で熱いシャワーを浴びる。
全てをリセットしたかのように身体を洗い流すとバスタオルを巻いてソファに腰かける。
そしてコップに並々、芋焼酎を注ぐとロックのまま一気に飲み干す。
幼い体にはかなり堪えるがそれでいい。そうしなければやってられない…
「姉上、母様の大事にしているお酒を勝手に飲んではいけないのですよ?」
弟が私の行為を見るなり注意をしてくる。
「ほっといてよっ!!」
そう言って私はグラスを弟に投げつけた。
グラスは弟には当たらず床に叩きつけられ割れた。
「いけないのです…いけないのです……」
いつもとは違う私を見て弟は戸惑いそして怯えてうなだれた。
そういえばこいつに犯された事があったっけ?
18歳の時だった…
真面目で正義感溢れる好男子の弟があの時は妙に私の身体を求めてきた。
当然、私は断り続けたが男の力で無理矢理…
思い出すと腹が立ってきた。今、ここでこいつをベランダの外へ蹴り飛ばしてやってもいいのだが…
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世之介はあわてた。「こ、これはシノギゴロシという別の小説です。
今のわたしたちとは関係ありませんて!」 「…何が治療だ、今のテレビみたいに昔の話引っ張り出してギャアギャア騒いで、バッカじゃね?」
いつの間に催眠が解けたポルンは、狂猿を連れてこっそりと血洗島を抜け出した。
「あなたの正体はわかってるのよ、本当はYZWだよね?」 新緑が美しい旅館の庭をそぞろ歩きつつ、世之介と賢さんは
何ごとかを話し合っていたが、その様子に深刻な気配は
感じられなかった。一方和崎悠真は、いずれその力を発揮する
であろう巨大な陰嚢の手入れに余念がなかった。 和崎悠真「こちらも抜かねば・・・無作法というもの」 その直後、ゴルゴ13の放った一発が彼の陰嚢を破壊した。
その一発を皮切りに後はハチの巣にされ、和崎悠真は即死した。 「和崎さあーーん!!」
世之介が駆けよ寄ったが、時すでにお寿司。 「世之介くん、まだスナイパーがその辺にいるはずだ。気をつけないと」
賢さんが呼びかけた。 「ほれっ、こやつがとんでもねえわるさしとったもんで、とりあえず背骨さ
へし折ってやったべさ」
クーボー博士がゴルゴを引きづってきて二人の前に現われた。
「博士、まだ烈風荘にいらしたんですか!」 しかし本物のゴルゴ13がこんなへまをするはずがない。よくよく見たらゴルゴ松本だった。
しかし置き土産があった。松本の尻の割れ目に挟まれてたそれはこう書いてあった「次はお前だ、世之介。」 首をかしげて賢さんがいった。「どういうことなのかな。やはりポルンさんが
刺客を送ってきたということか・・・」
「うんにゃ、結論を出すにはまだ早えべよ」博士が尻の割れ目を見ていった。 尻の割れ目を見られていた松本は愚痴をいった。
「久しぶりの仕事だからと岩手くんだりまで来たら、殺し屋の
身代わりで背骨を折られた。これから車椅子の芸人でやって
いけっていうのかよ」
「ええい、うるさいやつだべ。おめえには暗示をかけただけだ。
これでもう動けるだよ」
クーボー博士は手をパンパンと叩いた。すると松本の体は「命」の
形になった。 世之介「そして炎!あっしゃあ世之介なんかじゃありまへんで、レッド吉田でっせよろしゅうに(汗)がくがくブルブル」 血洗島殺人事件が現実に起こり、気が動転してしまった世之介で
あるが、徐々に正気を取り戻してきた。 「何とも傷ましいことではあるが、この和崎さんの親族に連絡を取らないと
いけませんね」と賢さんがいった。
「この人は邪神が書いた小説の中の人物がこの世界に具現化してきた
もので、おそらく親族はいないでしょう」
「ほう、神が小説を。これは興味深い」
またしても賢さんと世之介は文学談義をはじめた。 この二人がこんなのほほんとしているうちに、ポルンたちはようやく巨糞の谷に着いた。 巨糞の谷。
九州のとある地方にあるというが、地理に疎いポルンにはピンと来なかった。
猫柳鉄子の教示を受けて何とかここに来られたのだ。
戦国時代、この地には城があり、幾多の戦いがあったというが、歴史に疎い
ポルンには興味が湧くことはなかった。 「そしたらこの人は一体何に興味を持つのか?」と思ってたら、狂猿の性器を咥えてハアハア言っていた。
「…この人はこういう女だったのか。」 ポルンと狂猿の後方にはドローンが一機浮遊していた。ドローンには
高性能のカメラが搭載されていて、二人の淫靡な行為をすべて記録
していたのである。そして、その映像を受信していたのは草井萬子
であった。 その映像をYouTubeにあげる草井。それを視聴する世之介。 世之介「YouTubeはエロ御法度だから、モザイクをかけてアップしたな。これ
ではインパクトがない。とはいえ姉上のわきの甘さには呆れる。ちゃんとした
軍司がいないと・・・」 ここで後ろからゴルゴ松本が「ばばばばばばん!」と茶化したもんだから
世之介は「きゃああああああああああああああ」と叫んで失禁した。 松本が烈風荘に残っていたのは、和崎悠真の葬儀に出るためであった。
この葬儀に際し恐山からイタコが呼ばれ、和崎の霊を降ろしてもらった。
自分の葬式に出席するのである。
イタコの口を通して和崎は何やら言っていたようであるが、南部弁で
喋るので、世之介にはさっぱりわからなかった。あまり聞きたくない内容で
あるのに決まってるので、ちょうどよかったともいえる。
なお、クーボー博士は本来の仕事である火山の研究に戻ると言って
すでにその姿は見えなかった。 賢さん「じゃあ僕が通訳してあげますね。彼女が言ってたのはこういう事です…。」 そう言うと、赤黒く怒張した大きなちんぽを引っ張り出した 和崎悠真が言うには、葬儀のあと自分の遺体をミイラにしてほしいという
ことであった。将来生き返ったときに身体がないと困るという。
世之介は古代のエジプト人みたいだなと思った。 そして和崎悠真は復活した
さらにちんぽが3倍の大きさに成長していたのだ! 松本「嘘や〜ん…(呆)」
世之介「よしこの二人で巨糞の谷に向かうぞ!」 「本当にお世話になりました」
賢さんにお礼をいって世之介は和崎とともに血洗島を離れ、一旦自宅へと
戻ったのである。
養母の弓子さんは、世之介がつれてきたミイラを見て腰をぬかしてしまった。 しかし元来淫乱な弓子さんは、出会ってすぐに和崎とコネクトした。今のセフレとは全く違う
世界を垣間見た弓子。「あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」 弓子さんが出してくれた茶を飲み、茶菓子を齧って世之介は言った。
「出羽の方からミイラ職人を呼んで即身仏風に仕上げてもらっだのです。
どうです。いい感じでしょう」
そう言って世之介が和崎悠真の肩をポンポンと叩くと、白い粉がとび散った。
それを見た弓子さんは顔をしかめた。 「本当に吃驚したわ」和崎悠真の方をちらっと見て弓子さんがいった。
「それとね、何日か前にポルンちゃんが戻ってきて、その時も
不気味な人をつれてきてね。でもまあ、あの人はぎりぎり人間だったわね」
そういって弓子さんはまた和崎を見た。
「姉上がここに戻ってきていたのですか!」世之介がせきこむようにしていった。 ポルンの連れてきた男は大きなおちんぽを持っていた
それは おちんぽと言うには あまりにも大きすぎた
大きく ぶ厚く 重く そして 大雑把すぎた
それは 正に 男根だった そして123に戻る。そう、弓子さんは伝説の巨根ハンターだったのだ。 ポルンが同伴してきた男が市川狂猿であることは間違いない。
弓子さんによると、ポルンは友人と連絡を取った後、また家を出たという。
猫柳さんだ。世之介は確信した。 「たわけっ!」和崎悠真の大音声が部屋中に響いた。
ミイラになってからはほとんど言葉を発することのなかった和崎
だけに世之介は驚いた。
弓子さんは落ちついて、からになっていた和崎の湯呑にお茶の
お替りを注いだ。 弓子「たわけはこっちのセリフよ!これ飲んだらさっさと巨糞の谷へ行く!」 そうは言っても弓子さんはかれらのために夕食を用意してくれた。旬の
スズキを使ったアクアパッツァであった。
しかし和崎悠真はまったく手をつけず、ただテレビを視ていた。
料理自慢の弓子さんは著しく気分を害したようだった。
世之介は「ミイラになってから舌の感覚とかおかしくなってるんですよ」
などといってフォローした。 さっきまでおらついていた和崎悠真も今は静かになった。どうやらこの広い屋敷の
どこかで寝ているようだ。
「やれやれ」世之介は肩の力を抜いた。かれもまた自室に引きあげること
にして、古い木造建ての屋敷の薄暗く長い廊下を歩いて行った。 すると廊下の片隅に妖精だか何だか知らないがちっこいものがたたずんでいた。
そいつが体のわりに大きな声で「ちんまる登場」といった。
「やかましい!」あまりにもうざかったので、世の介はそいつを蹴りとばした。 「何がやかましいだ!おらは巨糞の谷からわざわざ来たんだぞ!お前の姉貴が…!」
「姉さんがどうなろうとわたいの知ったこたねえべよ。ガクブル(汗)」 「異形のものの扱いは和崎悠真で手一杯だ」
世之介はさらに廊下を進んで行ったが、自分の部屋に戻る前にちょっと
ポルンの部屋をのぞいてみた。
もちろん誰もいない。ただ大きなサイズのベッドがあるだけだ。
まさか、このベッドで市川狂猿と・・・
いやいや、そのような邪念は捨てなければ。
世之介は姉の部屋を後にし、自らの部屋へ入っていった。 すると和崎悠真があろうことか、人のベッドで弓子と2回戦をしていた。 世之介は勃起してしまった
世之介「弓子さん某もセックスがしたいでござる」
世之介は花ラッキョウのようなペニスをパンパンにして弓子さんに嘆願した
しかしビックペニスハンターである弓子は冷たい目をして言い放った
弓子「貴様の租チンでは満足できぬ。チン長が20pを超えたら相手してやってもいいぞ。さっさと出ていけ」
世之介は目に涙を浮かべながら逃げだすように部屋を出た
そしてどんな租チンも巨根に変えるという巨根の実を探しに旅立ったのだ ちんまるは嘆いた。「あかん…、これで話は変わってしまった。」
するとどこからともなくYZWが登場。「大丈夫さ、巨根の実はなぜか巨糞の谷の特産物さ。」 「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
世之介をはじめここのキャラ全員が叱られてしまった。 「ボーっと生きてるわけじゃないぞ!」
世之介は不本意であった。現にかれは九州の中央部を走る地方鉄道の列車に
乗って巨糞の谷を目指していたのだ。
そして弓子さんが持たせてくれたおむすびにパクついていた。
和崎悠真は置いていくしかなかった。あの男とはあまりにもコミュニケーションが
取れない。何を考えているのかさっぱりわからない。 その頃、欧州平泉から京の都へ向かう若者がいた。
名を源九郎。彼は実兄、鎌倉殿の策にはまり命からがら落ち延びるのであった…
「ぐぬぅ、江ノ電の最終列車はもう行ってしまったか…
しかし、ここは這ってでも移動しなければ兄上の追っ手が…」
だがもはや体力の限界であった。
兄からの度重なる暴行とストレス、それに今日は何も口にしていないのだ。
「お兄さん、どうしたん?」
ふと九郎に声をかけてきた女性がいた。
「いや、空腹で体が思うように動かぬのだ…」
「ふーん、じゃあこれ食べな」
女性は紙袋から包みを取ると九郎に手渡した。
包みを開けると食欲をそそる旨そうな匂い。
それは肉まんだった。
「かたじけない…かたじけない…」
九郎は涙を流しながら肉まんを貪り食った。 「あたいは唐戸しらすってんだ。兄さん何か訳ありのようだね。よかったら話してくれない?」 「僕は源九郎ホーガン。ハーフなんだ」
「ふーん、ポルンと同じだね」 源九郎は困り果てていた。
早くこの地を離れたいのだ。
ここ横浜は敵の庭同然の地であり、捕まるのは時間の問題だった
しかし、深夜である今は交通手段は限られており、持ち合わせの金もそれほど多くはない。
「夜行バスを使えば?」
「おお、その手があったか」
斯くして源九郎は夜行バスで京へ向かう事になった。
しかし、それは新たな百鬼夜行の始まりでもあった… そして夜が明けた!横浜駅の多目的トイレの前はすでに九郎の兄軍団と文春パパラッチ隊に包囲されていた! はっ!!
面妖な夢に源九郎は目を見開いた。
周りを見渡し安堵の表情を浮かべる。
彼は今、夜行バスの中であった。
車内は例の奇病の影響か疎らで静まり返っていた。
隣にはしらすとか言う女人がスマホを弄っている。
それにしても解せぬ。
この女人、何故ゆえ私と行動を共にするのか?
一飯之恩もあり断る理由も無いからして流れに従った訳だが…
まあ、良いわ。
今は疲れを嫌そう
源九郎は再び深い眠りについた 多目的トイレの隅に隠れているものがいた
ちんまるである 唐戸しらすはムッとしながらソシャゲをしている
本来なら隣のイケメンと駄弁りたかったのだが彼は素っ気なく目を閉じ眠りに就いてしまったのだ
「あ、死んだ…ムカつく」
しらすは苛立ちを声にした
ふとスマホにLINEが入る
幽子さんからだ…
『京都ヤバい来るな』
その内容に
『なんで?』
と返したがそれから返信はなかった
まあ、幽子さんが言うんだからヤバいんだろうな
次の休憩の時にばっくれるか
しかし、バスは一向に停まる気配がない
堪り兼ねたしらすは運転手に休憩はいつか尋ねる
「お客さん、当バスは終点まで直行します。それゆえ休憩はございません」
「はっ、何いってんの?普通、休憩ぐらいあるでしょ」
「いえ、当バスにはございません」
「ションベンしてぇんだけど…」
「我慢して下さい」
「ふざけるなぁションベンぐらいさせろよ。ションベン、ションベン!!」
「うっせぇな!!このくそアマが!!そんなにションベンしてぇならそこでしやがれ!!てめぇがどこでションベンしようが誰も見やしねーよ!!」
「ぐっ…」
結局、それ以上何も言わずにしらすは席に戻る
「何なんだあのおっさん、激おこなんだけど」
そしてバスは京都に 唐戸しらすは思った。
とにかく出番がほしかった。このまま置いていかれるのは絶対に
いやだった。 唐戸しらすはペットボトルに小便をした
しかしふいに肛門が緩みうんこを漏らしてしまった
突然の異臭騒ぎに騒然となる車内
それをよそにバスはトンネルを抜けるとそこは雪国だった 「なんでこうなるのか」訝しく思いつつもふたりは高半旅館に
投宿した。 宿のおかみの話によると、この地は破壊神信仰のさかんな所であるという。 源九郎の方はというとー
無事、京都に着いたようである。
それにしても7月初頭だというのに雪景色とは奇っ怪なこともあることだな。
源九郎はバスを降りると京の街並みを懐かしげに見つめた。
幼少の頃、よく母上とこの通りを歩いたものよ…
「寒いね…ここ」
唐戸しらすが横で呟いた。
そうであった。この女人に礼を言わねばならなかった。
「娘さん、お主には世話になった。本当にありがとう。
それでは私は先を急ぐゆえ。失礼」
源九郎は唐戸しらすに深々と頭を下げると背を向けると行ってしまった。
「あ、あの…」
しらすは彼を呼び止めようとするが声は彼の耳には届かなかった。
どうしよう、ここで別れてしまったらもう二度と会えない…
しらすの目からポロポロと涙が流れ落ちる。
彼女はあの青年に恋をしてしまっていたのだ。 叡山電鉄 出町柳駅ー
源九郎はホームの椅子に座り電車を待っていた。
「あ、あれー!!何やってんの?」
聞き覚えのある声に目を向けると唐戸しらすがびっくりした表情で立っている。
「お主は先ほどの…確かしらす殿だったか」
「正解〜、あんた、どこ行くの?」
「うむ、知人に会いに鞍馬山までな」
「マジ!?あたしもそこに行こうと思ってたんだよ。偶然だねぇ」
「ほう。」
「た、旅は道ずれって言うじゃん?良かったら一緒に行かない…」
「そうだな、これも何かの縁。お主には少なからず恩も有ることだし
里を案内してしんぜよう」
「やったぁ〜」 2人は多目的トイレに向かった
源九郎の手には一万円札が握りしめられていた 源九郎はその一万円でトイレおばさんからちり紙を買った。
しかしトイレに入ってから自分は小用をしに来たのだと気付き後悔した。 真・百鬼夜行編 第1話 幽子さん
その日は氷点下を越える寒さであった
梅雨の雪が街を白銀に変え街灯よりも明るい月光が辺りを照らしていた
冴えないサラリーマン薄木はほろ酔い気分で歩いていた。
ふと便意に襲われ多目的トイレに入ろうとしたが変なのに先を越されたので仕方なく川縁で用を足していた
ぎゃぁぁぁぁ
すぐ近くで誰かの奇声がした
薄木はびっくりして声の方を見ると
数メートル先でおっさんが倒れ女性が立ち尽くしているではないか
薄木は慌てて一物をしまいその場から逃げようとするがその女性と目が合ってしまう
「見た…?」
女性は無表情で薄木に尋ねる
少し陰りのある美人で蒼白い顔をしている
「い、いえ何も見ておりません…」
おどおどと伏せ目がちに薄木がそう答えると
「そう…」
と言いその美人は去っていく
薄木はしばらく動けないまま彼女の後ろ姿を見送った それから薄木は倒れているおっさんのもとに走って行き、強烈なストンピングを
数発お見舞いした。
「ううう・・」おっさんの口から声がもれた。
ありがたい。まだ生きている。 死の淵から生還したおっさんはスーパーサイヤ人へと進化した スーパーサイヤ人・エガシラは言った「自分はある特命を受けて、巨糞の谷とやらに
行ってポルン&萬子と言うオナゴを殺さなければならない。ここは巨糞の谷ではないのか?」 冴えないサラリーマン薄木「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中
ではな」 自慢の声を轟かせ自分の世界に陶酔しているのだ。
その歌を聞いたお客が1人、また1人と姿を消していく。
そしていつものようにお店にはママと歌を唄う男を残し誰もいなくなってしまうのだったーーー
スナックのママ、幾松はやれやれといった表情で食器を片付けてため息をついた。
剛田さん、悪い人じゃないけどこの歌はちょっとね…また売り上げが下がっちゃうわ
騒音が流れる店に来客が現れる。
「いらっしゃい」
あら、初めて見る顔だわ…
幾松ママは無表情でカウンター席に座るお客にお通しとおしぼりを渡す。
少し陰りのある美人で何となく近づき難い雰囲気
「ご注文は?」
幾松ママがオーダーを尋ねるとその女性は
「熱燗を。それと何か温かい食べ物を…そうだな、おでん…おでんを下さい。」
そう言った。
「かしこまりました。」
幾松ママは準備に取りかかる。
それにしても随分と若いお客だわ。
まだ未成年じゃないかしら… どうしてこんなことになってしまったのか。
幾松はただ留置所の壁を見つめることしかできなかった。
そんな彼女に署員が面会者の来訪を告げた。
一体誰なんだろう。別れた亭主が来るはずがない。
面会室で恥ずかしそうにしているあの中年男は・・・。
「剛田さん・・・」 剛田武は語った。本当に歌手を目指して挫折した東京時代、別れた妻子の事、自分の経営破綻を経験し
自殺未遂をした事、流れ流れて辿り着いたこの街で幾松ママに出会い、恋をしてしまった事…。 剛田は、東京にいた時に助けてもらった弁護士の石部金吉をここ巨糞の谷に
呼び、この件にあたってもらうことにするといった。 後日、石部氏はなぜか世之介を連れて現れた。聞くと147で所持金を使い果たしてしまい
路頭に迷ってたところを石部氏に拾われたという。 弁護士の石部先生がいった「剛田さん、この世之介くんから重要な情報が
得られましたよ。福岡にある時渡高校の女子学生がひとり武器を持って
ここ巨糞の谷へ入ったというのです」
「時渡高校・・・。何と読むんですか」
「さあ、それはわたしにもわかりません」 「しまえ!」
大きな声がした。一同は振り向いた。
「そのちんぽを、しまえ!」声の主はさらに言った。 その名が示す通りの性格であった石部金吉は、新たに到来したふたりの
言動に眉を顰めた。
そして世之介は考えた。前スレにおいてのYZWはトリックスターであったと
言える。本スレでは和崎悠真がその役割をつとめようというのか。 厄介なことに和崎悠真をチーム・ポルンに入れたのはこの僕じゃないか。
世之介は苦笑した。 更に厄介なことに二人は全裸で、しかも和崎は首輪をつけられ四つん這いになっているのである。
二人を出逢わせたのもこの僕ではないか! と、ある男が声をかけて来た。
「大丈夫ですよ?このお薬飲めばハイになってすべて忘れられますから」
そんな都合のいい物があるなら是非とも試したい。
多少高額ではあったが払えない事もなかったし私はその男から謎の薬を購入した。
「ケヘヘ、それでは楽しい夢見物語を…」
男は胡散臭い笑みを浮かべながら闇に消えた。
私はさっそく宿に帰りその薬を服用することにする。
カプセル状のそれを口に含むと水で流し込む。
刹那、私の中で異変が起きる。
激しい感情の乱れに襲われとても立っていられない。
私は床をのたうち回る。
苦しみ、恐怖、怒り、悲しみ、嫌悪、困惑、後悔、絶望、不安、安堵、希望、喜び、勇気、愛情、欲望、不満、満足、優越感、劣等感、感謝、安らぎ…
様々な感情が波のように押し寄せてくる。
そして深い眠りに着いたーーー
どこからか私を呼ぶ声が聞こえてくる。
……君、……君ーーー
「誰ですか?あなたは……」 結局ここに来てしまった。あのナイアルラトホテップだという声に導かれて。
ナイアルラトホテップは言った。
私がこの国の未来の大統領であると。将来私が引き起こす核戦争によって時空に歪みが
生じ、異世界への門が開かれるというのである。
しかもその現象は過去にもおよぶという。
つまり今私のいる時間においてすでに異世界への道は通じているのである。
ここはパンデモニウムの門。
そして私がオナルト・H・スランプ。 空を見上げよ、遥か高くを
夜空の星たちが出揃えば
永劫は過ぎ去り、今やがて
解かれし封印より、旧支配者が目覚める
彼らは戻ってくる、その時が来れば
人類は未知なる恐怖を学ぶだろう
彼らの名において、全てを取り戻し
為す術もなく、希望には暗雲が立ち込める
愚かな者どもの支配する世界は
今より再び、旧支配者の物となる
燦然と燃え上がる、星々の破滅は終末の時の再来を予言することだろう
ああ、至上の恐怖よ究極の恐怖よ
遍く海より、大地より遥か空より、這いよりて
彼らは戻ってくる、間もなく人類は
未知なる恐怖を思い知らされるだろう
空を見上げよ、遥か高くを
夜空の星たちが出揃えば
永劫は過ぎ去り、今やがて
解かれし封印より、旧支配者が目覚める
狂気だけが、恐怖と痛みを定め
彼らの行く手に、終わりなき災禍が降り注ぐ
愚かな者どもの支配する世界は
今より再び、旧支配者の物となる
燦然と燃え上がる、星々の破滅は終末の時の再来を予言することだろう
ああ、至上の恐怖よ究極の恐怖よ
遍く海より、大地より遥か空より、這いよりて
恐れよ彼らは戻ってくる 劇薬の作用により私の精神は未来へと飛ばされてしまったようだ。
世界を統べる大先生が終焉には持て余す力を私欲と破壊に使ってしまった悲しいお話を聞いたのだけれどとりわけ怒りや恐怖、絶望などの感情は生まれなかった。
仮にその地に私や私の愛する人達がいて、彼にその人生を終わらされるとしたらどうだろう…
私は何を感じるのか?
しかし私に今あるのはただの"空虚"だった 181から191まで世之介が幻覚と妄想に囚われているのを見て剛田は言った。
「…先生、この子大丈夫なんですか?180で言ってた事がどうも信じられませんねぇ…。」 躊躇はなかった。私は門の向こうに一歩足を踏みいれた。
親から受けついだ会社を潰してしまい、今まで媚びへつらっていた連中に
手のひらを返しでアフォ、アフォと罵られ、借金まみれでにっちもさっちも
行かなくなっていた私だ。もはや失うものは何もなかった。
かの邪神はたしかに言ったのだ。
パンデモニウムの門の向こうに一発逆転の鍵があると。 「幻覚でも妄想でもありません」世之介がいった。「スランプはこの後パンデモニ
ウムの門の向こうの世界でナイアルラトホテップと取引きして、あの世界の"もの"
をこちらの世界に持ちかえったのです。そして最初のストーカーになったのです」 度重なる災害によって傾き始める国家。
綺麗事を並び立てる政治家。
民度の低い民衆とそれを煽るマスコミュニケーション。
だから何なのか?どうでもいいね。
私は薄暗い部屋で雨音を聞きながらテレビを眺めていた。
外から誰かの奇声が聞こえ、おぞましい激流の声がそれを掻き消した。
私の部屋がぐらぐらと揺れて周りの物が多数、悲鳴をあげて床に崩れた。
すべてが終わる…
私は空虚な目で横たわり天井を眺めた。
ふと"ナニか"と目が合う
宙に浮いた女の人が私を見つめている…
恐怖は感じなかった。
むしろ懐かしく安堵感さえ覚える。
蒼白く少し陰りのあるその人は無表情でこう呟いた。
……君、……君はポルン
目頭が熱くなる。涙が止まらない
私は母の面影を感じるその人の名前を呼んだ
「幽子さん…」 世之介が姉の訃報を聞いたのはそれから3日後の事だった。
正直、信じられなかった。
姉の遺体を見るまでは…
同行した母、弓子さんは姉、歩瑠音を見るなり泣き崩れた。
「嘘、嘘よ!どうしてポルンちゃんが私より先に…」
歩瑠音は海面を漂っていた所を漁師に発見された。
船に上げられた時にはもう息はしていなかったらしい
霊安室に眠る姉、歩瑠音はキズ1つなく驚くほど美しく、そして穏やかな顔をしていた。
まるで起こせば起きるかのように… 福岡の自宅には無言の帰宅となった。
急を聞いて駆けつけてきたのは猫柳鉄子であった。また唐戸しらすも京都から
戻ってきていた。ほかに弔問客の中にはなぜか青木為範の姿もあった。
世之介は家の前に時渡高校の制服を着た女子学生がたたずんでいるのに
気付いた。
「草井さん、中に入ってください」世之介が声をかけた。 >どこかの見知らぬ部屋にいるようだ…。
>室内には3人の紳士が座っている…。
声たち
「なんともはやニンゲンどもの徒なることよ…。」
右からの声
「ヤツめが何者か、知っておるのか?」
左からの声
「知っておってはこのようなことは出来ぬて…。」
正面からの声
「もはや世の終わりを止める手立てはあるまいに…。」
左からの声
「ほぉ…何やら一人、紛れこんできたようだ。」
左からの声
「捨て置け。どうせ崩れ消えていく魂だ。」
正面からの声
「いやいや、この者…。少し面白いかも知れんぞ。」
右からの声
「…言われてみれば。なかなか強いところがある。これなら、易々と魂を食らわれることも無さそうだ。」
左からの声
「おぬしらがそう言うなら付き合ってやらんでもないが…。どれ、少女よ。おぬしを送り返してやろう。」
正面からの声
「さあ、その名を見せてみるがいい。ポルン…。歩瑠音か。その名、覚えたぞ。」
左からの声
「さて、歩瑠音よ。呪われた「滅びの地」で、おまえが手に入れるは…。未来への光明か、破滅への爆雷か。それとも…。」
右からの声
「まずは、墜ちてみせよ。足掻いてみせよ。内に輝きを持つなら、それを我らに示さなくてはならん。」
ポルンは息を吹き返した 夢なのかまぼろしなのか。199の啓示は世之介のうつろな心にしっかりと刻みこまれた。
姉上の再生はありうるのか?"甦りしもの"のひとりになれるのか?
世之介はかつて死の世界の住人であった渋沢栄一や宮沢賢治とも行動をともにした
ことがある。YZWなどは蟹の糞から甦った。
巨糞の谷に置き去りにしてきた和崎悠真もまたそのひとりであった。
この世界においては生と死の境界は実に曖昧なものであるのかもしれない。 海岸に座り地平線に沈む夕日を見つめている少女
蒼い瞳はおぼろげで吹く風が肩まで伸びたブロンドの髪を揺らしていた
その傍らで寄り添うように立ち尽くすもう1人の少女
黒い瞳を座る少女に向け長く蒼みがかった黒髪を手でかきあげる
それはまるでどこかの画廊で飾られていそうな絵画であり、一瞬で消えてしまう儚い風景であった
「そろそろ行こうか…」
「うん…」
ふたりの少女はそれがまるで蜃気楼だったのかの様に風に掻き消されて消えた リレー小説AmericaFirst編 完
次回作・リレー官能小説アンサング・シンデレラ近日公開!乞うご期待!! 体格のいい男たちがカラオケマイクとリモコンで殴り合いの喧嘩をしていた シンデレラ「喧嘩を止めて〜二人を止めて〜私の為に〜争わないで〜♪」 「こんなものは糞だ!」YZWはカラオケ喫茶を破壊した。 そしてYZWはカラオケマイクを握りしめると大きなおちんぽのヒーローを歌い始めた 真・百鬼夜行編 第2話 閃光
刹那、蒼いターバンの少女がナイフを構え佐沢の太ももに目掛けて飛びかかる
「ひぃぃ!!」
腰を抜かして尻もちをついたおかげで難を逃れたが
少女は再びナイフを佐沢に向ける
「すいません、すいません」
必死で命乞いする佐沢に少女はゆっくりと間合いを詰めていく
「ダメだ、お前は許せない。お前が父さんと母さんを殺したんだ!」
その言葉を聞いた佐沢の表情が変わった
「そうか、あんたはあの時いたガキか。こんなことになるならあの時、殺っておくんだったよ…」 冴えないサラリーマン薄木「あん時のあの変態…別に過去は知りたくなかったがそういう事か…。」 意を決した佐沢は蒼いターバンの少女を殺害した
翌朝河川敷に身元不明の少女の刺殺死体が発見された 田中刑事「このガイシャは刺されただけでなく強姦もされてるな。」 ハンセン署長「とりあえずミイラにするってのはどうよ」 鑑察医のブロディは驚愕した。
けさモルグに送られてきた頭に蒼いターバンを巻いた少女の遺体。
ミイラになっているではないか。しかもあきらかに素人の手際である。
こんなもの解剖できるか!
ブロディは現場のレベルの低下を嘆いた。 こうして和崎悠子は誕生したのである。そう、アンサング・シンデレラとは彼女の事であった。 和崎悠子の得意技はナイフで足をえぐることだ
ターバンのガキと恐れられている ホーガン氏はふたりの息子を前にして言った。
「このところ少女の変死事件が続いている。わたしは最近出奔した我が息子
源九郎がこれらの事件に係わっているのではないかという疑念を持つに
いたった」
長男の鎌倉ボーイが答えた。
「あのへたれがそんな大それたことを冒せるはずがないですよ。あいつはこの
僕に殺されるという不埒な妄想まで持っているのです」
「ごーまんかましてよかですか?」次男のよしのりがい言った。
「構わぬ。言ってみろ」 一同「えっ!?」
更に何故か三男の源九郎が、何かを抱いている唐戸しらすを連れて帰ってきた。
「僕この人と結婚します。」「もう子供も産まれたんですよ。ほら見て…。」 「何だと!」不信に思った鎌倉がしらすの抱いているものを上からのぞき
こんだ。
「こ、これはっ、化け物!!」 その刹那ちゅどーーーーーん!!!!!
かくて横浜の空にきのこ雲が…。 この難事に際しビッグボディ政権は迅速に動いた。
国民全員に給付金を支給することが閣議で決定された。 それがまさかの1兆ジンバブエドルなので日本全国各地で香港のような大暴動が起こった。 このあたりもすっかり変わってしまったな。
世之介は荒廃した博多のまちを漫然と歩いていた。
家には帰りたくなかった。というのも、あのミイラ和崎悠馬が巨糞の谷から戻って
きて同居しているのである。弓子さんの彼氏気取りでいるらしい。
この間なんか洗面台で歯を磨いていたら、いきなり「たわけっ!」などと怒鳴られて
寿命が縮む思いをした。
前スレにあるが和崎は17歳。13歳の世之介とは四つしか違わないのである。 和崎悠馬をもう少し深堀りしてみるかと意気込んだ世之介であったが、あの男に
は深堀りするほどの人格などありはしないのであるからどうしようもない。早々に
諦めた。。
大体あいつはカウチに寝ころんでポテチをつまみながらくだらないテレビ番組を
見ているだけである。
テレビを見ているのだから、それなりの知性もあるはずであるが、まともな会話
など期待しようもない。
どうしてあのような男を仲間に引きいれたのだろうか?いくら考えても世之介に
こたえは浮かばなかった 「確かに竿は小さい。が、袋は大きい!」と、ここでニュース速報が。
何と日本の最後の聖域であったあの血洗島が…!! 血洗島の烈風荘では宮沢賢治と又サブ老が時勢を論じ合っていた。
この地の住人からは嫌われまくっている又サブ老ではあるが、賢さんはこの
ようなひねくれものであっても鷹揚に包みこんでしまう度量があったのである。 しかし今回の件ではさすがの賢さんも怒りで人格が変わっていた。
「てめぇ…政府の策略に乗せられてゴーツー何ちゃらで、新島でキャンプに行ってきたんだってなぁ…!」 又「違う、違う!和崎悠馬に刺客を差し向けたのは儂ではない!」
賢「何か話が噛みあってないが、和崎悠馬はミイラになって生きか
えったわけだが、哀れなのは秋沢ポルンさんだ。なんと無常の世で
あろうことか・・・」 宮沢賢治「行こう・・・ここもじきに腐海に沈む・・・」 そう決心した賢さんは烈風荘をたたみ、又サブ老とクーボー博士を引き連れて、なぜか福岡の弓子さん宅に押し寄せた。 突然家に何人も客がやってきてびっくりしたのか、和崎悠馬は
便所の中に隠れた。
又サブ老が「やつを雪隠詰めにしてやったぞ!」といった。
これには一同大笑いであった。 「さてさて世之介くん、ひと笑いして緊張もほぐれたところで、いくつか訊きたい
ことがあるのだが」
「何なりと」
「さっき何か小さくて異様な形態をしたものを見かけたのだが、この家には
座敷童子が出るのかね?」
「ああ、あれは巨糞の谷から来たちんまると言って、この家にいついている
ものです。わたしも気が立ってあいつを蹴飛ばしたりなんかしたこともあり、
反省をこめて書生扱いにしてでここに置いているわけでして」 だか実際は書生どころがハリーポッターのしもべ妖精の如き扱いを受けていた。
「そこの貴殿、お願い致します!私めに靴下を投げ与えて!」
「だか断る!」 「そこでお姉さんのことなんですが。
痴態を動画に撮られて、それをSNSで拡散されて、世間から誹謗中傷を
受けたことで、自ら命を絶ったなどという話を聞いたのですが、実際のところ
はどうなんです?」
「そうですね。姉の性格から考えて、それはありそうもないことだと思います」
「あの人はどうしました?ほら、あの歌舞伎役者のような名前の」
「市川狂猿ですね。あの人も行方がわからないんです。生死さえも不明
です。この件は謎だらけですよ」 その晩の歓迎会は和崎悠真が腕によりをかけて手料理をふるまった。
中でもメインは弓子さんの女体盛りという衝撃的なものだった。
こういう母親に育てられた二人は、世之介はともかくポルンさんは結構不憫な人生だったんだなと
賢さんは思った。 それにしても腑に落ちないのは和崎悠真の態度である。
さっきまでおびえた草食動物のように便所に隠れていたぐらいなのに、今は
未成年のくせにビールなんか飲んで「たわけ、たわけ」と声を張り上げご機嫌
である。なんともつかみどころがない。 「おお、これは!」賢さんが驚きの声をあげた。
夕食後世之介が広い屋敷の奥まった所にあるこの重々しい雰囲気の部屋
に招いたのである。
「これらがわたしの実の母がストーカーとしてパンデモニウムの門の向こう
の世界から持ち帰ったものです。とは言ってもこれらのものが美術品なのか
民芸品なのかさえ見当もつきません。ただ好事家にとっては、いくら金を
出しても惜しはくないほどの魅力があるようです」 しかし実際は…肥後ずいき、リンの玉、ドン・キホーテで売ってる張形栓抜き、玉Tバック等…
彼は「実の母が」とか言ってたが、弓子さんが実の母なんじゃないかと思い始めた賢さん。
世之介もまた不憫な人生を送っているのだ。 これが底辺家庭か・・・
こんな連中と関わっていると知能が落ちる
賢さんは即刻世之介の家を出ていくことにした
賢さん「私は暗黒大陸に行き世界を救う秘宝を手に入れなければならない。残念だが君とはここでお別れだ。これは餞別だ。この金で童貞を捨てるがいい。きっと違う世界が見えるようになるはずだ」
賢さんは世之介に3万円を渡すと適当な嘘をついて逃げるように去っていった しかし秘宝と聞いて世之介が黙って引き下がるわけがなかった。もうちょっとマシな言い訳はなかったのかと追及する又サブ老とクーボー・レーオー。 世之介は3万円をポテチの購入に使った。のり塩、コンソメ味等色々買った。
和崎悠馬のためである。 世之介が和崎悠馬のためにポテチを買って帰ると和崎悠馬は弓子さんとのセックスの真っ最中だった
ちょうど世之介がドアを開けたタイミングで和崎悠馬は絶頂に達しその精液は放物線を描き世之介の顔にべっとりとついた
これには弓子さんも大爆笑 情けなくて落ちこんでいるかと思いきや、世之介は案外平静であった。
かれは顔に付いた和崎悠馬の毒液を採取してプレパラートを作成し、愛用
の顕微鏡で観察してみたのである。
「Fascinating」思わずミスター・スポックみたいなせりふが出た。
和崎悠馬の精子はすべてミイラ化していたのだ。 ポテチ全メーカー3万円分という世之介の愛の行為を悠馬は受け取る気はなかった。
あの邪魔者が賢さん一行と一緒に出て行ってくれれば、御年43歳の弓子さんにプロボーズ
できたのに…。だか偶然世之介の部屋の前で聞いてしまった。「精子が全部ミイラ化…!?
どういう事だ?子供は作れるのか?」 悠馬「えらい早いな!」
弓子「実は10歳もサバ読みしてるの…この事は二人だけの秘密よ」 世之介は飽かずに顕微鏡を覗いていた。
なんとも精気のない精子であろうか。これが17才の若者のものなのか。
しかし烈風荘で何者かに射殺される前であれば、もっと元気よく動きまわってい
たであろう。自分が草井萬子討伐の仲間に誘ったばかりにこうなってしまった
のか。そう考えると複雑な心境の世之介であった。 「僕はたった一人の男の人生を滅茶苦茶に潰して、台無しにしまったんだな…。」罪の意識に苛まれる世之介。
とてもじゃないがポテチ3万円分は割に合わなさすぎる! だがわからないのは、和崎悠馬に刺客を送ったのは誰かということである。
それは草井萬子ではないという確信が世之介にはあった。
ただ草井については問題がまだある。
姉ポルンの葬儀の場で号泣する草井にそのことを問いただすことははばから
れた。 世之介は後日草井萬子に電話を掛け、こうなったかぎりは性剣を返却してもらい
たいと要請した。草井はのらりくらりと言いのがれしていたが、結局性剣は巨糞の
谷に置いてきたといい、その場所まで告げた。
世之介は巨糞の谷の剛田さんに連絡を取ったが、草井のいう住所は存在しない
ということであった。
その後草井萬子とは一切連絡が取れなくなった。 草井萬子のマンコは本当に臭いのか真相を確かめるべく世之介は1人で巨糞の谷の奥地へ向かった 弓子さんには、建前として、匂いの真相を確かめるためといって出てきた世之介
であったが、目的は別にあったのだ。
それに182みたいに和崎とともに巨糞の谷にやってこられても困る。 世之介が巨糞の谷に旅立ったのは、ある夢を見たことによる。
その夢の中で草井萬子は見知らぬ男と対面していた。
そしてその男が手にしているのはあの性剣であった。男がいった。
「へへ、へへヘヘ、なんかピカピカ光っててきれいだな。こいつはもう俺のもんだ」
草井萬子は媚びたような表情で男を見ていた。
翌朝世之介は猫柳鉄子にこの夢の話をした。 「と言ってもエヴァンゲリオンあんまり知らないのよね〜。」と言いながらもPCで何かをチェックしている
弓子さん。世之介は小生意気に両耳にピアスを開けているが、まさかそれに盗聴器とGPSが
仕掛けられていたとは本人はつゆ知らず。182みたいな事がまた繰り返されるのだ。 観測者という存在に必ずしも好感を持てるわけではないが、かれらの力を借りざる
を得ないのもまた事実である。
猫柳鉄子の家には鉄子のほかにもうひとり女性をがいた。
「こちらは片柳さんです」と鉄子が紹介した。
何だか冷たそうな人だなと世之介は思った。 「あなたが夢で見たその男というのは、巨糞の谷の最高実力者である
小保司(おぼつかさ)家の当主です」片柳宗春が怜悧な表情でいった。
「草井萬子は性剣を提供することで、小保司家の庇護を得たものと考えられます」 そのようなことがあって世之介は巨糞の谷にやってきたのである。ここに来るのは
二度目だ。前に来たときは所持金を使い果たすという失態を演じてしまい、親切な
弁護士の石部さんに助けてもらったのだった。
そのあとで弓子さんと和崎悠馬があとを追ってやってきて恥ずかしい思いをした。
この町にはあまりいい思い出がない。 小保司家はすぐ見つかった。とある児童公園の一角にボロい段ボールハウスを見た時点で
世之介の頭に嫌〜な予感がよぎった。 人々は眠りの中で同じそれを見たー
それは…疫病に亡びゆく村々であり
巨獣を狩る軍隊に蹂躙される国だった
それは…地震に砕かれる都市であり
激流に呑まれる街だった
それは…黒煙に隠れる太陽であり
餓えて彷徨う人の群れだった
それは…親子の骸であり
隣人の骸だった
それぞれのそれはあらゆる"物"であったが
ただひとつの"異"であった
それぞれの夜 人々は同じ世界を覆い尽くす真の闇の中にいたー
そして混乱の中 彼等は刮目した
無明の闇を切り裂き 血染められた大地に舞い降りる光輝く1羽の鴉を…
彼等は直感した
それはそれは求められし"物"である と あまりにも雑駁としている。このような予感を行動原理にすることはできない。
すでに自分はこの段ボールハウスの入口に立っているのだ。やることは決まって
いる。
「ごめんくださあ〜い!」
世之介は声を張りあげた。 「邪魔するなら帰って〜」と言いながら出てきたのは、先回りしていた弓子さんだった。
世之介「!!!」 「和崎さんも一緒なんですか?」世之介はうんざりして訊いた。 弓子さんの後ろには和崎がいた
もちろん2人の下半身はつながっていた 目のやり場に困りながらも世之介は弓子さんに訪ねた。
「それで小保司家の人々はどうしたのですか?」 先を越された!
小保司コインは恐らくもうあの女が手にしたのであろう
僕は肩を落として旅館に戻る
部屋に入るなり背広を投げ捨てて項垂れる
弓子め、やってくれる…
ちょっとした敗北感が僕の腹をキリキリを痛めつける
ふと机の上に無造作に置かれているモナカが目に入った
僕は貪るようにそれらを食い尽くすと部屋を後にして大浴場へ猛ダッシュ
「ひゃっはー!!!!」
僕は衣を脱ぎ捨てるなりそのまま浴槽にダイブしてやった
プール並みにデカイ風呂だ
そして、ガラス越しから眺める眠らない街
「ふはははははっ!!!!」
圧倒的パノラマ!!圧倒的存在感!!
僕は世界を手中に収めたような錯覚を覚えた。
「チャチャチャチャ、チャラチャラCHARAにしましょ♪」
ん、何だ?
大きな浴場の向こう側から歌が聞こえる
僕はその歌声の方へ行ってみる
そこには2人の小さな女の子がノリノリで踊っていたー 「おっと兄さん、これ以上近づくのはまずいんじゃないかい」
声をかけられた方向を向くと、そこには首まで湯につかったニホンザルがいた。
その隣には鋭い目付きをしたカピバラもいた。
確かにこのご時世幼女の取り扱いほどデリケートなものはない。
ではあるが、こんな猿松ごときに万物の霊長たる人間が意見されるのは気分が
わるい。 小保司の両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
「刑事さん・・・、俺、どうして・・・こんなこと・・・しちゃったのかな?」
とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
震える彼の掌を濡らした。
「その答えを見つけるのは、お前自身だ。」
小保司は声をあげて泣いた。 猫柳鉄子「…何か話の展開がよく掴めないんですけど。」
片柳宗春「これは罠に嵌められたわね、草井萬子が動いたのよ。」 結局世之介は手ぶらで巨糞の谷から家に戻ったのである。
なにも成果はなかった。
弓子さんは、当主亀吉以下小保司家の人々のことなど知っているはずも
なかった。
では何のために先回りして来ていたのだろうか。 それから3年後、小保司亀吉89歳の初公判が始まった。
長引く刑務所暮らしで彼の髪は安室奈美恵くらいの長さになったが、頭頂部が元々はげているのでもうちょっと若けりゃ完全に落武者である。
そしてわざと認知症である演技をしたり、事故当時彼が運転した車は「整備士の不手際で不良車のままだった」と言ってみたり
散々な茶番劇であった。 世之介は自宅の和室にいた。
畳の上に寝転がり、ポテトチップをつまんでいた。なぜだか知らないが、家に大量
のポテトチップがあったのである。
かれは一冊の本を持ってきていた。例の異世界から持ちだしたわけのわからない
ものが保管されている部屋から取ってきたものである。
その本のタイトルは『ちんぽだって生き物』であった。 世之介「…くそおもしろくねぇな、これなら鬼滅の刃の方がマシだぞ。」 おっ、ここだ。
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第9章 夢見枕編
時和崎 悠真は部活を終えて学校裏の河原で夕日を眺めていた。
時々ふと思う。
これは誰かの夢で俺はその夢の中の住民なんじゃないのかって
太陽が沈み辺りが闇に包まれ始めると悠真は腰をあげた。
「悠真、やっぱりここにおったんや」
振り返ると部活のマネージャー兼1つ下の幼なじみ、九尾 京香が見ている。
「おうよ。今、帰ろうとしてたところや」
紅黒く染まる空を背景に二人は帰路につく
学校の校門にさしかかった所で1人の少女とすれ違う
悠真と同学年の秋沢 歩瑠音である
彼女は悠真たちとは真逆に学校の校舎へ入って行く
「秋沢さん、やっぱり美人やわぁ。」
「………」
悠真は歩瑠音の後ろ姿を目で追っている
「何?もしかして悠真、秋沢さんのこと好きなん?」
京香は幼なじみを小突く
「は?なにゆうとるねん、ちがうわ」
とは言うものの悠真は歩瑠音に対しなにかしら特別な感情を抱いているのだった。
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世之介が見出したのは、和崎悠真初登場の場面であった。
なんだ、小説の中の和崎悠真は関西弁を喋っているぞ。
しかし姉上らしき人物が出ているのは気持ちわるいな。 世之介はこのつまらない本を投げ捨てると今度は『おちんぽを大きくす秘術』という本を読み始めた
世之介「これは興味深い・・・」 簡単にいうと『エロ本』である
どこかのむっつりスケベがこの河川敷に捨てたのであろう
僕は周りをキョロキョロと見渡して誰もいない事を確認
そしてドキマギしながら最初の1ページ目を開く
刹那、興奮値がMAXに達し僕のイチモツが天を仰いだ
こんなべっぴんさんがこんな卑猥な格好で…
僕はさらに2ページ目、3ページ目と息を荒だてて捲っていった
「うわぁ、ドン引きやわ…」
突如、聞こえた声にハッとして僕は振り向いた
そこにはご近所のお姉さん、どんぎつねさんが僕を蔑む表情で突っ立っていたのだ!
あたふたと混乱する中で僕はどんぎつねさんにこう尋ねた
「あの、チクります?」
「はい。」
と、どんぎつねさんが無表情で答えるとそのまま走り去って行った 「待てい!」僕はどんぎつねのあとを追いかけた。
次の市会議員選に立候補するつもりなのだ。このことが広まってはこまる。 しかし、思いのほかどんぎつねさんは速く、見る見るうちに姿が見えなくなってしまった。
万事休すか…
いや、しかし僕は奴の家を知っている!
僕はどんぎつねさんの自宅、九尾邸の前に立つと呼び鈴を押す
ピンポーン
反応がない。だがしかし奴は必ず家の中にいるはずだ。
ピンポーン…ピンポーン…ピンピンピンピッピッピッピッピッピッピッピッ
僕はしつこく呼び鈴を鳴らし続けた。
するとドアホンのスピーカーから声がした。
「もう、しつこいなぁ。いい加減にしてよ」
どんぎつねさんの声だ!
僕はすかさず話す
「あの、先ほどの件、何とかなりませんか?」
あんな失態を世間の皆様に知れでもしたら僕の利発で聡明なイメージが台無しになってしまうのだ どんきつねこと九尾京香「何ともならん!貴様はむっつりスケベだ変態だ性犯罪者だ!」
―その後、話は>>211から>>214までに戻る。モンスリー「バカね!」 文学少年の世之介はお気に入りの和室でバターしょうゆ味のポテトチップをつまみ
ながら読書にふけっていた。読んでいるのは西山吉乃の新作小説であった。
「前半に張られた伏線のいくつかが回収されてないな。これはいかがなものか」
小生意気な批評をくだしながら読みすすめていた世之介に、弓子さんが来客を
告げた。その客は自分のことを神であると言っているという。
世之介の総身に緊張が走った。 ヤハウェかエホバか、はたまた又吉イエスか。
いや、そんなはずはない。
かたい表情で応接間に入った世之介が見出したものは、はたして破壊神YZW
であった。 「いやぁ〜やっぱりあなたがいないとこのスレ終わりませんよ!ところでYHWHに改名したのは
何か思うことがあって?」 しかしYZWは無言であった。気まずい雰囲気の中時間だけが流れていく。
そこへかしこまった顔のちんまるが紅茶とケーキを運んできた。
ひと息つけるな。世之介はからだの力を抜いた。 YZW「唯一神にランクアップした記念におまえを救世主に任命する。この地上に神の千年王国を作るのだ。貴様にこの聖遺物を授ける」
それは使用済みTENGAだった
YZW「補佐役にマスティマをおいていく。精々励むがよい」
そう言い残すとYZWは消えた YZWが去り、言い知れぬ虚脱感の中にいる世之介に弓子さんが声をかけた。
「お客さん帰ったの。あの人本当に神様?なんか部屋の中が臭いんだけど」 「たしかに神でありました!」世之介はきっぱりといった。 「天上天下唯我独尊」世之介は訳のわからないことをいって弓子さんを煙に
巻いた。 雨がなんだって?逃げ出した後になにが残る?神の千年王国を作ったところ
でどうにもなるまい。
まだ年若い世之介の心は千々に乱れた。
いつまで考えていても仕様がない。長浜にでも繰り出すか。 気が付くと世之介は岡山県県北のコンビニにいた
そこでYZWからもらったTENGAを使っていると後ろからふいに声をかけられた 声をかけたのは某国のオナルト・H・スランプ大統領だった。
「わが国において形勢が不利なのだ。いたたまれなくなって逃げてきた。
亡命も視野に入れている」 世之介は超大国の大統領と一緒にホルモンうどんを食べた。
「222は大統領の仕業なんですか?」
「違う。おそらく謎の力によるものだろう」
そう言いながらも、スランプの目は泳いでいた。 世之介は提案した。「こうしましょう。貴方はヤバイデンを暗殺し、粛清でアメリカの人口を減らす。
そこに僕が神の千年王国を建てる。実に素晴らしい。」
だかそれだけでは足らない。完璧な国家に仕上げるにはやはりあの性剣が必要だ。
「そこで大統領にお願いが。巨糞の谷のどこかに潜んでる草井萬子を見つけ次第、殺してほしい。」 それから1週間後、スランプは世之介のもとに草井萬子の首と性剣を持ってきた
スランプは有能だった 驚いた世之介はすぐに通報。スランプは駆けつけた警官に逮捕された。
超大国の大統領が外国で女子高生を殺害。
全世界が驚愕した。 世之介「ヂョー・ヤバイデン前副大統領、亡命者のスランプをハメてやりましたよ。」
ヤバイデン候補「アメージング!超ヤバい!!」 世之介「報酬はアメリカ国籍と大統領補佐官の職でお願いします」 何はともあれ性剣はこの手にある。世之介はひとり自室で満足そうな笑みを
浮かべていた。
姉ポルンが山頂の神社からこの性剣を持ちかえってきたとき、一度手に持た
せてくれと頼んでみたが、ポルンは剣に触れることを固く拒絶しだ。性剣を
持つ者にはそれ相応の覚悟がいるというのである。
世之介は剣を鞘から抜いてみた。刀身の滑らかな表面に自分の顔が写って
いる。はてその顔に覚悟のほどが見えているかな。
世之介はニヤリとした。 世之介が不敵な笑みを浮かべた途端、性剣は萎びてしまった。
破壊神YZW「それ、オレ好みの若くてエロ可愛い女の子以外が持つと、ただのナマクラ刀になっちまうからな。」 世之介「だから姉さんなのか!あなた最初から姉さんを狙ってたんだな!」 破壊神YZW「姉をオナペットにしていた貴様に言われてもなぁ。くけけけけけ」
世之介「な、なななな何を言うか!!この腐れ神が!!」 「ちょっと世之ちゃん、しっかりして!」
弓子さんの声に世之介はハッと気がついた。
「一体わたしはなにをしていたのですか?」
「"腐れ神"とかひとりで喚いていて、気味がわるかったわ」
まぼろしを見ていたのか?性剣が持つ魔性の力が、世之介の心に潜む破壊神
に対する不信感を引きだしたのであろうか。 ふと見ると、性剣の鞘だけが床に転がっており本体がない。焦った世之介が屋敷
の中をさがすと、和崎悠馬が手にしているところを見つけたのである。
和崎はケタケタと笑っており、何とも不気味であった。
「和崎さん、それを返してください!」 狩魔外伝 ー序章ー
時々、ふと思う
これは夢であって本当の私はちがう世界にいるんだと…
その日はよく晴れていたと記憶しています。
高校に進学した私は養母に申し訳ないと思いアルバイトを始めたんです。
ちょっとした飲食店で私が来てから売り上げがずいぶんあがったんですよ?
「どう?もう仕事には慣れた?
ポルンちゃんが来てくれて本当助かる。
出来ればずっと続けて欲しい」
この人は雪城 舞花さん、このお店のオーナー
ここは副業であって本業は探偵だとか 「どじょう鍋ができたから3番テーブルのお客さんにお出しして」
舞花さんの指示がとんだ。 今にして思えばその3番テーブルの客が私とYZWの最初の出会いだった―。 3番テーブルに行くとYZWは下半身丸出しで勃起したペニスを見せつけていた
驚いたポルンは抵抗する間もなくYZWに犯された YZWが大声を出して店のスタッフを呼んだ。
「おい、この泥鰌は開いてあるじゃないか。おれが食いたいのは丸のまま煮た
やつだ」
舞花さんはこの理不尽なクレームの対応に追われた。 舞花はここら辺を仕切っている反社会的組織の鬼丸を呼んだ 結局特製ステーキサンドを追加することでYZWには納得してもらった。
ポルンはというと、トイレでしくしく泣いていたのである。 食事を終えて店を出るYZWを舞花が見送る。
YZWは上機嫌でいった。「開いたどじょうの鍋も悪くないな。ささがきにしたごぼう
がいいアクセントになっておった。残った汁にアメリカのにおいがプンプンする
ステーキサンドをぶち込んで食ったが、実に絶妙であった。ワハハハ」
「矢沢さん、よろこんでもらえたのはよろしいんですけど、店の子にちょっかいを
かけるのはやめてくださいよ」
「ウム、秋沢ポルンか。あの娘は将来有望だ。いずれわが性剣を託すことに
なろう。今のところはまだ原石だがな」
これを聞いて舞花は唖然とした。 その後YZWは店に訪れると原石を磨くためポルンを犯し続けた ポルンは失望した。助けてくれると思っていた舞花さんはYZWが来た途端、「閉店ガラガラ〜!」とシャッターを閉め、二人っきりにさせるし…。こんな辛い生活が続き、とうとう生理が来なくなった…。 面倒だから生理なんてないほうがいい。開きなおったポルンは舞花の店
『にゃんこ椿』で仕事にはげんでいた。
そしてある日ポルンの高校の同級生がふたりして店にやってきた。
「ふーん、ほんとにバイトしてるんだ」唐戸しらすがいった。「わたしはクリーム
ソーダね」
「わたしも同じものを」
こちらは草井萬子である。彼女はこのあと哀れにも超大国の現役大統領に
よって首を切られて惨殺されることになるのだが、この時点ではそのようなことに
なろうとは夢にも思っていなかったのである。 今日はやんごとなきお方がお忍びで甘味をお食べになるために来られていたのでした。
そのお方はお店の中央の席にお座りになりくりいむぜんざいとばなな牛乳をご注文されました。
向こう席ではミステリーサークルの学徒さんらが面白おかしく『エロガッパ』について話し合っている。
「ホントここに来る客って変なの多いよね」
同僚の東方ミチルさんが呆れ顔で言った。
私は愛想笑いを浮かべくりいむぜんざいとばなな牛乳をお客様に持っていく その客は頭がすだれハゲ状態で度の強い黒縁眼鏡をかけた中年の男で
あった。
「メルシ、マドモワゼル」客がポルンに礼をいった。
ポルンの胸は高鳴った。 客の名はマッスル奈良屋。表向きの顔はビッグボディチームの首魁だ。
しかしその正体は、破壊神YZWの好敵手・邪神ナイアルラトホテップの世を忍ぶ仮の姿である。 マッスル奈良屋はYZWに対抗しポルンを犯した
マッスル奈良屋「おれのおちんぽはYZWより凄いぜ」
マッスル奈良屋の高速ピストンによりポルンはあっという間に絶頂に達してしまった スタッフが外道ばかりなので話は打ち切りになってしまった。 「当然だろう!姉さんの過去なんでどうでもいい!さっさとその性剣を返せ!」
「ククク…、クソ介の目は節穴だなぁ。このなまくら剣は前スレでディズニーランドで購入した偽物だ!」
「ええぇ!?」
「そして草井萬子はまだ生きておる!殺されたのは彼女の双子の片割れ、小保司家に養子縁組された、小保司珍子だ!」
「ええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 世之介「双子と養子はリレー小説のお家芸だからな。さて、わたしはこれ
からどうすればいいのやら」 穏やかな晩秋の午後であった。
世之介は和室の畳の上に寝ころがり、広い庭をボーっと眺めていた。
すると破壊神が勝って知ったる風に庭を通ってこちらにやってくるのが
見えた。玄関からではなく、縁側から家に上がろうとしている。
なんだか親戚のおじさんが畑でとれた野菜を持ってきてくれたみたいな
感じである。 YZWは世之介に道端で拾ったエロ本をプレゼントした
世之介が早速そのエロ本でオナニーをしている隙にYZWは財布を盗むとパチンコ屋に向かった しかし着いたパチ屋で愕然とした。世之介の財布はまだしても空だったのだ。 何食わぬ顔でYZWは戻ってきた。
「世之介、性剣をゲットしたと聞いたぞ!」
「あれ、偽物だそうですよ」
「フェイク・ニュース!」YZWが叫んだ。 YZW「ならさっさと本物の性剣を取り返してこい!」 いつのまにか現われた弓子さんがいった。
「ああ神様、この世之介はまだ13歳なのです。このような任務を課すのは
酷というものではごさいませんか」 神様「じゃあやめますぅ〜」
弓子「ええっ!?」
第4部?完 気を取り直してYZWがいった。「まずはここにある性剣が本物であるかを確かめる
べきであろう。ひとたびポルンが剣を手にすれば、剣は見事に輝きを放つはずだ。
それで肝腎のポルンはどこにおる?」
「すでに姉は亡くなっているのです」
「えぇーっ!?」
YZWはマスオさんのように驚いた。 神とはこれほど情弱なものなのか。世之介はいささかあきれた。
「こちらから連絡しなかったのも悪かったとは思いますが、下々の方から神に
何かを伝えるというのもへんな感じですし・・・」 世之介はことの経緯を説明した。
ポルンの遺体が海で見つかったこと、葬儀にゴルゴ松本や青木為範が参列した
ことなどをYZWに話した。
それを聞く神の目に浮かぶ涙を見て見ぬふりをする世之介であった。 魔法使いどものハンドパワーとやらは計り知れない。
俗に言うところのマジテクリカルジャッジメントといったところか…
先の副将軍、水トの光邦氏は彼らを高く評価して軍属に起用したのだった。
後の不死鳥氣志團である。 百鬼夜行の魔物に核のほのお、それに魔法使いの軍団まで加わるのか。
世之介とYZWに重荷がのしかかる。
「まあ難しいことは後にして、まずは夕食を召し上がってください」
弓子さんが声をかけた。
「これは御内儀かたじけない」
YZWが応じた。
ははあ、神を夕食に招いたということで、近所の奥さん連中に対してマウントを
とるつもりだな。
世之介は意地悪く想像した。 「あいつが憎い」
雄大は苦虫を噛み潰した様に顔をしかめた。
「わかる、わかるよ。でもどうするの?復讐でもするつもり?そんなことしたって六花ちゃんは戻って来ないのよ…」
夏奈は雄大を宥めるように肩に手を置いた。
「姉さんは何もわかっちゃいないよっ!!」
夏奈の手を跳ね退け雄大は睨み付ける。
「雄大、落ちついて…」
「六花は、六花はね…この世界の希望だったんだよ。それを奴は…」 テレビの音が聞こえてくる。復讐がどうたらこうたら。どうやら和崎悠真がドラマ
を見ているようだ。世之介は安心した。
>>240のように和崎が食事の対応をしていたら問題だ。
あの時世之介が尊敬してやまない賢さんの不興を買ってしまったことは痛恨の
極みであった。 前回の反省から弓子さんは男塾名物男体盛りをYZWに提供した
女人禁制である男塾にて来賓をもてなす最大級の料理である
鍛え上げられた和崎悠真の体の上に様々な魚介類が整然と盛り付けられている
部屋の中はオス臭せぇ匂いで充満していた
これにはYZWも感銘を受けた
YZW「これが人の造りし料理、この破壊神YZW感嘆の極み・・・」
宴は大いに盛り上がり、YZW、弓子さん、和崎悠真の3人は義兄弟の契りを結ぶのだった こんな醜態を見て世之介は>>333に対する答えを導き出した。「そうだ、暗黒大陸に行こう。」
その時彼は自分のピアスの秘密も、自分の財布の中身もまだ気づいていなかったのだ…。 考えこんでしまった世之介とは対称的に、破壊神は麦焼酎を存分に聞し召して
おそろしいほどに饒舌であった。
「いやあ、この世之介くんはまったく立派に育っておりますぞ。なんといっても
敬神の心をもっておる。情けないことに、世間の連中の中には、神である俺に
対して、クズだとか老害だとか性欲モンスターだとか言いたい放題ですからな」 女王「おお ポルン!しんでしまうとは かわいそう。あなたに もういちど きかいを あたえましょう!」
志半ばで死亡したポルンであったが、暗黒大陸の王国イシスにて甦った。
傍らでは、珍子(>>331)、六花(>>347)と名乗る少女も同様に蘇生を施されているところだ。 そしてこの3人でシブがき隊を結成した。「ないないない、恋じゃない〜♪」と歌う3人の衣装は
マイクロミニの下はTバック、もちろんタンポン推奨だ。 外の世界ではなにやらことが起ころうとしているのか。
そんなことは露とも知らぬ世之介は自室のベッドで目覚めの朝をむかえた。
昨夜の宴はさらに盛り上がり、歌や踊りまでとびだすほどであった。
世之介は神が披露する安来節に違和感を覚え「もう寝ます」といって
引き上げたのであった。 世之介が顔を洗うために屋敷の薄暗く長い廊下を歩いていると、向こうから
歩いてくる破壊神YZWと出会った。
YZWは柄物のパジャマを着ていた。
ああ、結局ここに泊まったんだな。あのパジャマはうちにあったものだ。
とにかく世之介はYZWに朝のあいさつをした。
「おはようございます!」 洗顔をすませ朝食のためにダイニングに行くと、すでにYZWがいてトースト
にバターを塗っていた。
「わははは世之介、これで7枚目だ」
YZWはトーストを食べ、次にゆで卵をからごと食べた。
「わははは、カルシウムが摂れるのだ」
神にも栄養分が必要なのだろうか。
興味が尽きない世之介であった。 しかし、その茹で卵は盗品だった。
YZWは『令和のオヴィラプトル(卵泥棒)』の称号を得た! 「ところで世之介」馥郁たる香りのコーヒーを口にしてYZWは問いかけた。
「葬儀が終わったあとポルンをどうした。埋葬したのか」
「遺体は石棺に納めてうちの敷地内にある墓所に安置してあります」
「フム、ではそこに案内せい。昨夜食器代わりになっていた即身仏が
いたな。あいつに経を上げさせよう」 「…まさか蘇らせるつもりじゃないでしょうね?」
「なぜだ?本スレの主人公はポルンだぞ、貴様じゃない!」 その時テレビからニュースが流れた
世界的に有名なポルノスターがクリスマスに来日するらしい
YZWの興味はすっかりポルノスターに映ってしまった
世之介は内心ほっとしていた
死者を甦らすなど神への冒涜である
そして主人公は自分であると世之介は思っていた 「へっへへ、神のくせに墓にいくのは怖いんじゃないか」
ちんまるのキーキー声が聞こえてきた。
「なっ何を言うか、この糞虫が!」
YZWが顔を真っ赤にして怒鳴った。
「神様にお参りしていただければ、さぞかしポルンもよろこんでくれること
でしょう」と弓子さんが言った。
「初めからそのつもりでした。さあ世之介、行こうか」
言うことがころころ変わる破壊神に困惑しながらも、世之介はつれだって
ポルンが眠るカタコンベへと歩をすすめた。 世之介達が墓地に到着するとポルンの墓は荒らされ遺体は消え去っていた
世之介「なんという罰当たりなことを・・」
世之介は憤りを隠せなかった まさか!そんなことが!
世之介は急いで屋敷にもどり、自分の部屋にあるパソコンを起動した。
そしてブラウザでシベリア超速報 リレー小説 America First編を開いた。
なんだって、暗黒大陸の王国イシス、珍子に六花、シブがき隊。
世之介の身体はブルブルと震えるのであった。 ゆりかごに揺られるような感覚で私は目を醒ましたーーー
ここはいったいどこ?
頭がボーッとして現実味がまったく無い
夢?……そう、これは夢の中なんだ…
「お目覚めはいかが?」
聞きなれた人の声がして私はハッと我に返る
「幽子さん…」
どうやら私は幽子さんのひざ枕で寝てしまっていたようだ。
そして、ここは列車の中ーーー
客席は疎らで列車の走る音と時折鳴る汽笛だけが耳に入る
「どこに行くの?」
「………」
私は尋ねるが幽子さんは何も言わず窓に映る外の景色を見つめているだけ
ふと車両に車掌さんがやって来てこう告げる
「次の停車駅は記憶の灯…停車時間は34時間と25分」
「降りるわよ。ポルン」
「えっ、ここに?」
「1日半も汽車で過ごすつもり?」
「?…」
「汽車が発つまで宿を取ります」
私は幽子さんに言われるがまま行動を共にする事になったんです。
行き先を告げられぬまま… 断片的な記憶がポルンを苛む。
高校の学食においての草井萬子との会話。草井の裏切り。裏切った友を制裁
するための巨糞の谷遠征軍の形成。その軍師に就任する弟世之介。なぜか
巨糞の谷の前に岩手県の血洗島へ赴く。旅館の主人が甦った宮沢賢治で
あったこと。おそらく宮沢賢治の創造した人物の具現化であろうクーボー博士に
よる理不尽な精神分析。市川狂猿とともに血洗島からの脱出。巨糞の谷へ。
ドローンの音。
これらのイメージが脈絡なく頭の中に渦巻いているのである。 だかそこから先の記憶が無くなっているのである。気が付いた時私は暗黒大陸の王国イシスで何故か全裸でランバダを踊っていた。
そしてメーデルのコスプレ姿で現れた幽子さんに連れられて現在があるのである。 木霊幽子。
その前名は新海七海である。
七海は未来からタイムマシンに乗ってこの世界に現われた。雌伏20年を
経たのち、ポルンが山頂の神社でYZWから性剣を授かるという機会を
捕らえ合体するはずであったが、猫柳鉄子の横やりによって果たせ
なかった。
しかし七海のポルンへの執着が消えることはなかった。今はこうして
行動をともにしているのである。 そしてポルンは思い出した
バイト先でYZWと愛し合った日々を
YZWの子を身籠り聖母となる寸前に特徴的な髪型の男に犯され殺されたことを ポルンは幽子さんとともに記憶の灯駅のホームに降りたった。
この駅には改札口などどこにもなく、駅員の姿もまったく見当たらない。
あたりはうす暗く、夕暮れなのか夜明けなのかの見当もつかない。
ホームの外には単なる平面がどこまでもひろがっているだけである。
ただ遠くの方に小さく黒い影が見える。それは逆三角形をしていた。
そしてそれは少しずつ大きくなっているようだった。
つまりこちらに近づいてくるのである。
なんと面妖な。
「見てはだめ!」
幽子さんの厳しい声がとんだ。 その逆三角形の男は彼女らにこう尋ねてきた。
「アノ、お薬いかがデスか?飲めばハイになれるステキなお薬ネ」
「見ちゃだめよ、ポルン。相手にしないで」
幽子さんは早足になりポルンも必死についていく
しかし、逆三角形の男もべったりとつきまとう
「お薬、カエよ。3粒でたったの15万よ?なぁカエ、カエ言ってるダロ!!!」
男の口調がだんだん荒ただしくなる。
しかし、幽子さんは前を見据えてひたすら歩き続けるーーー
やがて灰色の奇妙な樹木の林にさしかかり、それを抜けるとポツンと一軒家が現れた。
色はなく白いだけの大きな佇まいで窓から暖かみのある灯りが見える。
「着いたわ。ここが一晩、お世話になる宿よ」
幽子さんは安堵した表情を見せた。
後ろを見るともうあの胡散臭い男の姿は無かったーーー 世之介は面食らった。何だこの展開は。
階下から弓子さんの声が。「年越しそばできたわよぉ」
なぜかYZWと一緒に4人で一家団欒しているとチャイムが鳴った。
扉を開けると猫柳鉄子が立っていた。 YZW達は猫柳鉄子も交えて新年早々飲めや歌えやの大宴会を開いた 猫柳「ところであなた、>>365から一体どうなっているのかしら?私の仕事を取り上げるとはいい度胸ね、えぇっ!?」 世之介「ほほー、観測者の仕事というのは大したもんなんですねい」 不穏な空気を察した破壊神YZWが二人のあいだに割ってはいった。 「猫柳よ、おれがポルンに性剣を預けたとき、おまえと木霊幽子もいたよな」
「ええ、あなたの平行世界論を三人で聞いていました。そのあとで前スレとして知ら
れているテキストを照合してみたのですが、木霊幽子こと新界七海は、彼女が
やってきた世界では、このわたしが育ての親だったというのです」
「市川狂猿が木霊幽子なんじゃね?」というちんまるのことばは皆に無視された。 「それでは、その木霊幽子という人が、お墓からポルンの遺体を持ちだしたという
のでしょうか?」
弓子さんが疑問を口にした。
「いやポルンが生き返ったから、整合をとるために遺体が消えたのであろう」
YZWがえらそうにこたえた。 暗黒大陸で噴火が発生し、いにしえの魔物マグマダイバーの封印が解けてしまった。
イシス女王「ポルンちゃん、あいつ軽くシバいてきてちょうだいね♪」 だかポルンはそこにいなかった。メーテルが彼女を拉致してから大分経ってるのだ。
残る二人にも声をかけたが「だか断る」と一言で片づけられてしまった。 ポルンはマグマダイバーに切りかかった
ポルン「ポルノの呼吸 壱ノ型 ポルノショー」
マグマダイバー「実に良き技、此方も抜かねば…無作法というもの…」 一軒家の宿で木霊幽子は焦っていた。
ポルンの姿が見えないのである。一体どこへ行ったというのか。
宿のものが言うことには、イシスの女王とかマグマダイバーとか、意味不明の
言葉を発していたらしい。
記憶の灯駅に停車している列車が出発する前に乗らないとまずいのだが。 背徳の都イシス。
街の退廃を象徴するかのごとき猥雑な店の女主人は女王と呼ばれていた。
ポルンはその店で二人の少女とtもにショーを演じさせられていたのである。
先日木霊幽子は危ない橋を渡り、この店からポルンを連れだし、この地まで
逃れてきたわけである。
だがポルンは女王に取りかえされたらしい。
なぜこの場所がわかったのだろうか。
あの男に違いない。あの逆三角形。あいつが女王に報せたのだ。 世之介はポルンのショーを見ながらちんちんをしごいていた
そして射精された精液は放物線を描きポルンの顔にベットリとついた 猫柳は激昂した。「極道物語とか南極物語とか、そんなのお母さん許しまじ!!」 そのころ うみのかなたの アメリカに おいて・・・・
ながくつづいていた へいわが いま おわりをつげた
せんきょにかった ヂョー・ヤバイデンだいとうりょうは まかいから まものを
よびだし スランプ しじしゃの せんめつに のりだしたのである
これにたいし オナルト・スランプぜんだいとうりょうは ニューヤークで
たちあがったが ヤバイデンの そうこうげきにあい
スランプタワーを うばわれ あんこくたいりくのくに
イシスへと ぼうめいしなければ ならかった
ここ ニューヤークにすむ 4にんの にほんじんりゅうがくせいたちも
てきのこうげきによって ホームステイさきを うしない
しつようなてきの おってから にげつづけていた・・・・ その内訳は唐戸しらす夫妻と六花の彼氏&その姉の二組であった。
謎の逆三角形の男から何とか命からがら逃げ伸びて、辿り着いた先がご存じ弓子邸だった。 片柳宗春「唐戸しらすの夫は源九郎ホーガン、六花の彼氏は雄大でその姉は
夏奈ということね。かれらはいつの間にアメリカに留学していたの?」
猫柳鉄子「さあ・・・私にはもう何が何だか・・・」 猫柳は気を取り直して考える。「そもそも>>390からおかしくなっている、スランプは逮捕&収監されてたのに
いつニューヤークに帰っていたのか…。」ここまで言ってハッ!と気づく。
「まさか誰かが裏で糸を引いている…?」 「ラスボスはだれかということね。それについてはわたしも考えていることがある」
そう言って片柳宗春は、裏で糸を引いている人物の名を紙に書いて、お互いに
交換することを提案した。
そして交換した紙に書かれた名前を見たふたりはどちらも驚きの表情をした。 北条雅子…
ふたりはお互いの顔を見合わせた
「誰?」
「さあ…」 「っておい!適当こいてんじゃねえぞゴルァ!」二人の殴り合いを見てイシスから帰ってきた
世之介は呆れ果てた。あの二人はもっと知的で賢い人だと思っていたのに…。 では一体だれがラスボスなのか。世之介もまた考えこんだ。
木霊幽子なのか。スランプ前大統領なのか。
市川狂猿、クーボー博士、ゴルゴ松本、ミスター・ホーガン、青木為範、
冴えないサラリーマン薄木、石部金吉、小保司亀吉、どんぎつね、雪城舞花、
マッスル奈良屋、逆三角形の男、マグマダイバー、
あるいはナイアルラトホテップか・・・。 さて久しぶりに家で食べる夕食だ。今日の献立はがめ煮か。このあたりの
郷土料理だ。これはいいぞ。
うん?!世之介はおどろいた。食卓に家族でないものが四人いるでは
ないか。唐戸しらすだけは知っているが、あとの三人はだれだ? 世之介はかれらからひと通りはなしを聞いた。しかし気になる点もあるので、
唐戸しらすに問いかけた。
「唐戸さん、あなたは時渡高校の生徒でこの町に住んでいたはずですが、どう
して実家に戻らず、わざわざこの家に来たのですか。この結婚は祝福されたも
のではなかったのでは?」
唐戸しらすは気分を害したようだった。
「何でも説明がつくと思ってるのね。青臭いわ。世の中そんなふうにはうまく
行かないものなのよ」 「大きな大きな、それはそれは大きな陰嚢じゃった・・・」
世之介は懐かしそうに語りだした。 世之介「それは先の大戦が終わって間もなくの頃じゃった。あたりを静けさが包む漆黒の闇の中でその陰嚢は浮かんでおったのじゃ」 世之介が急に人格が変わり、訳の解らない事を言い出したので唐戸しらすはドン引きした。
そこへ本日のメインディッシュ・和崎悠真による男体盛りがやってきて、彼女は「この家はヤバい!
やっぱり実家に帰ろう。」となった。 「せっかく暗黒大陸に行ってきたのに、ポルンを置いてきて草」
ちんまるのこの言葉に世之介は正気を取りもどした。
「そうだわ。どうしてポルンちゃんを連れて帰ってこなかったの?」
弓子さんもふしぎそうに尋ねた。 世之介「実は姉さんの顔に射精してしまい怒らせてしまったのです」 世之介は話しの流れを変えようと考えた。
「ショーを見たんですけどね、ひどいもんでしたよ。とくに三人の
身長のバランスが悪い。大きな姉上に普通くらいの珍子にちんち
くりんの六花がガチャガチャ踊ってましたよ、はははは」
「笑いごっちゃおまへんで」雄大がムッとして世之介をにらみ
つけた。
「はわわ、険悪な雰囲気ですぅ」夏奈が心配そうにいった。 一夜明けた。結局世之介は雄大にフルボッコにされ、和崎悠真は雄大と親友になり、弓子邸の力関係は大きく変わった。
これ以上世之介の好きにはさせまいとYZW・和崎・雄大の3人でイシスに向かってポルンと六花を救出する事にした。 雄大から受けた暴行のダメージは意外に大きかった。肋骨を3本折られていた
のである。
「ううう、息をするとめちゃめちゃ痛い」世之介は呻いた。 YZWの第一使徒の座を奪われた世之介は空地で曙ガンダムの整備を始めた
世之介の心は復讐の炎で激しく焼かれていた あたしが町を歩いているとゾンビ化した人たちが路地を徘徊していた。
「ほんとどうなるんだろうね。この状況…」
もううんざりしてるんです。
感染を防ぐためのマスク着用の義務、外出の自粛
的外れの政府の対応、遅すぎる緊急事態宣言
パンデミックの影響で傾く経済…
あたしは駅の改札を抜けてホームで電車を待っていた。
道にはゾンビたちが虚ろな目でさ迷っている。
最近、感染者が増えたな…
「あっ!」
あたしは思わず声をあげた。
ゾンビたちの群れのなかに同級生の草井の姿があったのだ。
そっか、あいつ感染したんだ…
あたしは電車が来るまでの間、哀れな学友の姿を目で追っていたーーー 草井萬子もまた駅のホームにいる少女に目をとめた。
あれはかつての同級生LGBTの肝井頓兵衛だ。あの子は感染しなかったのか。 「うぐっ!」
突然、世之介のちんぽが吹き上がった。飛び出したその精液は、一直線にポルノスターポルンの膣口へと向かっていった。 だかそのザーメンはコロナ対策のアクリル板で見事にはじかれた。
突然目の前のアクリル板が白くなって恐れおののく六花。
そこへ「六花!」となぜか懐かしい感じの低い声が聞こえてきた。 世之介「肝井はホモというよりトランスジェンダーではないか」 「よし、行けっ!」世之介は曙ガンダムを肝井頓兵衛に差し向けた。
肝井がここ暗黒大陸のイシスにいることは腑に落ちなかったが、世之介の闘志
は満々であった。 「はい、ソフトタッチ…」
突如、世之介は肩をポンポンと叩かれた。
振り向くと可愛らしい少女がにっこりと微笑みかけていて
世之介の頬には少女の指がぷにっと突き刺さってる
「ああ、ああぁっ!」
少女のその可愛らしい行為に世之介の胸はキュンとときめき、そして自我を喪った。
少女の唇に吸い付き舌を絡めて押し倒した。
その少女が今、世間を騒がせているコロナちゃんだと知ったのは事が終わった数刻後であったーーー 背徳の都では未成年の飲酒に制限はなかった。不覚にも世之介はここイシスで
酒の味を覚えてしまった。
「あら坊や、いい飲みっぷりね」
ついには女王にも可愛がられるまでになったのである。 それがトリガーだったーーー
奇病に感染した世之介が背徳の都に混乱をもたらしたのだ。
毒性が強く感染率の高いそれは瞬く間にイシス全土に広まった。
普段から民度の低かった国民は暴徒と化し国はカオスに包まれた 「黙って見てりゃ何だこの有様は…。」来るのが遅かった3人だか戦う手間も省けたので
どさくさに紛れてポルンと六花を店の外へ連れ出した所で、メーテルの格好をした新海七海に出くわした。 「気安くさわってんじゃねぇ!」
強引に店の外に連れ出された六花が3匹のおっさんに怒鳴りつけた。
謎の宗教組織"天海一座"により六花の洗脳はすでに完了していたのだ。
「オマエタチゴトキガアタシラヲツレダスナドジュウネンハヤイワ」
それはポルン・ボルチコネフとて同様である。
そしておっさんたちに立ちはだかる天海一座の幹部、新海&七海の双子(メーテルコス)のサイキッカー。
「貴殿方をここから生きては帰すなと神のおぼし召しである」
「くるぞ!」
3匹のおっさんはおのおのの武器を構える おっさんたちはいわばボランティアである。何か作戦を立てて決行しても思い
通りに進まず、結局失敗に終わるパターンに業を煮やした有志が、こうなった
ら自分たちでやろうと、ストーリーの中に入ってきたものであった。 猫柳「…宗春さん、私はもう耐えられない。これ以上観測してたら気がおかしくなるわ…。」 一方世之介は酒造メーカーの倉庫に侵入した。
曙ガンダムを売り払って得た金で酒を飲んでいたのだが、その金も尽きてしま
ったのだ。 世之介は酒と女に溺れていた。
つまり典型的なダメ人間になっていたのだ。 常盤ハワイアンセンターで働くそのダンサー、田村犬子。六花の姉である。
彼女もまた妹の身を案じて、弓子邸にいつからか居候している猫柳を訪ねていた。
そして>>420からの混乱ぶり、これはもうリレー小説じゃない。妹とその彼氏・千葉雄大
は一体どうなったのか、気が気じゃなくなった。 気がつくと私は汽車の中にいた。
悠久に続くであろう物語に目を通しおだやかにながれる時間を楽しんでいたのだ。
ミルクティを口に含みふと車窓に目をやると奇妙なものが映った。
「幽子さん、あれ、犬…かな」
私は同席している女性にもその滑稽で可愛らしい生き物を見せてあげようと口を開いた。
「あら、うふふ。あれはフラダンスの犬ね。この地方ではよく見かける光景ね。
でももうネロはいないのよ…」
幽子さんは悲しげな表情で車窓から目を離すと再び眠りについたーーー 「片柳さん、この一人称の私は秋沢ポルンでしょうか?木霊幽子は三人の
おっさんから彼女を取りかえしたということでは」
一時心が折れかけた猫柳鉄子であったが、今は気を取りなおして、事象に注目
していた。
「早急な判断は禁物ね。このまま観測を続けましょう」 「俺が座るとキンタマも座る」YZWはどっかりと腰を下ろした。 何を能天気なことを。
雄大は不満であった。
かれとYZWと和崎悠馬の三人は、今だ九州の中をうろうろしていた
のである。
これというのも情弱の神YZWが暗黒大陸九州説を主張したためだ。雄大は
近畿説の方に傾きかけていた。暗黒大陸はどこにあるのか。いずれ決着を
つけなければいけない。
それから石の上にすわって鼻をほじっている和崎悠馬の馬鹿面を見た。
あの夜一緒になって世之介をボコったことで親友になったのだが、やつとは
まだ一度も会話したことがない。
ため息をついて雄大は遠くに見える開聞岳を振り返った。 猫柳「ここでお姉さんにちょっと聞きたい。六花さんと肝井頓兵衛とは面識があったのですか?」 肝井は書き下ろしエッセイの新作「大きなちんぽを、わたしは見た」の執筆中であった。 猫柳は肝井頓兵衛についてまとめてみた。
肝井頓兵衛は、体は男、心は女というトランスジェンダーであり、ポルンや
草井萬子と同じ時渡高校の生徒である。彼女は六花という女性と将来を
誓い合った仲であるが、六花には雄大という彼氏がいる。
そして頓兵衛は見えない力によって暗黒大陸のイシスに現われる。そこで
ポルンの弟世之介が操るロボット?曙ガンダムの攻撃を受けるも、なぜか
書き下ろしエッセイの新作を執筆中である。
うーん、混沌を絵に描いたような人物だわ。どう扱えばいいのか。
猫柳鉄子は紅茶をひとくち口に含んだ。 「これは田村犬子の仕業と考えることが妥当かと。でも、観測者をなめて
ますね」猫柳は笑いながら残りの紅茶を飲みほした。 その夜世之介が帰宅すると、猫柳鉄子の葬式が行われていた。勿論ゴルゴ松本と青木為範も参列していた。
そしてまたもや見知らぬ人がいた。 田村犬子が号泣していた
青酸カリによる中毒死とのことでご遺体はまだ警察により保管されていた
地元の警察で捜査本部が立ち上げられたらしい
式には警察官と思われるごつい体の強面の人たちが参列者の様子を見ている 嘘をついているものがいるのか。かれらの沈黙が意味するものはなにか。 警察は未だ行方のつかめないYZW、和崎悠馬、千葉雄大の3名を重要参考人として指名手配していた
猫柳鉄子から金目の物を盗まれた様子はなく怨恨目的の犯行として捜査を進めているようだ 「あほんだらあ!!」
雄大の容赦ない罵声がYZWに向けられた。
頭に血がのぼったYZWであるが、ぎりぎりのところで自重した。
あの世之介を子供あつかいしたほどのやつだ。(実際子供であるが)ここでしか
けて万が一負けたりなんかしたら、神としてのプライドはズタズタになる。
100パーセント勝てる喧嘩でなければやるなという親父のことばを思いだした。
「わかったよ。おれが行けばいいんだろ」そう言うと、YZWはコンビニにサンド
イッチを買うために、雨の中をとぼとぼと歩いていった。 買ってきたサンドイッチに青酸カリを振りかけようとした所を尾行していた刑事に見つかり
逮捕されたYZW。その一部始終を見つめていた二人。「よし、近畿に行くぞ。」 汽車の汽笛を聞きながら木霊幽子は深い眠りについた…
霞がかった庭園の先に宮殿のような立派な邸宅が見える。
木霊幽子はその邸宅の巨大な扉を開けた。
ギギギギ…
中には大理石が敷かれた床と高い天井から吊るされたシャンデリアといっただだっ広いホールがありその中央には円卓が置かれている
「ずいぶんと久しぶりね。ポルンと親子水入らずのひととき楽しめてる?葵」
無機質な空間に鳴り響く声
円卓には2人の女性が座り木霊幽子を見つめている
「私は彼女を然るべき方向へ導く為に行動しているだけ。それから私は木霊幽子…それ以上でもそれ以下でもない」
「…そうね。ちょっとからかっただけよ。」
「貴女方とは利害が一致するから組んだのです。馴れ合うつもりはありませんのであしからず。」
「冷たいなぁ」
「………」
それから木霊幽子は現状を報告すると去っていった。
「木霊幽子…どう思う?吉乃」
「ええ、葵に生き写しだね。でもそれは有り得ない。だって葵の最後を看取ったのは私たちなんだから…」 YZWの所持していた青酸カリの成分分析を行ったところ猫柳鉄子を殺害したものとは別物だったようだ
もちろんYZWは毒物所持の疑いで逮捕されたようだが殺人事件の容疑者からは外れたらしい
雄大に恨みを募らせていたYZWは警察にこう供述した
YZW「雄大は近畿に行きたがっていた。おそらくやつらは近畿に向かっているだろう。猫柳鉄子の殺害?そんなことをして俺に何の得があるのかね?まぁやつらは知らないが」 王様「おお テツコ! しんでしまうとは なんと いなかものじゃ! そなたに もういちど きかいを あたえよう!」
案の定、猫柳鉄子も生き帰った。
蘇生した場所はイシスではなく、かつて暗黒大陸の広域を支配したというガラル王国の都エジンベアである。 世之介は弓子さんを前にしてまたしてもポルンの奪回に失敗したことを弁明
していた。
「女王の側近・・・逆三角形の男・・・」
弓子さんは世之介の言動が不確かであることに不信を抱いた。
とくに時折麦焼酎のボトルにちらちらと視線を向けることが気になった。
ああ、これはアルコホリックの症状。弓子さんは若いころに同様の経験をして
いたので気がついたのある。あの時は葵さんのおかげで依存症から脱却
できた。今度はわたしがお返しをする番。
弓子さんは固く決意するのであった。 イシスの女王とエジンベアの王は結婚し、大きくなった領土は暗黒大陸から独立し、新たな国家が誕生した。例のシブがき隊はポルンの穴埋めとして猫柳鉄子が加入する羽目になった。 それから世之介は、アルコール依存症から社会復帰を目指す人々の集まりに
出かけていった。
様々な世代の男女がグループになってそれぞれ自分のことを順に話してい
くのだ。
ただひとりの少年である世之介は居心地の悪さを感じていたが、順番がき
たので思いきって話はじめた。 「わたしの周辺には『死』がつねにつきまとっていた気がします。仲間であった
和崎悠馬さんがわたしの目の前で狙撃されて最期を遂げました。それから
姉の死です。遺体が海から上がりました。次にスランプ元大統領によって切断
された小保司珍子さんの首を目にしてしまいました。そして新たに観測者の
猫柳さんが毒殺されたのです」
思いがけない世之介の話にその場にいた人々は凍りついた。
「でも、今挙げた四人は全員生き返ったんですけどね」
「おおっ!」 「それがおかしいじゃない。ドラゴンボールじゃないんだから(苦笑)」
「でも前々スレから歴史上の人物が生き返っているんですよ?本スレがおかしいのは今に始まった事じゃない。」 世之介「暗黒大陸に行けば死んだ人間を生き返らせることができるのです」
世之介の言葉は人々を海へと駆りだした
世は大海賊時代 「大きなちんぽ!」誰かが叫んだ。
一瞬の間を置き、ふたたび声がした。
「大きなちんぽ!」 大きなちんぽが召喚された
先端からは汁のようなものが垂れている
青筋たったそれは後光のようなものを発していた 世乃介の前に草井萬子が出現したーーー
「あ、草井さん、お久しぶりです」
しかし、草井の様子は明らかに変だった
「ガァ…ギギ…ガイス」
「だ、大丈夫ですか?草井さん…」
様子がおかしい草井
そして草井に襲われる世乃介
「や、止めて下さい!草井さん、どうしちゃったんですか!」
(そいつは魔人化している。殺れ!)
突如、何者かの声が世乃介の頭の中に
響いた
「えっ、誰ですか?殺れって、できるわけないじゃないですか!この人は姉の友人なんですよ」
(仕方ない。では強制モードに切り替える)
「うわっ!どうなってるんだ!体が勝手に…」
世乃介の意志に反して体が草井に殴りかかる
ドン、バキッ、ドスッ
「止めてくれよ!どうなってるんだよこれ!」
世乃介の殴打によりみるみる顔の形を変えてゆく草井
「嫌だ、こんなの!あああぁああ!!!」 いつまでも 絶えることなく
友達でいよう
明日の日を 夢見て
希望の道を
空を飛ぶ 鳥のように
自由に生きる
今日の日は さようなら
また会う日まで
信じあう 喜びを
大切にしよう
今日の日は さようなら
また会う日まで ………
−−−宇宙歴6年
岩石ばかりが浮遊する宙域の、とある岩石の上に佇むひとつの影があった。
「いつみてもドイヒーな有様だねえ、こりゃあ」
白鳳ゲリオンに搭乗している者はそう呟いた。
そう、ここは___
6年前、7th Impactの跡地「グラウンド・ゼロ」
粉々になった地球の残骸だけが残る宙域だ。
7th Impactを引き起こせしもの。
その名は「世之介」と云う… 「・・・・また会う日まで 」
タコ殴りにされて餅のように変形した草井萬子の口から出てきたポエムに
世之介は殴る手をとめて、その意味をとらえようとした。
手がゆるんだすきに草井萬子はするりとのがれてそのまま脱兎のごとく逃走
した。
「援軍を呼んだぞ」世之介の頭の中に例の声が響いた。
すると目の前に小さな大名行列が現われ、草井萬子の後を追った。
アルコール離脱症状の譫妄だ!
愕然とする世之介であった。 一方、現実の草井萬子は刑務所の面会室にいた。
「おじい様、私は悔しい。珍子を殺したあいつが憎い!」 萬子の祖父草井草蔵はうつろな表情で黙考した。
かれらを殺した犯人は生き返らせるために殺したのではないか。 失意の世之介が帰宅の途次気になってあの空地に寄ってみたところ、そこでは
近所のワルガキどもが白鳳ガンダムに小便をひっかけていたのである。 そこに肝井頓兵衛が現れワルガキどもを追っ払ってくれた
しかし何故か肝井頓兵衛は世之介にベタベタとくっつきたがる
何度も偶然を装って世之介の尻を触ってきた
肝井頓兵衛「僕は君の幸せだけを考えているんだよ」 世之介は肝井をかぐキチに誘い、一緒に牛勝を食べた。暗黒大陸で相対した時
のわだかまりは捨て去ることができたようだ。 >>302のスランプ大統領のときもそうであったように、会食をすることで
相互理解が深まってゆく。世之介の外交センスが一段と光った。
俺のビューティフルな頭脳で野獣肝井頓兵衛を動かす。
世之介には明るい未来が見える気がした。 一方477の続き。「じゃあおじい様は復讐なんで無駄だと言うのね。そもそもなぜ何もない健康体
わざわざ殺して生き返らせる必要があるの?私はこの怒りをどこにぶつけたらいいの?」草井萬子は
号泣した。 草井草蔵「おかしいな。わしは頭の中で考えただけなのに。萬子はゾンビ化して
から、テレパシーを使うようになったのか?」 YZWは根城にしている山頂の神社にいて命の洗濯をしていた。
いやあ、やっぱりここは落ち着く。
この前は逮捕されてひどい目にあったな。警察のやつら尻の穴まで検査しや
がった。神の肛門は御神門なるぞ。罰当たりめが!
元はといえば雄大や和崎と行動をともにしたのがよくなかったのだ。
ポルンが一度死んでから生きかえったあと精彩を欠いておったから、おれが
ひとつ表舞台で勝負してやろうかとすけべ心を出したのがまずかった。
しかし、ここは落ち着くが、退屈でしようがない。巫女はクソ真面目で話相手に
ならん。ひとつ世之介のところへでも行ってみるか。 弓子さんから教わったGPSを見ているとなぜか世之介はかぐチキの後、ラブホテルに行っているのである。
何か面白そうだ!相手は誰だろう? YZWは驚愕した
相手はあの肝井頓兵衛なのだ
とうとう男色に走ったか・・・
YZWは何も見なかったことにして神社に帰った でも世之介はホテルになど行ってなかったのです。
「あれ?僕のスマホがない…一体どこで落としたのかな」
スマートフォンを無くしてしょんぼりしている世之介の肩に誰かが手を置いた。
「世之介、懐かしゅうございますな」
涼しげに笑う美人に世之介は驚嘆した。
「ね、ねこ姉さん!」
そこにはかつて共に旅をした娘々が立っていたのだ 世之介は娘々を例の空地に連れて行き、得意気に白鳳ガンダムを見せた。
「これは何の役に立つのですか」
娘々は白鳳ガンダムから匂いたつ尿臭に顔をしかめながら言った。 世之介「それは…」
そう呟いた瞬間、地響きが始まった。
娘々「な、なに?」
世之介「ふっ早速おいでなすったようだな」
地響きはだんだん大きくなってくる。
世之介「お嬢ちゃんたちは離れてな!今からこいつの勇姿をみせてやるぜ!」 そして白鳳ガンダムは派手に爆発した。
「これは想定外だ」世之介は蒼褪めた顔をしていった。 そして振り向くと娘々の姿はなかった
あれは幻だったのだろうか…?
そして世之介はハッとした
そうか、今日はねこの日だったんだ…
「ねこ姉さん…ねこ姉さん…ねこ姉さん…ねこ姉さぁぁぁぁん!!」 世之介は娘々を想いながらひたすらおちんぽをしごき続けた
そして大砲を放つかのように射精して周りを見渡すと
少し離れた所に娘々の死体を発見した
白鳳ガンダムの爆発に巻き込まれて爆死したのだ
世之介は娘々を生き返らせるため再び暗黒大陸を目指した 暗黒大陸には爆発四散した白鳳ガンダムのパーツが飛んでいった。
何でも7つに分かたれた白鳳ガンダムのパーツを全て集めた者は
どんな願いでも叶うって話らしい。
あのカメリカ大帝国もcamerica firstを実現するためパーツ捜索に乗り出しているそうだ。
世之介の旅はこの先困難なものとなるだろう… イシスにいるのはこれで三度目である。
世之介は女王の店の片隅のテーブルでミルクを飲んでいた。
舞台ではシブがき隊のショーが繰り広げられている。ポルンの代わりにいる
のは猫柳鉄子だ。観測者があんなパフォーマンスを・・・。世之介は痛々しく
て見ているのがつらかった。
「なんだそれは、子どもが飲むものじゃないか」
いつの間にか隣の席に男が来ていた。この男の姿かたちにだけはいつまで
たっても慣れることができない。逆三角形をしているのだから。男は青い色
をした酒のグラスを手にしていた。ロミュランエールである。暗黒大陸では
一般的なアルコールだ。世之介もこれまで十分味わってきた代物である。
「僕はもう酒をやめたんです」世之介はきっぱりといった。 しかしアル中がそんな簡単に治るわけがないのである。目をそらすもその目が泳ぎ、指先が震えている世之介に
男は「今度はこれを教えてやる」と何やら白い粉を差し出した。 名探偵、矢野舞花氏(現:雪城舞花)激白!
"あの日、私はかけがえのない友を失った"
幽子さんは週刊誌の見出しを少し読むと静かに閉じて車窓に目を向けた。
この人が見せるアンニュイな表情は今に限ったことではないが何故か歩瑠音の心をざわつかせる。
そう、生前の母がよくそんな顔をしていたのだ。 「あっ、あれは何!?」ポルンは窓の外を指差した。
「大名行列と言うよりほかはないわね」幽子さんが怪訝そうにこたえた。
平原を走る汽車と平行に、その大名行列は長く続いていた。
これは世之介の幻覚が具現化したものであった。ここ暗黒大陸ではこのような
不思議が起こりうる。 その頃世之介は流石に白い粉はまずいので勧められた酒を飲んでいた
1杯は彼の奢りということだ
酒を飲むと手の震えは治まりシャキっとした顔つきになった
その様子を見ると逆三角形の男は世之介に切り出す
逆三角形の男「俺と一緒に白鳳ガンダムのパーツを集めないか?そして俺たちで世界を手に入れよう」 「持ち帰って検討してみます」そう言ってその場を離れた世之介は、その足で
イシスの女王のもとへ行き、ことの次第をチクったのであった。 世之介は密告の報酬として飲み放題券と風俗割引券をもらった 世之介は楽屋に猫柳鉄子をたずねた。珍子と六花が遠巻きにして世之介の方を
見ていた。二人は>>390のときその場にいたからな。世之介はやれやれと思い
ながら、猫柳鉄子に語りかけた。 「猫柳さん、とりあえず元気そうでよかった」
「死んだらどんな感じだったか教えてあげようか」
「い、いえ結構です」 世之介「猫柳さん、その年でポルノショーはきつくないっすか?」 猫柳「は?ごちゃごちゃうるせぇんだよこの糞ガキが」 「これが見たいんだろ」世之介は大きなちんぽを引っ張り出した 「やってらんねえよ!」世之介はイシスの町を爆走した。 実は白鳳ガンダムのパーツの気配を感じることができる器官は股間のイチモツなのだが
猫柳鉄子の特殊能力によってイチモツを取られサハラ砂漠の真ん中に飛ばされてしまった
このままでは旅を続けられない上、72時間以内に自分のイチモツを装着しなければ
女の子…つまり世之子になってしまうのだ
「やってらんねえよ!」世之介はイシスの町を爆走した。
町をでればサハラ砂漠だが、果たして…? もうだめだ。
世之介は走るのをやめて路傍の石に腰をおろした。
そこはイシスの郊外でもはや人影はまったく見えなかった。
たしか六地蔵と呼ばれているあたりだな。
ハァハァと息を切らしながら世之介は考えていた。 石の上には石仮面が置いてあった
世之介は人間を辞めることにした 石の仮面に鋼鉄のちんぽ
彼の姿を見た者はみな震え慄いた 「んなわけあるかい!!」
天空騎士団 天海,新海,七海の3姉妹によるトライアングルアタックでYZWは果てた 三姉妹「やったか!?」
…だがしかし、そこにはトライアングルアタックを受けてなお立ち上がるYZWの姿があった
三姉妹「そんな…バカなっ!?」
YZWの傍らには逆三角形の男がいた
逆三角形の男(悪いな世之介…これも仕事なんでな)
YZW「ウム!白鳳ガンダム、結合せよッ!」
逆三角形の男「良いだろう」
逆三角形の男を中心にロボットのパーツが現れた 出現した白鳳ガンダムに恐れおののいた3姉妹は戦場から脱兎のごとく離脱した
3姉妹は白鳳ガンダムを打倒しうる新兵器を手に入れるため暗黒大陸へと向かった 結局間に合わずにおにゃのこになっちまった世之子は3姉妹と出会い、全てを悟った。
「そうだ曙ガンダム!アレを使おう!」 ところが曙ガンダムは金に換えて飲んでしまったのだ。
今回も徒労に終わったか。
世之介は一旦家に戻ることにした。あの空地を通ると、そこにはまだ娘々の遺骸
が放置されたままであった。
世之介はそっと手を合わせた。 世之介はいつもの空き地で新たなモビルスーツの制作を行った
爆発四散した白鳳ガンダムの運用データから設計を根本的に見直し新型モビルスーツの開発に成功したのだ
世之介「こいつの名はジ・Oまんこだ!」
高火力の重モビルスーツでありながら機動性も高い現在最強のモビルスーツだ
これなら女王のファンネル搭載MSとも互角に戦えるだろう 家の中に何者かの気配がする。だれかに見られているような気がする。
聡明な世之介はすぐその正体に気づいた。
「破壊神、こそこそしないで出てきたらどうですか」
YZWはバツが悪そうにして姿を現わした。 「この前ここに来たんだよ。でもその時おまえは不在だった。聞けば肝井頓兵衛
とかいうやつとつるんでるというじゃないか。まったく感心せんな」
「それじゃあ僕からも言わせてもらいますけど、あなたは、僕に暴行してあばらを
折った雄大について行ったじゃないですか」 YZW「まあ、やつはとんだ食わせ者だったぜ。結果としてではあるが、九州中を
あちこち連れまわしてやった。今ごろは大阪あたりで途方に暮れてんじゃないの」 いくらか会話をかわすことで世之介の心も少しずつほぐれていくようであった。
そのあたりの機微をとらえてか、YZWは土産を持ってきたのだと言って、
ふところから干し柿をとりだした。
あ、どうもと言って世之介は受けとった。
干し柿は少しうんこの香りがした。 YZW「我がおまんこ女学院でロボット工学の教授として教鞭をとってほしい」
世之介「承りました。この世之介、感激の極み・・・」 言うが早いか、世之介は突然股間のサイコガンを発射した 冗談とも本気ともつかないやりとりの中、次のような発言がYZWから
とびだした。
「わははは世之介、やっぱりおまえとは手が合うな。主役はまかせたぞ」
「えっ、僕が主役なんですか!?」
世之介の顔は紅潮した。 シノギコロシでデビューして苦節何年、ようやっと主役になれた!これからは俺のやりたい放題! 「待て世之介、おまえの前身はすでにシノギコロシの前スレに登場しておる。
これを見ろ」
そう言ってYZWは以下を示した。
987 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/07/19(火) 01:08:42.75 発信元:126.212.2.61[2/2] .net
徳川世乃介と名付けられたその子は文武両道の秀才に育つ。
だがその才を鼻にかける事なく誰にでも優しく接し誰からも愛される少年だった。 片柳宗春「徳川…?もしや前スレのドクター徳川と何か関係があるのかしら?」 YZWは玄界灘の鯖を使ったエスカベッシュに舌鼓を打っていた。もちろん弓子
さんのお手製である。料理上手の弓子さんは自身の手料理で客をもてなすこと
が何よりも好きなのであった。
「世之介よ。おまえが初登場したとき、おれの元キャラはおまえの母と同じ高校
の生徒だった。しかもあの片柳早春が国語の教師だったのだ」 「へぇーそうだったんスかぁ。」とか言いながら弓子さんの巨尻を見つめる世之介。
あの糞ゾンビがいない今がチャンスなのだ…! 仕掛けようとしたその矢先、和崎悠馬のペニスは既に弓子さんのおまんこに挿入されていた
その神業に脱帽した世之介は朝青龍ガンダムの整備に出かけた 遠からず先、天変地異が起こりエゴイスト達が本性剥き出しですべてを奪いにやって来るだろう
汝、御身が滅しても供人を守るべし
蒼い灯火を消してはならぬ
ゆめゆめ忘れることなかれ…
出門の予言書に興を惹かれこの句に悪寒を覚え書を閉じる
朧げな月が黄土色の光を発し車内に射し込む
白日夢に取り憑かれた歩瑠音の目は虚ろである
汽車のドアが開きコツコツと足音がこちらに近づいてくる
「空亡!」
幽子の全身に緊張が走る
「やぁ、幽子。久しぶりだね。」
空亡と呼ばれた青年は涼しげにこう応えた
「君の大切なものを奪いにきたよ」 「わたしのことを七海ではなく幽子とよぶということは、Dr.徳川に話を
聞いたということね。パンドラとジャスティスはどうしたの?」 空亡「パンドラとジャスティスなら荼毘に付したよ・・・骨はある場所に置いてある」 「馬鹿な人。それらに骨なんて概念あるわけないじゃない。あなた偽者ね。」 おまえこそ、どこの馬の恥骨だ?
妄想で話すんじゃねえぞ 「うっせぇうっせぇうっせぇわ〜、あなたが思うより健康で〜す!」 態勢を立てなおして木霊幽子が言った。「それでクー坊、猫柳のお母さんは
元気してるの?」
「そんな呼びかたするな!」空亡は激高した。 第弐拾四話 最後のシ者
EPISODE:24The Beginning and the End, or "Knockin' on Heaven's Door" 「うーん、なんかゴチャゴチャうるさいな」
その時ポルンが覚醒したのだ。 目の前には肝井頓兵衛がいた
肝井頓兵衛はポルンを拉致し姿を消した 連れてこられた所はイシス帝国であった。そこでポルンは世之介&YZWと再会したのであった。 遅まきながらポルンは、自分を拉致した肝井頓兵衛が高校の同級生であること
に気付いた。ポルン、草井、唐戸ら意識高い系のグループはスクールカーストの
上位に属しており、一方肝井たちLGBTの連中は取りあつかいの難しい一団で
あって、双方の交流はほとんどなかったのである。 ポルンは何故か文金高島田を着ており大いに戸惑っているではないか。
そんなハーフなポルンはエキゾチックな魅力を放っている。
「姉さんがあんな奴を選ぶなんて悔しくて仕方ないよ…」
弟、世之介は怒りを押さえながら歯を食いしばり言った。
「がはは、酒が飲める飲めるぞ〜酒が飲めるぞ〜」
YZW氏は出された酒を盃に並々と注ぎ摘みを頬張って上機嫌だ。
状況が読み取れず狐につままれた様にポカンとするポルンの前に紋付袴を羽織ったキツネ顔の男が現れおった。
肝井純平である
「お綺麗です、ポルンさん。貴女を嫁に迎える事が出来、我が親族も喜んでおります」
周りを見渡すとキツネ顔の親族達が微笑みながらポルンを見つめているよ。
さらにポカンとするポルン。
そして肝井の父親らしき人物がポルンの前に来て盃に並々と酒を注ぐ
「ホントによ〜純の奴がよ〜こんな可愛らしい人を嫁に貰うなんてよ〜ホントに嬉しいよ。お前もそう思うだろ?ほたる」
「ルールルルルー」
ほたると呼ばれた人物がそう言うと親族達もそれに続いた。
何じゃコレ 「何じゃコレ」YZWは空を見上げてつぶやいた。全天雲ひとつない晴天なのに
雨がザーザー降ってきたのである。 元国語教師・宗春は呻いた。「そうか狐の嫁入りね、肝井頓兵衛はどこに行ったのか。」 雨はすぐに上がった。YZWは厳しい顔つきでポルンに向きなおった。
「今日はな、おまえに引導を渡すために、ここイシスにやってきたのだ」
ここで世之介はぐっとつばを飲みこんだ。 YZWは厳かに続けた。「おまえに性剣を託したもののすぐに同級生に奪わ
れるという失態。取り返すために軍団を組だのだが、方向ちがいの東北へ
遠征。あげくの果てに命まで落としてしまうとは」
YZWはここで腰のベルトを締めなおした。
「幸運にも生き返れたのだが、その先がよくない。木霊幽子などという変態
中年女に引きまわされてダラダラと汽車旅行を続けるばかり。もはやおまえ
に主役は無・・」
そこまで言ってYZWの言葉は途切れた。ポルンの長い脚から繰りだされた
回し蹴りが側頭部にクリーンヒットしたのである。
YZWはだらしなくも失神した。
「は、破壊神!」あわてて駆け寄る世之介。 世之介と頓兵衛は気を失ったYZWを女王の店に運びこんだ。しばらくしてYZWは
意識を回復した。 YZW「え、えらいことや・・・せ、戦争じゃ・・・」 肝井頓平衛はウマ娘にはまっていた
推しは勿論トウカイテイオーちゃん YZWは顔の側面を押さえて渋い表情で言った。
「たかがJKのキックなんか余裕でかわせるおれだが、文金高島田の裾が割れて
伸びてくる長い脚とその脚の付け根に見える純白のパンツ。こいつは禁じ手
だぜ。こんなものを見せられちゃあどうにもならねえ、ハッ」 その時だった、雄大&悠真が前スレで大活躍した鬼丸を連れて帰ってきたのは。
「てめぇ!九州にも大阪にもいねぇで、よくも俺を騙したな!」やばい!六花をどこかに
隠さなければ! 「糞野郎!どうやってここまで来れた?」
YWZの声はいさましかったが、神のあしがガクガク震えているのを見た世之介は
不安をおぼえた。 弓子さん「行きなさい世之介!誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために!!!」
猫柳鉄子「人の域に留めておいた白鳳ガンダムが 本来の姿を取り戻していく。
人の掛けた呪縛を解いて 人を超えた神に近い存在へと変わっていく。
天と地と万物を紡ぎ 相補性の巨大なうねりの中で 自らをエネルギーの疑縮体に変身させているんだわ。
純粋に人の願いを叶える ただそれだけのために
そう・・・セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まる。世界は終わるのよ」
逆三角形の男「数が揃わぬうちに 白鳳ガンダムをトリガーにするとは。YZW指令・・・女王もだまっちゃいませんよ」
和崎悠馬「やはり、あの二人で初号機の覚醒は成ったな」
YZW「ああ。我々の計画に辿り着くまで、あと少しだ」 「ドッテテドッテテ、ドッテテド、電信柱の軍隊は速さ世界にたぐいなし」
「ピッピッピー、ズビズビズビズバ、ピッピッピー!」
小保司珍子と猫柳鉄子が六花に唱和した。その後方では>>428に出てきた三人
のおっさんがバックダンサーとして踊っていた。 最終話 世界の中心でアイを叫んだけもの
FINALE Take care of yourself. 「なんやこの茶番は!」
雄大はショーのステージに突進した。 しかし六花はまさかの行動に出た。「YZWさん助けて!私貴方の事が大好き!」 YZW「おまえとは今はじめて会うわけだが、なにを言ってるのだ」 六花「そっちこそ何言ってんの、私を無理やり犯して!私あれから妊娠したのよ!」
雄大の顔がみるみるうちに青ざめ、YZWにこの世のものと思えぬ修羅の顔を見せた。 「先手必勝だわ」
閃光のごときYZWのキックが、的確に雄大の股間を捉えた。 「やってやった!」
泡を吹いて悶絶する雄大を見てYZWの心は昂った。
「後はあたしにまかせて」そう言って頓兵衛が雄大の腕の逆関節を取った。
あっ、折るつもりだな。
世之介はどきどきした。 と思ったのもつかの間、後ろから鬼丸に羽交い締めにされた。
さらに「お前ら俺の存在完全に忘れてんじゃねぇぞこのバカチンが!」とイシスに亡命中の前大統領が。 「あっ!」
ステージにいた小保司珍子がスランプを見て声をあげた。 そんな大騒動を他人事のように見つめていたポルン。彼女は逆三角形の男に近づいてこう言った。
「狂猿…、やっと出会えた。私わかったの、やはり幽子さんじゃなくあなたのそばにいたい!」 「市川狂猿なら荼毘に付したよ・・・骨はある場所に置いてある」
突然現われた空亡が言った。
一体この店には何人の人間がやってくるのか。 そしてみんなが気づかぬ間にポルンはまた幽子さんに連れられてイシス帝国を後にしたのだった…。 喫煙しながらの「あつまれどうぶつの森」プレイ中に片柳先生は「あっ!」と気づいた。「空亡ってクーボー博士!?」 「たわけっ!」
和崎悠真のストレートが鬼丸の後頭部に炸裂した。
羽交い締めから自由になった世之介は、草井萬子討伐のために編成した
チームが漸く機能したのかと感慨を新た にした。
しかし和崎悠真に行動の基準といったものを期待することはできはない。
世之介が喜ぶのは早計であろう。 「早く逃げて!」こうして4人は命からがらイシス帝国を脱出、ここに第2次草井萬子討伐隊が結成された。
向かった先は今やコロナに汚染されてしまったかつての桃源郷、岩手県沖の血洗島であった。 今やここ血洗島に烈風荘はない。世之介たちは川原でキャンプをするほか
なかった。
たき火をかこんで世之介と破壊神は語り合っていた。遠くのほうで和崎悠真が体操
のようなことをしているのが見える。
「何だって!あの動く即身仏が和崎悠真だったのか!」
「見た目がかなり変わってしまいましたからね」
「やつをはじめて見たのはこことは違う血洗島の洞窟だった。祇園高校相撲部の
主将だと言っておった。おまえもいただろう」
「それはアオイ・カイザーの宇宙です。今のわたしとは意識を共有していません」 その時、川で水浴びしていた肝井頓兵衛が帰ってきた。水も滴るその風貌を見てびっくりぽん!
乳輪もでかい爆乳&マグナム級の巨根。「彼女」はふたなりだったのだ…! そんな頓兵衛の姿も世之介の視界には入っていなかった。かれはさらにYZWに
語りかけた。
「上の方で和崎悠真さんの行動の規準がないとか言ってましたけど、わたしは
それを見つけた気もするのです」
「ほう、聞かせてもらおうか」
「結局和崎さんは勝ち馬に乗ろうとするのです。わたしが家で雄大にボコられ
たときも、この前イシスで雄大を制圧したときもそうだったでしょう。あの人
の前では弱みを見せてはいけないということです」
「厄介なやつよのう、はははは」 肝井頓兵衛が川で捕ってきた魚を塩焼きにした。それを食べながらYZWが興奮
した口調で言った。
「それで俺が雄大に放った急所蹴りはどうだった?」
「なかなかの切れ味でしたよ。でも神が繰りだす技としてはちょっと品がない
ような」
「何言ってんだよ。喧嘩なんて先に金玉潰したもんが勝ちなんだよ、ハハハ」 和崎悠真の行動基準はそれだけではなかった。589で自分の身体を無視された肝井頓兵衛は自尊心を傷つけられたのである。
給湯室の昭和OLのように涙ぐむ彼女を見て、彼はある所にテレパシーを送った。翌日!
「新生・烈風荘グランドオープン!」何か嫌な予感がする。 我々は舐められているのかも知れない。
世之介は新生・烈風荘を眺めながら考えた。
百鬼夜行が起こり、妖怪となった狐や狸が現われたのは事実である。かれらの
幻術によってこのホテルはここにあるのかも知れないではないか。風呂だと
思って入ったら肥溜めだったということにならないか。
しかし、ずんずんとホテルの方に進んでいく和崎悠馬について行くほかなかった。 YZWは小声で耳打ちしてきた。「大丈夫だ、いざとなったら俺が放火する。お前は早くここを脱出しろ…!」 烈風荘に着くとすぐ男が出てきた。どうやら宿の主人であるらしい。
「自分、不器用ですから、ろくなおもてなしもできませんが、ゆっくりして
いってください」 「今度は高倉健か…。」この後続いて出てきた人物に一同は驚愕した。
「私が女将でございます。ついこの間までイシス帝国と言うスナックを経営していましたの。」
「そして番頭の千葉雄大です…、ゴゴゴゴゴゴゴ」 どこか腑に落ちない点があるが、ここはよしとするか。世之介たちは先に進んだ。
新生・烈風荘は思いのほか大型のホテルであった。そこには大宴会場、会議場に
結婚式場まで備わっている。
女中ふたりがかれらを部屋に案内した。ひとりが部屋の窓をあけて、「ここからの
眺めは最高なんだぜ」とまったく抑揚のない平板な声で言った。
「ゆっくりしていってね」と言って女中は出ていった。
ふと机の上に無造作に置かれているモナカが目に入った 。YZWは貪るように
それらを食い尽くすと部屋を後にして大浴場へ猛ダッシュした。 大浴場には先客が一人だけいた。肝井頓兵衛である。そしてYZWに気づかれないように大浴場は施錠された…。
番頭の雄大は言った。「俺達はYZWだけに用がある。お前ら二人は今すぐにここを出ろ!」
女将も言った。「貴方達が今すべきなのは草井萬子から性剣を奪い返す事じゃありません、貴方のお姉さんを木霊幽子から
取り返す事です!」 「そうね説明しましょう。私の本名は北条雅子、巨糞の谷でスナック幾松をやっていた頃に
今の夫と知り合い、縁あって結婚。二人してイシス女王・エジンベア王と名乗ってたわ。」 情報量が多すぎて世之介は混乱してしまった。
「あっ、あなたが女王でしたか。イシスにはこれまで4回 も行ったのに、顔も覚えて
おらず失礼しました。当地では大変お世話になりました」
今の夫というのは剛田さんなんだろうなあ。あのただのカラオケ好きのおじさんが
エジンベア王になるとは。これが浮世というものなのか。
なにやら感慨深いものを感じる世之介であった。 そのほかにも女将は豊富な話題を提供した。
それによると、イシスの店をクローズして日本に戻り、女将として烈風荘ではたら
くことなり、そのためしぶがき隊は解散させたという。
六花は雄大とともにこちらに来ており、珍子は巨糞の谷に戻り、猫柳鉄子は観測
者に復帰したということであった。
に 「あの後びっくりしたわよ、575で言ってた事本当だったんだから。生まれた子供があの性犯罪者と同じ顔!」 神であるYZWは大浴場でバチャバチャと音を立てて泳いでおり、他の入浴して
いる人々の顰蹙を買っていた。 我慢ならんと言って大浴場から出ていこうとしたが、戸が施錠されていて
出ていけなくなった。 その内にお湯の温度が段々上がっていった。
「あのおっさん殺すのに俺らを巻き添えにするのかこの宿は!」「マンマー!」 「どうした、どうした」
と言ってYZWが湯気をたてながらやってきた。風呂で温まったせいか、身体が
三割がた膨張しているようであった。
「戸が開かないのです」代表して恰幅のいい男が言った。 「破壊なくして創造なし!」そう言うと破壊神YZWはいともたやすく錠を破壊
した。 これで帰れた彼らは礼も言わずに破壊神をフルボッコにした。
それを遠巻きに見る六花親子は泣いた。「貴方のお父さんはあんな糞だけど、DVする雄大よりはマシなのよ…。」 YZWが肝井頓兵衛に支えられて世之介のいる部屋に戻ってきた。
「また、派手にやられたもんですねえ。やったのはあの雄大ですか?」
「いや、どこにでもいる市井の人々だ。まあこれぐらい半時間も横になってりゃ
回復するさ、はははは」 そして草木も眠る丑三つ時、何か俺のちんぽに違和感が。
YZWが目を覚ますと、何とアナルが!肝井頓兵衛がパイズリしていて丁度シックスナインになっていた。 その時部屋には破壊神と頓兵衛のふたりしかいなかった。それより前世之介は、
静かに部屋を出てゆく和崎悠真の行動を不審に思い、そっと後をつけていった
のであった。 YZWのいる部屋にちゃんと鍵かけて尾行を始めた世之介。玄関先に出るとそこには六花親子がいた。
人間と神との子は成長が早すぎる。既に成人していてしかもどう見てもYZW本人にしか見えない。 世之介は >>347 & >>348 を思いだしていた。
六花は元はといえばテレビドラマの登場人物。しかもその時点ですでに死んで
いたのである。そしてそのドラマを見ていたのは和崎悠真であった。
和崎悠真?
しまった!世之介は和崎を見失ってしまった。 和崎悠真はただ単にトイレに行ってただけだった。施錠されている為、中に入れずに困っていた。
しかも中からものすごいエロい音や喘ぎ声が聞こえてくるのである。
俺を差し置いて3Pを楽しんでいる現実に、彼は仲間に対し不信感を募らせていた。 この時期夜が明けるのは早い。世之介はまず起きて行動することにした。 創造性の欠片もない。世之介は声を無視して朝風呂に入るため浴場へ向かった。
昨日YZWが平民に袋だたきにされた所である。 大浴場に入るとそこにはYZWがいた。彼は世之介のもとへ駆け寄ってこう言った。
「世之介さんですよね?僕は田村犬痔と申します。突然のお願いですみません、僕を旅のパーティーに加えて頂けないでしょうか。」
てっきりYZWだと思って「昨日はお楽しみでしたねぐへへぇ〜!」と言おうとした世之介は面食らってしまった。 確かにわが陣営はポルンと狂猿が抜けて手薄になっている。しかし世之介は
慎重であった。田村に対してこう言った。
「わたしたちの軍団に加入するにあたり、貴方ができることをまとめて作文に
して提出してください」
「ちゃー」
田村はいささか面食らったようであった。 その間にさっさと血洗島を出るぞ!大慌てでチェックアウトすると女将は「一泊1兆円」とのたまった為
女将をぶん殴り、そのまま夜逃げした…。 世之介一行は東北新幹線の上り列車の車内にいた。
YZWは車内販売の缶ビールを開けグビリと飲んでいた。
車中でかれらは戦略会議を開き、その場において、敵を東京に引きつけ、
帝都決戦も辞さずとの意見までとびだした。 YZW「壊れたのは雄大のもの。そして壊したのは、このおれ!」 新幹線の車中でYZWの武勇伝は延々と続いていた。そのうちに話が元ヤン
矢沢正二の伝説の股間蹴りにまで及ぶにいたっては、「もうそのへんで」と
世之介が制止すろるのもいたしかたのないことであった。 しかし我々はどこに向かっているのか、気づけば車窓の景色が何やら真っ暗だ。
すると隣の車両から誰かが入ってきた。振り返り見て驚いた。メーテルのコスプレをしている
木霊幽子と全裸に首輪&リードを着けただけのポルンではないか! その日、私は6人の友人を同時に失った…
私の名は秋沢 歩。T学園に通う学生だ。 YZW 「ではその6人の名前を全部挙げてもらおうか」 「亀頭昌司・・・禍星芳慶・・・」
秋沢歩はようやく二人の名前を口に出したが、YZWは容赦しなかった。
「それで後の四人は」 「セ、セルゲイ・マンコビッチ・・・」歩は絞りだすように声を出した。
「ふっ、外人まで繰りだしてきおったか。だが、まだ半分だぞ」 「も、もう勘弁してください…!」「許さんぞ!さあ服を脱げパンティーも脱げ!」
ここから先は18禁の世界、世の男性が好きなガッキーも入籍してから毎晩やっている事だぞ! 「いいかげんにしなさいよ!」素裸のポルンが仁王立ちになってYZWに言いはな
った。「か弱い女の子をねちねち虐めて。何を考えてんの!」
ポルンの鬼の形相を見たYZWはうつむいて黙りこんだ。今だ>>559の記憶も新
しく、一歩さがった形になった。 大人しくなったYZWは、たまたま通りかかった車内販売のワゴンからビールと
弁当を購入した。そして売り子に対して気安く声をかけた。
「ねえちゃん、列車は今どのへんを走ってるんだい。宇都宮あたりかな?」
だが売り子の方は、全裸で仁王立ちしている少女に気づいて、呆れ返って見て
いたのであった。 あの二人はほっとくとして、世之介は木霊幽子に問うた。
「単刀直入に言おう。あなたが姉さんを連れまわすその目的は何だ?」 「だって可愛いんだもん」という木霊幽子のことばに拍子抜けした世之介には
次の一手がなかった。 YZWは弁当を食うことに集中していたが、世之介と木霊幽子のやりとりを耳に
して思わず笑ってしまった。その拍子に箸でつかんでいた卵焼きを床に落とし
た。すばやく拾いあげて「3秒以内だ。セーフ」と言って口に放りこんだ。 その床は殺虫剤で濡れていた。
コンマ1秒でもアウトだったのだ! そこに1人の謎に包まれた人物が姿を現した
恋多き女、ダブゾフである
彼は動かなくなった意地汚い男(>>640)を蔑むように鼻で笑う
そしてポケットからタロットカード(隠者)を取り出すと死骸に置いて立ち去るのだ 「たわけっ!」
和崎悠真の鉄拳が恋多き女に炸裂した。 仁王立ちのまま振り返り、ポルンは叫んだ。「そこの糞野郎!何で酷い事すんの!」 「糞野郎じゃないですよ。ほら、姉上のために私が連れてきた和崎悠真さん
です」世之介はニタニタ笑ってそう言った。 「そんな皺々の生きものが和崎悠真だなんて信じられない」
「色々あったんですよ。姉上が勝手に血洗島から狂猿さんと抜けだしてから」
そこに木霊幽子が割ってはいった。
「その子の話しに耳を傾けないで!」 時既に遅し。狂猿と聞いて顔色を変えたポルンは泣き叫んだ。 その声を聞いてYZWは覚醒したようだった。
「なんだこの気持ちわるいカードは!」
そして恋多き女は通路を走って逃げだした。後を追っていこうとした和崎悠真を
肝井頓兵衛が制止した。これは賢明な判断であると世之介は評価した。 と思ったのも束の間、恋多き女は頭の鉢巻きにロウソクを挟み、斧を手にして、発狂しながら戻って来た…。 恋多き女はYZWの脳天目掛けて斧を打ちおろしたが、異様な金属音がして斧は
はね返された。
この光景は、「エンペラーズ佐賀」で大宰府へ向かうバスの中で見たな。あれ
は慶大生の玄米茶だったか。その場にいたはずがない世之介はそんなことを
考えていた。 ただ考えているだけで行動に移さない世之介に物足りなさを感じていたので
あろうか。ポルンは先に和崎悠真が鉄拳をたたきこんだ恋多き女の顔面にあらた
めてパンチを入れた。この暴力の連鎖はいつまで続くのであろうか。 「うぐぅぅ!」ポルンは呻き声を上げた。油断した隙に
YZWの節くれ立ったコブシが、おまんこの中に突っ込まれたのだった。 YZWは、興奮して腕を振ったら偶々秘所に入ってしまったのだと弁解した。
世之介も、姉上がちゃんと服を着ていないのもまずかったと言って、YZWに加担
した。 肝井頓兵衛「つか絶対嘘でしょ。飯塚幸造みたいな言い訳やめてよ(苦笑)」 「ところで破壊神、頭の方は大丈夫ですか」世之介が心配して訊いた。
YZWは思いだしたように頭に手を当てて言った。
「ああ糞、痛てえよなあ。気違い女め!」
その恋多き狂女の姿はすでになかった。今度は本当に逃げてしまったらしい。 「和崎悠真、肝井頓兵衛、秋沢世之介」
世之介は驚いて声がする方を見た。声の主はこの所ほったらかしに
なっていたT学園に通う学生秋沢歩である。秋沢歩は邪悪な笑みを
うかべていた。これまでの弱々しさはどこにも見られない。
何だって!今彼女が口にしたのが残りの三人だというのか!
それなら我々はいつのまにか死んでいて、今は死後の旅を続けていると
いうのか?
世之介は冷や汗をうかべていた。 「てゆうか彼女とは初対面なのになぜそういう考え方をするのか、理解に苦しむわね。」 YZWが世之介にことばをかけた。
「世之介、落ち着くのだ。こんなものははったりだぞ。おまえはこの女の友人では
ないだろう。こいつこそ百鬼夜行そのものかも知れんぞ」
YZWのことばに反応したのかは定かではないが、和崎悠真が秋沢歩の顔面に鉄拳
をたたきこんだ。
世之介はこの和崎の行動力に羨ましささえ覚えるのだった。 YZW「やってみせろよ、世之介!」
世之介「何とでもなるはずだ!」
秋沢歩「ガンダムだと!?」
鳴らない言葉をもう一度描いて それにしても、恋多き女や秋沢歩など、わけのわからない連中がやってくる。
もううんざりだ。そう世之介が思うのもつかの間、またしても若い女がこちら
に向かってくる。
だれかと思えば例の売り子ではないか。今回はワゴンを伴なっていない。
売り子は世之介に声をかけた。
「秋沢世之介様でいらっしゃいますか。お手紙を預かっております」
和崎悠真は鼻息も荒くこの売り子にパンチを叩きこもうとしたが、ここは
肝井頓兵衛が的確に和崎を制止した。 手紙を読んで世之介は愕然とした。
烈風荘の宿泊代請求書ともう一通は、イシス帝国跡地で行われるダンス・マラソン・コンテストのエントリーシートであった。 請求書の額がリーズナブルな値だったので、これなら十分払えるじゃないか。
この前の1兆円はなんだったのか。世之介は不可解な気持ちであった。 そんな小物達が井戸端会議をしている間を横切って鉈屋 要は時計を見る。
「ヤクイ、定刻迄に例の報告書を作成してあの方に送らねば」
鉈屋はビジネスクラスの車両に移るとシートに座りPCと向かい合う 「何おちゃらけてんだ、糞がぁ!」
通りがかった怖いお兄さんの一団のひとりが鉈屋要のPCを蹴飛ばした。 「隣の車両に俺なんかよりずっと虐めがいのある陰キャ野郎が4人もいますよ。
あいつら金も持ってそうすよ」
とにかく鉈屋は必死だった。 怖いお兄さんたちは鉈屋にオナニーさせてウンコを食わしてバックドロップした >>665から>>667までの間、電車はいつの間に巨糞の谷駅に着き、陰キャ御一行様はその駅に降りたのであった。 世之介一行は駅のホームに降りたったが、前方をすでにポルンと木霊幽子が
歩いていた。姉上は一体いつから裸族になってしまったのか。世之介はあきれる
ばかりであった。 姉上は好きにさせておくほかないか。そう考えて世之介は改札口の方へ
向かった。巨糞の谷はこれで3回目であった。過去2回はいずれも和崎悠真が
いた。YZWと肝井頓兵衛は今回がはじめてである。 YZW「ちょ待てよ!だったら俺らがいつも行ってたイシス帝国ってどこにあったんだ?」
肝井「そもそもこの駅に降りる必要がなかったのに、なぜ急に慌てて降りたの?」
和崎「ボキボキ(指を鳴らし殴る準備万端)」
もはや>>665〜>>667が恐ろしくて電車から逃げたとは言いにくく、狼狽している所で
ポルン「あっ、スニーカーの紐がほどけた…。」と世之介に背を向けたまま、菜々緒ポーズ! 世之介「姉上、とにかくこの街で着るものを調達して、身体を隠してください」
ポルン「それもそうね」 だが、店でポルンが選んだ物は若かりし頃のIMD&HGSNが「ダウンタウンのごっつえぇ感じ」
で着ていたあの卑猥なレオタードだったのだ…。 まあ全裸よりはましだろう。一段落ついた世之介は烈風荘の宿泊代を払うため
郵便局に入っていった。そして戻ってくると和崎悠真がいなくなっていた。 それどころか他のメンバーも忽然と消えているのだ。そして目の前の景色が何故か変わっていき
気が付くとさっきまで乗っていたあの電車の中に世之介はいたのだった。何か嫌な予感がする! 世之介のポケットの中には払込受領書があった。先程巨糞の谷の郵便局で受け
とったものだ。ということは、巨糞の谷駅で降車したことは現実の出来事で
あるはずだ。しかし今はひとりで東北新幹線の列車の中にいる。
どういうことなのだ! 「そいつは謎の力ってやつじゃないすか。何とも便利なもんですねえ」
同じ車両に乗っている男が声をかけてきた。その男の口からは便臭がただよった。
その上頭にはたんこぶができている。この男こそ鉈屋要である。
かれは世之介を小物や陰キャとみなした人物であるが、世之介自身はそのことを
知らなかった。 勿論彼の事は知らなかったが、彼の後をついてきた怖いお兄さん軍団をチラ見してビビッて
巨糞の谷駅に降りたのは事実だった。「ぼ、僕は嫌だ!」世之介は泣き出し、失禁した。 くすくす笑うものがいる。世之はそれがあの秋沢歩であることを認めた。
和崎悠真に殴られた顔はお岩さんのようである。
失禁したことを笑われていることに気付いた世之介の顔は真っ赤になった。 怖いお兄さんたちは世之介にオナニーさせてウンコを食わしてバックドロップした それを動画におさめ、SNSに拡散する秋沢歩。今思えば彼女は一体何者であろうか? この件はすぐに炎上した。主役をこけにするやつらを許すまじとの空気が世間
に充満し、世之介をいじめた連中は怖いお兄さんを辞任をした。かれらはただ
のへたれになったのである。 心に深い傷を負った世之介は療養のため暗黒大陸に向かった この時点で主人公の世之介は、性剣だとか和崎悠真などの事はどうでもよくなっていた。
リレー小説 America First編はもうおしまい。ここからは次スレのプロローグとして
僕の輝かしい、新しい人生が綴られるべきだ!しかしながら世之介は姉のダイナマイト
ボディーが忘れられなく、また>>681でスカトロに目覚めてしまっていた。 破壊神YZW、和崎悠真、肝井頓兵衛はまだ巨糞の谷にいた。
「まいったなあ。世之介のやつどこへ行ったんだ。おれたち置き去りにされた
のか」YZWが不服そうにいった。
置き去りと聞いて和崎悠真の表情がかすかに変化した。かれは一度この地に
置き去りにされたことがあったのだ。 「しかし、今はオリンピックなんだ。オリンピックなんだよぉぉ!!!!!!」
そう言って今岳 小凛は家を飛び出した。
この熱帯昼の中、小凛の体力は見る見るうちに消耗していく。
ヤバっ…ふらふらす…るぅ
迂闊すぎた行動の結果がこれだ。
小凛は路上でぶっ倒れてしまう。 ぶっ倒れてしまった今岳小凛の頭にゲータレードをじゃぶじゃぶとかけるもの
がいる。一体だれなのか! 世之介であった。「ぐへへへ、おりゃあ命の恩人だぜ?恩人の言う事何でも聞くよな?」 それを見て世之介は驚いた。「破壊神、いつ暗黒大陸に来たんですか!」 世之介とYZWのやり取りを見た今岳小凛は、これは格がちがうとこの場を去って
いった。 「逃がすか!!」二人は今岳小凛星の手を掴み、羽交い締めにした。
「It's showtime!」 「こやつを世之介軍団に入れよう」小凛の手をがっしり掴みながらYZWは言う。
「肝井頓兵衛はポルンの同級生でもある女子高生だ。あいつは父親に連れられ
て巨糞の谷から帰っていった。和崎悠真はよくわからんが、おそらくおまえの
家へ戻ったと思う。弓子さんのもとにな。おれたちには兵隊が必要なんだ」
「軍団といっても、わたしは今回は療養のために暗黒大陸に来たのです」
「何を悠長なことを言っておる。残りは300レスほどなんだぞ!」
「・・・・」 「破壊神、正直な話僕はもう、草井さんとか姉上とかどうでもいいんです。」
二人が険悪な雰囲気になったところで、こりん星のお姫様は今度こそレイプ寸前の所を
危機一髪で逃げ切ったのである。「早くしないと閉会式が!!」 世之介とYZWはイシスの中心部にあるエキゾティックな雰囲気の喫茶店で宇治
金時を食べていた。外はうだるような暑さであった。
「本気でやつを仲間に入れるつもりなんてなかったんだぜ。はははは」
そうは言うものの、世之介にはどこかYZWが強がっているように感じられた。 YZWは言った。「つー事はイシス帝国は暗黒大陸にあったって事なんだよな?」
そして「これ食べたら>>662で言ってたダンス何やらにエントリーするぞ!」 世之介とYZWがかき氷を食べ終えて、店を出て酷暑の中に踏みだすと、どこから
ともなく歌が聞こえてきた。
ハア踊り踊るならチョイト東京音頭ヨイヨイ♪。
「破壊神、ちょうど今、ダンス・マラソン・コンテストをやっているみたいで
すね。行ってみますか?」 音楽に導かれてコンテスト会場に到着すると、そこに大きな薬罐を持って麦茶の
サービスをしているおじさんがいた。そのおじさんが世之介の姿を認めて声を
かけた。
「世之介くん、来てくれたんだね」
「あ、剛田さん!」
エジンベア王にしてイシスの王も兼任する剛田武氏であった。 YZWと世之介はドスケベ音頭を披露した
会場は大盛り上がりだ 踊り続ける世之介は心の憂さが晴れていくのを充分に感じとっていた。
世之介からYZWを紹介されたエジンベア王は、神が来てくれたことを大いに
喜び、この大会のすべての踊りを神への奉納にすることを決めた。 エジンベア王「因みにこのコンテストは、説明すると耐久レースです。2時間に1回
トイレ休憩を挟みつつ、昼夜問わず最後の一人になるまで踊り続けなければいけま
せん。優勝者には1兆円と副賞として性剣をプレゼントします。」 ひとつ出たほいのよさほいのほーい、
ひとり娘とやるときにゃ親の許しを得にゃならぬ♪
このような歌に合わせて、世之介はヒップホップダンスを披露したが、回りを
見回すと、太極拳の動きをするもの、能の舞を演じるものなどがいて、これは
スタミナの面で不利ではないかと感じていた。 コンテスト会場の片隅にござが敷かれ、その上に鎮座していたYZWはどこか
落ちつかない様子であったが、剛田さんから大きな酒杯を渡され、お神酒だ
と言われ、たっぷりと酒を注がれたところでにっこりとしたのであった。 「ところで副賞の事なんだか…それはどこから入手したんだい?(まさかまた偽物…?)」 「もちろん本物ですよ。わたしが巨糞の谷にいたころ、小保司家に出入りしと
りましてな」と続くエジンベアとイシスの王剛田氏の話しは、YZWにとっても
十分納得のいくものであった。 激戦の末優勝したのはペニス一郎氏、準優勝は世之介となった
しかしペニス一郎氏は性剣に興味を示さなかったため性剣は世之介へと贈られた
世之介も特に性剣にはもう興味はなかったがYZWが喜ぶと思い貰い受けることにした
最期まで踊り切った世之介は晴れ晴れとした気分だった 世之介とベロベロに酔っ払ったYZWは、剛田さんの家に招待された。王の住む
家は木造二階建てアパートの二階にある部屋であった。
ここが王宮というわけか。世之介は外に付けられた階段を上がっていった。 後は薄汚れたアパートの一角でむさくるしいおっさん3人の乱交パーティが始まったのだ。 YZW「どこがおっさんなんじゃ!おれは神だぞ!それに世之介はまだ子どもだ」
剛田氏「わたしだけおっさんなんですかね?一応王なんですけどね」 そう、下半身は蛇の姿をしているのだ🐍 王の住居は畳の六畳間であった。小綺麗なキッチンも付いている。王はここで
自炊をしているようだ。酔いがまわっているYZWは畳の上にころがり、いびき
をかいて寝てしまった。 「ひゃっほー!」いきなりドアが開いて男が入ってきた。
かつて女王の側近であったあの逆三角形の男であった。
男は世之介に「よっ」と声をかけて、剛田さんに数枚の書類を差しだした。
王は「はいよっ」と言って、すべての書類に判を押した。
ああこうやって政治が進められていくんだなと、世之介は感心しきりであった。 そして薄汚れたアパートの一角でYZWを除くむさくるしいおっさん3人の乱交パーティが
始まったのだ。「じゃあ俺は全裸監督役で!」 「ナイスですねナイスですねぇ!」と叫びながら、性剣を持って後退りするYZW。 「うぉぉぉ!!あべ#%∆ふじコ●@homo.com///」
刹那、隣室のヤク中が発狂し始める。
「な、何…隣の人、やばい奴?」
異様な状況に完全に萎縮してしまう一同。
更に隣人はうめき声をあげながら壁をガンガンと叩きつける
「やばっ」
真っ先に姿を消したのはYZW。
チキン野郎である 部屋から出て行くYZWを見た世之介は性剣を手にして後を追った。
「王様、これで失礼します。お元気で」 「逃がすか!!」激怒した王は世之介の手を掴み、>>695と同じ状況になった。
「It's showtime!」 「放してください、剛田さん!」
剛田と呼ばれてエジンベア王は、ハッとして我にかえり、世之介の手を放した。
世之介はいそいでその場をはなれ、YZWの後を追っていった。 世之介とYZWは二人してイシスの街の雑踏の中を歩いていた。YZWは機嫌が悪
そうであった。「何がチキンだ。ふざけやがって」などとぶつくさつぶやいて
いた。 しかし入店をあっさり断られた。
原則として神と子どもは入れないという。また性剣という武器を携えていること
で反社会的とみなされたようでもある。 猫柳鉄子が見守る中、片柳宗春はトランス状態から復帰した。
これはリレー小説に記述されていることの裏に隠れている情報を入手する手法で
あって、これをマスターすることは観測者としてワンランクアップになるので、鉄子
にとってはどうしても身につけたいものであった。
実をいうとあの世之介は同様のことを>>258で行っている。そのことで鉄子は世之介
にジェラシーを感じていたほどであった。
今だ放心状態の宗春に鉄子は声をかけた。
「片柳さん、何かわかりましたか?」 「まあ冗談はさておき」くすっと笑った宗春は、鉄子が用意した紅茶に口を
つけ、静かに語りだした。 と思ったら何と青酸カリが入っていた!「て、鉄子…!あんた…。」「ふっ!」 翌朝、河川敷で片柳宗春の死体が発見された
警察は捜査本部を立ち上げ殺人事件として捜査を開始した そんな時期に丁度イシスから帰ってきた御一行を刑事は見逃さなかった。
「ちょっと職務質問を。その手に持ってる剣は何ですか?」 嫌疑は晴れた。
連絡を受けた弓子さんが警察署に世之介を迎えにきた。和崎悠真も一緒だった。 警察署の前で、神社へ戻るというYZWと別れて、世之介たちはバスに乗って
帰宅の途についた。ふと見ると和崎悠真が乗っていないことに気づいた。
まあ何とかして帰ってくるだろう。 いっぽうYZW神社は主のいない間に小保司家によって地獄絵図と化していた。
巫女は鬼丸や千葉雄大達に輪姦されまくり、ここで新しい女王となっていた草井マントヒヒ
は妹を殺したトランプ前大統領に、筆舌に尽くし難い折檻を行っていた。
そこで和崎悠真がYZWと剛田武を連れて来た。 そして一方世之介と弓子さんはバスを降りて自宅への道をたどっていた。かつ
て世之介がロボットの調整を行なっていた空き地にさしかかると、そこに白骨
が分散しているのが目についた。
「いやねえ、気味が悪いわ」
「何でしょうかねえ。ああいうものは自治体の方で何とかしてもらわないと」 それを聞いて草葉の陰で娘々は泣いた。死してなおこんな理不尽な目に遭わされるとは。
その夜、二人が風呂場でお楽しみ中の所を娘々は化けて出てきた。 これはもう展開的に修復不可だな
まあ、私は生暖かい目で見ててやるよ。
世界は何食わぬ顔で時を刻む中、人類は自身の首を締める方向ヘ舵を取っている事にさえ気付いていない 神社においては、YZWが雄大と対峙していた。YZWは>>576 で雄大に股間蹴り
を見舞っており、絶大な自信を持っていたが、あの時は肝井頓兵衛の助太刀もあ
ったので、今回彼女がいないことで一抹の不安もあった。 そして和崎悠真は鬼丸と相対していた。和崎は>>585 で鬼丸に強烈なスト
レートを叩きこんおり、余裕綽綽に見えたが、あの時は背後から後頭部を狙った
ものであったので、今回はまだどうなるかはなんとも言えないところであった。 結果、二人は大惨敗。更に一方、草井女王は剛田氏に言った。「小保司家の家宝である性剣を
盗んだ貴様にはそれ相当の刑罰を与える!」 一方、警察は猫柳鉄子を殺人容疑で逮捕し裁判にかけた
主文、被告人を無期懲役とする
収監後、猫柳鉄子は自ら口を開くことは少なかったが
周りの囚人たちからは希代の観測者と慕われたという 苦杯を嘗めて夜の街を敗走するYZWと和崎悠真。
その一方で世之介は弓子さんの手料理を堪能した上、大広間に置かれたグランド
ピアノに向かい、スクリャービンのソナタなどバリバリ弾いて、現在(いま)を
楽んでいた。
別に暗黒大陸なんかに行かなくとも療養はできたなと考えている世之介に、
ちんまるが声をかけた。
「手紙が来てるぜ」 手紙は >>623 で会った田村という青年からのものだった。
世之介軍団に加入するために自己宣伝を作文にしたためたものだ。 しかし元々彼を仲間に迎える気のない世之介は、その手紙をオナニーの後始末用に使った。 「しょーもないなんて言ってる場合じゃないってえの!」
YZWが世之介の家に駆けこんできた。和崎悠真も続いている。
「不覚をとっちまった」 世之介は和崎悠真にたずねた。
「和崎さん、どうしてバスに乗らずに破壊神の神社に行ったんですか?場所は
知っていたんですか?」
「たわけっ!」
やっぱり明確な答えは得られないか。 「えっどうゆう事?」世之介はいや〜な予感をおぼえた。 世之介はゲッター線を発見し早速空き地でゲッターロボを作った
性能は今までのガンダムシリーズを遥かに凌駕していたがパイロットの安全性は一切考慮されていなかった
そして空き地に転がっていた白骨死体はゲッター線を浴びまくっていた それは周囲に妖しげな光を解きはなっていた。霊となった娘々は冷ややかに
それを眺めているしか術がなかった。
前スレに比べて扱いに不満が残る。 ゲッターロボ1号にYZW、2号に和崎悠真、3号に肝井頓兵衛を迎え
YZWらは見事雄大達の討伐を達成した
この成功に自信を深めた世之介は空き地に世之介研究所を設立しゲッター線の研究に没頭していった
白骨死体は研究所の下に埋められた ハンバーグ!!
それが合体の合図だって。
向こうを見ると気に食わない3人組がニヤニヤと薄ら笑いを浮かべて爆弾を取り付けている 「わっはっは、ハンバーグだ!ハンバーグだ!」
ウェートレスが運んできたハンバーグ定食にYWHが喚声をあげた。
YZH、肝井頓兵衛、和崎悠真そして世之介はファミレスで戦勝の祝宴をあげて
いたのである。
しかし世之介の顔は晴れなかった。
雄大や鬼丸などの小物を粉砕したところで何になろう。われわれの本来の敵は
闇の魔物の百鬼夜行なのである。 「どうした世之介、浮かない顔をして」YZWが世之介に声をかけた。
「YWHとかYZHとかおれの名前を間違えて、心ここにあらずと言った状態だぞ」
そう言った後、ハンバーグ定食をあっという間にたいらげたYZWは、シーフード
ドリアを追加注文した。 「KMRさん、いつか暗黒大陸で言ってたようにリレー小説の原点に返りましょう。
あと、お代はあなたが払って。」 微妙になってきた雰囲気を変えようと世之介は、一度は捨てた田村青年の
作文をYZWに見せた。「これなんですけど、どんなもんでしょう」
YZWはちらっと見ただけで「なかなかいいんじゃないの」といった。
世之介はYZWが字を読めないことに気付いたが、そのことにはふれないよう
にした。肝井頓兵衛もその点に気を使っているようだった。 結局田村氏の手紙は、娘々の骨と同じ所に埋められた。 世之介の家はとにかく広壮である。これはすべて実の母である葵が異世界
より持ち帰った文物を金にかえることによって手に入れたのである。
あまりにも広いため、家の中で見知らぬ人間を見かけることさえある
ほどだ。
ちんまるは、あの雄大の姉である夏奈を見たと世之介に告げた。>>411が
最後の出番であったが、その後もこの家のどこかに残っているというので
ある。世之介は半信半疑であった。 YZWもまた世之介の家に常駐していた。アルバイトで神主をしていた神社に
さほどの思い入れはなかったのである。今は貧乏神や座敷童子のように家に
憑いている感覚でいるようだった。 YZW「ちなみにその夏奈嬢は何カップだ?顔はイケてるのか?」 「一体夏奈という女はこの家にいるのかいないのか。なんだか幽霊みた
いだな」YZWが笑いながらいった。
幽霊と聞いて世之介は顔色を変えた。
「霊なんてものは存在しませんよ!そんなものは無視するべきだ!」
「世之介、何をそんなにイキっておる」 「まさかお前、娘々の事を後悔してんのじゃあるまいな?うぅん?」 「破壊神、お祓いとかできるんですか」世之介が力なく訊いた。
「うふふ、そんなことはやらんな。おれは正真正銘神だけど無宗教なのだ。
だがな、葬式に出たら坊主のお経も聞くし、お焼香だってちゃんとするんだぜ」
葬式に参列しているYZWを想像してみた世之介であるが、ただ違和感しか
なかった。 やっと娘々のことを思い出した世之介は生き返らせるために暗黒大陸に向かった しかし剛田氏はもうそこにはいなかった。元YZW神社で何が行われていたのか、世之介は
全部を把握していなかった。 歩いているうちに世之介は、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。
もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせい
ばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきな世之介も、だんだん不安に
なって来た。
何かあったのか、このまえイシスに来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは
賑やかであったはずだが。
しばらく歩いて爺さんに逢い、世之介は両手で爺さんのからだをゆすぶって質問した。
爺さんはあたりをはばかる低声でわずかに答えた。
「王様は逃げてしまいました」 エジンベアとイシスの王剛田氏はなぜかYZWの神社奪還部隊に加わり、今は
小保司家に捕らえられて非道い目に遭っているようである。
どうして王の地位を捨ててまでして無意味な行動を取ってしまったのか。
ダンス・マラソン・コンテストに優勝したペニスとやらに気前よく1兆円を
進呈したことで、王国の財政が逼迫してしまい、このままではまずいと逃走
したのだろうか。
そのようなことを世之介は考えていた。 しかし剛田氏に頼らずともあの女将も人を甦らせるんだった!世之介は剛田氏が気掛かり
ながらも血洗島に向かう事にした。果たしてこれは正解なのか? 「女将、娘々を生きかえらせてください!」
「わかったわ。私にまかせなさい」
こんな風にはすんなり行かないんだよな。世之介は苦笑した。
かれは今新生・烈風荘の葵の間で正座している。卓の向こうには北条雅子幾松
の姿があった。ニコニコしてはいるが目はぜんぜん笑っていない。
ここは外交の世之介の力を発揮するしかない場面だ。
「この前あなたの仲間のだれかが私を殴りましたね。おかげでそのあと三日も
寝込むことになったのですよ」
やっぱりその方向から来たか。世之介は胃のあたりがキュッと痛くなった。 世之介「娘々を生き返らせてくれればこの体を自由に使っていいですよ」
世之介は勃起したペニスを見せつけながら言った そのような虚仮威しが百戦錬磨の女将に通じるはずもなく、たちまち窮地に
陥ってしまった。 そこに烈風荘の主人である健さんが口をはさんだ。
「世之介さん、死んでしまったものを生きかえらせる。こいつはいかがなもん
でしょう。俺にはどこか天の法則からはずれちまってるような気がするんです
がね。まあ女将とはよく話をして考えてみてください」
そう言い残すと部屋を出ていった。 世之介「それもそうですね。早速家に帰って娘々の葬式をすることにします」
世之介は家に帰ると葬式の手配を始めた
身内だけで家族葬を執り行う予定だ 麻生「選挙も近い。手早く葬ってくれたまえ」
世ノ助「ははっ」 葬儀はとどこおりなく終わった。
呼んでもいないのにゴルゴ松本と青木為範が参列していたことに世之介は
驚いた。
葬儀を行なったからといって娘々が成仏する保証はない。世之介はYZWのような
神やちんまるのような妖怪が存在することは認めているのにかかわらず、霊の
存在はかたくなに否定した。家の中で幽霊を見たとしても徹底的に無視する
つもりであった。 世之介は広大な屋敷の隅々に監視カメラを取りつけさせた。カメラの総数は400
を下らないほどであった。そしてこの監視システムを、中洲産業大学の泥田坊
教授が開発したA I 攻めダルマ3号に委ねた。世之介は攻めダルマ3号に対して、
もしカメラに霊が映ったとしても、画像を加工して何も映っていないように見せ
かけるように命じた。 別に生きがえりたいとまでは思わなかったが、この仕打ちはあまりにもひどすぎる。
そこで娘々は同じく理不尽に殺された片柳に、この事で相談を持ち掛けた。
「今こそ政権奪回する時です!」 「キャラが立ってなかったのよ、わたしもあなたも。それで表舞台から退場
させられたの」片柳宗春の霊は自嘲気味に語った。 そして2人は次は強烈なキャラになりたいと願いつつ異世界へと転生していった かぐチキで牛勝を食べていた世之介の携帯電話が鳴った。屋敷を監視している
A I からの報告であった。
「世之介、カメラが複数の不審者を捕らえていたぞ。まずはこいつだ。小鬼の
ように見える」
「ああ、これは大丈夫。ちんまると言って、うちで書生をしているものだ」
「あ、そう」
「それで他には?」 「時空の狭間とはパンデモニウムの門だろう。それはわかっている。次はなん
なんだ」
「うむ、これだ。あやしい老人が映っている。俺の推測では、ぬらりひょん
とか百々爺とかいったものだ」
A I が送ってきた映像を見た世之介は言った。
「これはカマ爺といって、近所に住んでいるホモだ。今は八十歳を超えて往年
の迫力はない。うちに勝手に入ってるのは気持ちわるいけど実害はないだろう」 「じゃあこちらのゴリラ顔の貧乳は?」「あっ夏奈さん!」 映像に写っていた者たちはみな知った顔だったので世之介は安心して研究に没頭した その後世之介は実際に夏菜を見ることがあった。そのとき夏菜は冷蔵庫の扉を
開けて中の食物をあさっていた。
世之介が、そんなこそこそしないでも、食客としてうちにいてもらってもいいん
ですよと声をかけたが、彼女は廊下を走って逃げていったのである。 数日後、夏奈は胃ノ口氏を連れて戻ってきた。
胃ノ口「私の声は、理事長の声です」 世之介「それがどうした、私の声も天皇陛下の声だぞ!」
ちんまる「控えおろう!この方をどなたと心得ておる!」
YZW「時の将軍、水戸光圀公であらせられるぞ!」 すでに800レスを超えた。前スレからだと1800である。
世之介は秋の夜長これまでに起こったことなどをじっくりと考えてみようと
和室に鎮座した。そしてちんまるに茶を持って来させた。 湯呑の茶をぐっと飲もうとした世之介ではあったが、一旦止めて、攻め
ダルマ3号に、ちんまるが茶に何か混ぜていないかを確認した。
それからあらためて茶を含んだが、心の中は自己嫌悪でいっぱいだった。 ガラッと襖が開いてYZWが顔を出した。
「世之介、ここにいたのか。なんだかシリアスモードじゃないか。ひとりで
悩んでいることはないぞ。話しを聞いてやろう」 YZWは一通り世之介の話を聞いた後こう言った
YZW「小僧、ソープに行け」 一方、愛する主人に毒殺の嫌疑をかけられていた事を知ったちんまるは、ショックを受け
今にもビルの屋上から飛び降りそうな表情だった。愛と憎しみは紙一重である。 世之介はYZWに語った。
猫柳鉄子が片柳宗春に一服盛った件。このことが自分に疑念をもたらしたので
あると。仲間を信じたいのはやまやまであるが、どうしても慎重になってし
まう。 そうであっても世之介の疑心暗鬼が消え去ったわけではなかった。
「破壊神、ひょっとしてあなたがラスボスなんでは」
「馬鹿なことをいうものではない。おれはロード・オブ・ザ・リングで
いえばガンダルフのような存在なんだからな」 話しに割りこんできたちんまるに対し不快な表情を見せたYZWは言った。
「おまえは巨糞の谷からきたそうだな。巨糞の谷といえば小保司家。そして
草井萬子の双子の片割れにして養子になった小保司珍子」
ここでYZWの顔はさらに厳粛なものになった。
「小保司珍丸という名に心当たりはないか、あ〜」
「破壊神、これ以上話しを複雑にすることはないでしょう」
世之介があわてて言った。 オカマになったちんまるは更に泣いた。「そんな訳ないでしょ!小保司珍子なんで初めて聞いたわよ!」 すでにちんまるに対し興味を失っていたYZWは世之介に語りかけた。
「和崎はどうしたのだ。一向に姿を見せないが。このあたりで世之介軍として
本格的な演習をやるべきだと思うのだがな」
「和崎さんは広い屋敷のどこかにいるはずです。あの人は食に関心がない
から食事の席にも現われませんが」 その頃、カナナはこのバカでかいダンジョン(お屋敷)の攻略に乗りだしていた。
道中で知り合った牡丹ちゃん、鈴音さん、糸重くんらとパーティを結成したのだ。
「最初に言っておくが本ミッションにおいて脱出は2の次である。」
「ええ分かっています。昨日は貯蔵庫エリアを探索しましたので今日は北東部を回って見ようと思います。」
「だが気をつけろよ。この場所には魑魅魍魎や怪しげな怪人が徘徊する無放置帯なのだからな。」
「イエス、マム。では行ってまいります。」
「うむ。貴様の健闘を祈る。」
「しかし、この膨大な敷地の何処かに有るとは思いませんでした。徳川埋蔵金…」
「確かなのだな?」
「ええ…この地図の示す先に必ず。」 カナナ、牡丹ちゃん、鈴音さん、糸重くんはカマ爺に犯された この事件の報告をA Iから聞いた世之介はあきれ返った。
一体ひとの家でなんてことをやってくれるのだ。 その「徳川埋蔵金」をもはやちんまるに代わり従順なしもべになり果てたAIから聞かされた
世之介はビビった。YZWは叫んだ。「行こう!」 「何はともあれ食べないと」と言って弓子さんは、カマ爺と4人のこどもたち
を食事の席に招いた。 世之介「埋蔵金はうちのタンス貯金です。カマ爺はそれを賊どもから守るうちの防衛システムのうちの1つなのです。
カマ爺は賊に対してのみ往年の力を取り戻します。防衛システムはまだいくつも存在するので破壊神も気を付けてください」 日米安全保障条約に基づき世之介は東シナ海に出動した。 YZW「いやぁシベリアが復活してよかったよかった。この間気になる点が二か所。
徳川埋蔵金は現在いくら貯まってるのか、そして世之介は東シナ海で何の仕事するんだ?」 シベリアに異変が起きたらしい。しかしロシア政府は沈黙を続けている。
そのような情報を得た世之介はいても立ってもいられず、調査に赴くことに
した。船をチャーターして東シナ海へ出たが、前に巨糞の谷へ行くつもりが
岩手県の血洗島へ行ったときのような違和感があった。 会食を終えたカナナ、牡丹ちゃん、鈴音さん、糸重くんらは屋敷から追い出された。
「しかし、あんなクソまずい食事で上手く丸め込まれたのは腑に落ちんな。」
「ええ、あの天麩羅なんて油ギトギトで吐き気を催しそうでしたよ。あのおばはん、なんちゅうもんを食わせてくれよったんや」
「ところで糸重くん、埋蔵金はやはりこの屋敷に?」
「ええ、間違いないですね。書斎の椅子の床から微かに風が吹いていました。あの下に地下通路に通じる階段がある筈です。」
「うむ、では今夜仕掛けるか。屋敷に潜入して今度こそ徳川埋蔵金を入手するんだ。」
「了解!!!」 また屋敷に4人の子供が侵入したという報告を攻めダルマ3号から受けた
世之介は、東シナ海での軽石撤去作業を中断して家に戻ることにした。 カナナ、牡丹ちゃん、鈴音さん、糸重くんらは逮捕された 主犯と見られるカナナへの取り調べは厳しいものであった。
「なぜこの小説の主役である少年の家に侵入したのだ?」
「この家で食べた料理がとても美味しかったので、また食べてみたいと思った
のです」 取り調べ官はさらに続けた。
「おまえらもいきなり逮捕されてびっくりしただろう。警察にタレコミの電話
があったんだよ。糸重くんからな」
「なにっ!!」 家に戻った世之介は、地下で再び軽石の撤去作業に汗を流した。 一心不乱に作業をする世之介のもとにYZWがやってきた。
「何をしているんだ、世之介。東京の日本橋に妖怪蟹行者が出たというでは
ないか」
しかし世之介はYZWを気に留めることもなくひたすら軽石と向きあっていた。 取り調べを受けるカナナを元に身内の者がやって来た。
「姉さん、何やっとんじゃ!?とにかく謝らんかい。」
「雄大…」
身元引受人として現れた雄大を見てカナナはバツが悪くなったのか顔を下へ向ける。
「雄大やあらへんやろ。謝らんかい早よ謝らんかいっ」
「さーせん…」
「さーせんちがうやろが…もっと誠意を持ってやな我々の税金で働いてくださってるこの公僕の方に謝らんかいっー」
「ご、ごめんなさい。ううっ…」
そんな2人のやり取りを見て取調官は声をかけた。
「まあ、反省してるみたいだし今回は要注意という事で帰って良いよ。」 ひと息ついた世之介がキッチンをのぞいてみると、そこに弓子さんとともに
カナカがいるのを見て驚いた。
「この子がわたしから料理を習いたいというのよ。とても感心じゃない」
弓子さんは嬉々として言った。 なぜこのカナナというやつはうちの中に入ることにこだわるのだ。
不穏なものを感じた世之介はA I に調査を依頼した。 A I「カナナは我が家の預金を狙っています。すぐにカマ爺を差し向けるべきと提案します」 「所詮人工知能の浅ましさ」突然現われたYZWが言った。「埋蔵金でも銀行預金
でもない。やつの真の狙いは性剣よ」
「あっ!!」 「そのカナナってのは何者なんだ!」「お答えしましょう。」
声のした方を振り返ると唐戸しらすがいた。「その者は私が産んだ子よ!」 「それでは >>219 に出てきた子どもなのですか?そして>>220で義理のお兄
さんに化け物と言われたあの子ですか?」
世之介のことばは純粋に驚きから出たものであった。 YZW「確かにこの急激な成長速度は化け物だな退治するぞ」 YZW「なぜ急にボケる!!時空が歪みまくってるのか!?」 地下にあった玉手箱を開けてしまった世之介はヨボヨボの老人になってしまった 「ヘタをこいたな世之介。だが運命を受けいれるしかないぞ」
そう言うYZWの目は哀れみを含んでいた。
ドラえもんであれば何とかしてくれるところであるが、YZWはただの神にしか
すぎないのだ。 世之介は若返りの秘薬を求めアマゾンの奥地へ向かった 配達員「こんにちは。Amazonからお届け物です。」 プライムデーで購入した美肌クリームを塗って世之介は10歳ほど若返ることに成功した。 10歳ほど若返った世之介は大体70代半ばに見えた。微妙なところである。 IQ300の頭脳を持つ世之介は自分で若返り薬を作り飲んでみた
すると YZWが来ていった。「何が起こっているのだ、世之介」 世之介「アマゾンの奥地でわたしはヌルポ族の呪術師とコンタクトをとり
ました」 ガッ、ガッ
白人の男が数人、散弾銃をぶっ放してきた。
「ぬぽーぬぽぽぽっぬるぽ(ハンターだ逃げろーッ!)」
ヌルポ族は各個、森林の中に散った 世之介「ところでメシはまだかいのう」
弓子「さっき食べたでしょうお爺ちゃん」 唐戸しらすは言った。「前にも同じ事があったわね。>>405と>>406よ。正直なめられたと思ったわ。」 そう世之介とYZWは唐戸しらすのおまんこを舐めたのだ ここにおいてA I 攻めダルマ3号は、自らの意思にしたがい、ストーリーを
時系列に沿った形にして整理した。
・自宅の地下で情熱をもって軽石の撤去にあたっていた世之介が玉手箱を
見つける。
・迂闊にも玉手箱を開けた世之介はよぼよぼの老人になってしまう。
・世之介は若返りの秘薬を求めアマゾンの奥地へ向かう。
・アマゾンの奥地でヌルポ族の呪術師と接触する。
・白人のハンターの襲撃によって秘薬の情報を得ることに失敗する。
・傷心のうちに帰国した世之介は通販で美肌クリームを購入し、これを塗ることで
10歳ほど若返るも依然老人のままである。
・世之介は自分で若返り薬を作り飲んでみたものの、それはバイアグラの機能しか
もっていなかった。
・空腹を感じた世之介は弓子さんに食事を要求した。 この家の地下は、どうやら時空を超えて沖縄近海とつながっているようだ。 世之介はこの体では主役の大任を果たせないので辞職する旨をYZWに伝えた
YZWは次の主役を探すため旅に出た カナナは徳川埋蔵金を掘る事を諦めてはいない。
そんな姉を不憫に思う雄大であるが… YZW「観測者が二人ともいなくなったから何とも仕様がないが、まさか夏奈ってなつなじゃなくかなか?
だとすると雄大って…!(戦慄)」 世之介「できればもっと人生を楽しみたかった・・・」
これが世之介の最期の言葉だった
程無くして世之介は息を引き取った
老衰だった
そして盛大な葬儀が執り行われた 世之介の遺体は石棺に納められ、かつてポルンの墓所となっていた敷地内の霊廟
に祀られた。 ここぞとばかりにカナナは徳川邸攻略計画を提案。
カナナの元に牡丹ちゃん、糸重くん、獅童くん、那由多さんが募った。 タドコロ博士「こんなことをしている場合ではない!日本は沈没してしまう!」 よくもまあこれだけくだらなくしてくれたな。
岡様はぶちギレている YZW「…訳わからん展開になったな。」こりゃ主人公だけでなく観測者も必要だ。
YZWは主役&観測者発掘オーディションをストリップ小屋で開催した。 葬儀は盛大に行なわれたので、世之介にゆかりのある連中が大勢集まっていた。
YZWはかれらを前にして言った。
「キャラが死んだり逮捕されたりで、持ち駒が不足している。こうなってはもう
主役は和崎悠真だ!」
そしてYZWは和崎に性剣を渡そうとしたので、青木為範やスランプ元大統領が
これを制止した。
「破壊神、自棄を起こしてはいけない!」 「そうだそうだ、ちゃんと審査を通せ!」「俺が主役だ!!」やがて欲にまみれた者達
による血まみれの死闘が始まった…。その阿鼻叫喚を遠巻きに眺める和崎悠真は一人ご
ちた。「俺は主役の座なんか要らん。ただ女を抱きたいだけなんだ…!」 「はじめて出てきたやつがそのまま主役になるとか、リレー小説ってのは
そんなあまっちょろいもんだったのかよ!」
「大体登場人物が話し合いで主役を決めるなんておかしくないか?」
令和の清須会議がますます紛糾していったそのとき、女の大きな声が聞こえて
きた。
「ただいまあ!」 姿を現わした女に一同は驚き、YZWが声をかけた。
「おまえ、木霊幽子とは切れたのか」
女はYZWを無視して弓子さんの方に近づいて行った。
「間に合わなかったみたい・・・」
「おお、ポルン・・・」
ふたりは抱き合った。 特級術師小沢イチロウは呪霊と化したポルンを祓うよう呪術高専より特命をおびていた 「えーもう終わりかいな」
と麻生タロウは名残惜しそうにストリップ小屋を後にした まさかの主役復活に一同は色めきだった。
「どういう事だ!話が違うだろう!」「破壊神を血祭りにあげろ!」
「徳川埋蔵金が実は3兆ジンバブエドルってのは本当かおい!」 怯むことなくYZWはポルンに向かって言った。
「もう木霊幽子とは関係がないんだな。そうであれば、またこの性剣を」
「そんなものいらない」
「なっ!何!」 「ヨノピーが死んだって聞いたから帰ってきただけよ、喪に服したら幽子の所に戻るわ。」
「あと秋沢家は相続放棄するから、徳川埋蔵金はさっさとカナナだか夏奈だかにやっちゃって。」 YZW「レス番を見ろ!892になってるじゃないか。そろそろオーラスだ」 なにこの創作意欲が駆り立てられない展開は
正直オワタ YZWは神のおちんぽでポルンを昇天させるとポルンの膣内に大量の精液を放出した
それを見ていたオーディション参加者も次々とポルンのおまんこに挿入し盛大な乱交パーティーが開催された その阿鼻叫喚をなすすべもなくずっと見ていた弓子さんは思い立った。木霊幽子とは一度
腹を割って話すべきだと思った。彼女が葵さんならこの古いアドレスはまだ繋がるかも。 ポルン、YZW、弓子さん、各人それぞれの思わくを胸に秘め、かれらは
夕食の席についていた。食卓にはくさやを焼いたものがあり、どうやら
ポルンの好物のようである。
彼女がこの家で食事をとるのは、血洗島から戻ってきて次に巨糞の谷へ
行く前のひとときであり、そのときは市川狂猿が一緒であった。 YZWは食事の席においてポルンと目が合うことをことさらに避けた。
これまでは世之介軍団の重鎮として豪快に食らっていたが、今や軍団は瓦解。
世之介の席が無人であることがあまりにも寂しい。ポルンの目から見れば、
おれは大飯ぐらいの居候なのだろうか。
これはよろしくない。なんとか弓子さんにフォローしてもらえないものか。
そう思ったYZWは弓子さんに愛想をふりまいた。
「弓子さん、和崎の野郎はいつも食卓に姿を現わしませんね。一体どうした
ことなんでしょうな」 和崎「フガフガ」
YZW「お前も玉手箱開けたんか、しょうがないやつだ」 弓子さん「和崎さんなら今、公園であなたの家を作っているわ。世之介が死んだ今あなたにタダ飯を食わせる義理はもうないの。
このご飯を食べ終わったら出て行ってくださいね。」
食事後YZWが公園に向かうと公衆トイレの脇に段ボールでできた犬小屋みたいなものが置いてあった
それにはマジックで「YZW」と書かれていた
YZWの新たな生活がスタートしたのだ その初日の夜、YZWのダンボールハウスをある男が訪ねてきた。「誰だ?入って来な!」
と言い、振り返ると「あっ!お、お前は…、前スレの鬼丸!!」 鬼丸「おうおう」
YZW「池沼か。何が言いたいんだ!」 鬼丸は無言でYZWのアナルを犯した
YZWの全身に激痛が走る 「>>759の恨みを晴らさせてもらうぜ!カナナの弟も連れて来てんだ、おぉい入ってこい!」 入ってきたのはまだ年端も行かない幼児であった。カナナがポルンの同級生で
ある唐戸しらすの娘であるのだから、その弟であればそうであろう。 YZWはこの隙に逃げた
全速力で走った
恐怖を振り切るように必死だった
気が付けばYZWは巨糞の谷まで辿り着いていた
YZW「草井萬子に匿ってもらおう・・・」
YZWの思考は混乱していた 混乱はすれどもちゃんと性剣は携えて来ていた。
ゾンビと化した草井萬子。→ >>416 萬子の双子の片割れ小保司珍子。巨糞の谷
を制する小保司家。
YZWは性剣を小保司家との取引きの材料として使うつもりであった。 なんとか草井萬子に面会することができたYZWは早速交渉を始めた
YZW「草井萬子よ貴様にこの性剣を授けよう。そしてこの世界に神の国を共に作るのだ」
YZWは厳かに言った
YZWの予想では草井萬子はYZWの前にひれ伏すはずだったが・・・
草井萬子「何がクニだよ クンニしろオラァァァ!」
いきなり切れ始めた草井萬子は部下に命じYZWの顔を自分の性器に近づけさせた
羽交い絞めにされたYZWは自由を奪われ草井萬子の局部にその顔を押し付けられると
強烈な刺激臭により目から涙が溢れ始めた
そして激臭によりYZWはクンニすることもできず嘔吐し気絶してしまった
草井萬子「なんとたわいの無い。鎧袖一触とはこのことか」 YZWは全速力で逃げた。性剣は >>45 の時のように草井萬子の手に渡ったので
ある。 無限列車には鉈屋要&秋沢歩、>>642で初登場した恋多き狂女、更には特級呪術師OZW
が乗っていた。 18号車ではオードブルを囲んで飲めや歌えやのちょっとしたスナック状態になっていた。
ママ「いらっしゃ…あら、妙なのが来たわね。」
YZWは少しオドオドしながら席の隅の方へ座った。
従業員らしき娘がおしぼりとおしながきを持って来て隣に座る
娘「とりあえず何か飲み物を注文して頂戴な。それがここのセオリー。」
YZWはおしぼりを掴むとゴシゴシと顔を拭いておしながきに目を通した。
車内では糸重くんが『ワン・ナイト・ショー』を熱唱しており他の客たちを熱く滾らわせている
YZWはバドワイザーと書かれた所に指さしこう告げた。
「自分、成り上がりますんでよろしく!」 手ごたえあり。会心のできだ。
歌いおえたYZWは満足そうにあたりを見回した。
歌を聞いていたものの中に秋沢歩を見つけたYZWは神妙な顔をして問いかけた。
「前から気になっていたのだが、おまえが秋沢を名乗っているのはどいういう
ことなのだ」
「なぜここに世之介さんがいないの?」YZWの質問には答えず秋沢歩は言った。 秋沢歩「ならばお前も殺してやる!」
秋沢歩が包丁を持って襲い掛かってきた その時初めて>>909で性剣を忘れてきた事に気づいたYZW。結局彼は世之介と性剣無しで
は何もできない雑魚であった。 YZWへの秋沢歩の包丁切付はは寸前で止められた。
とある人物が邪魔をしたのである。
「パンドラ、一緒に育ったお前に神殺しの汚名を負わせるわけには
いかない」
「あんた、誰だ!」YZWは驚いた。
「クーボーと申すもの。破壊神、お初にお目にかかる」 秋沢歩から包丁を取りあげた空亡はさらに続けて言った。
「この女の真の名前はパンドラ。新界七海や私とは仲間なのです」 YZW「宜しい、私の身を守ることを許そう」
YZWは厳かに言った 「YZW、刃を持て。斬るべきものはもうある」
と誰かが囁いたのでYZWは自分の首を斬落とした。 YZWには身内がいなかったので葬儀は行われなかった
無縁仏に静かに葬られた 猫柳鉄子が収監されていた刑務所では、一癖も二癖もありそうな女囚たちが
彼女を取り巻いていた。
世之介とYZWの相次ぐ死。この異常事態に対し、希代の観測者として
慕われる猫柳鉄子の見解を聞こうというのである。
「和崎悠真、秋沢ポルン、小保司珍子そしてあんた自身も一度死んで生き返って
んだから、世之介にも同じことが起こるんじゃないの?」
「可能性は否定しない。あとは気合の問題だわ」
「うちら頭が悪いから、気合てのが何だかわからないけど、YZWの方はどうなのよ」
「YZWは神だから死ぬこと自体無意味。前スレでは灰の中や蟹の糞からも甦った
くらいだし。これもタイミング次第ね」 そして猫柳鉄子は隅の方でおどおどしている三人の女の子のもとに近づいて
行った。かれらはカナナ、牡丹ちゃん、那由多さんである。
「ねえ、きみたち、糸重くんはどうしてると思う?」
「一緒に捕まったから、今は男子の刑務所にいるはずです」
フフッと笑って鉄子は言った。「かれは無限列車に乗って何かの歌を熱唱して
るわ」 二度も裏切った糸重くんを許せないという気持ちは確かにあったが、
それよりも希代の観測者に対するあこがれの方が強かった。
殺人者であろうと服役囚であろうと、今の猫柳鉄子はカナナから見て輝いて
いたのである。
カナナの将来の夢はトレジャーハンターから観測者へと移っていった。 鉄子はひとりごちた。「麻生タロウなんで練習台としてどうなのかしら。」
「しかし…。空亡とクーボー博士の関係、気になるわね。」 「クーボー博士は和崎悠真と同じ系統でしょ」牡丹ちゃんがさりげなく言った。
「チッ」猫柳鉄子が舌打ちした。 獄長は激怒した。
「聖なる監獄で何ということを!ここにおまえたちを置いておくわけには
いかない。ええい退所を命ずる」
そうして猫柳鉄子と三人のこどもたちは自由の身になった。 猫柳鉄子と三人のこどもたちは天竺まで旅に出ることになった。 そこに行けばどんな夢も叶うと言うよ。
誰もが皆行きたがるが遥かな世界。
その国の名はガンダーラ、何処かに在るユートピア、どうしたら行けるのか教えて
欲しい。 とりあえずユートピア宝(入浴施設)で旅の疲れを癒やす事になった一行。
脱衣場ではカナナ(中2)と牡丹ちゃん(中1)が胸の大きさを競い合ってキャッキャッと騒いでいるのを知り目に
猫柳鉄子(高1)は「やれやれお子様ね。」と呟いて浴槽に向かう。
そこで那由多さん(小4)の完成されたプロポーションを目の当たりにしてぎょっとしてしまうのだ。 猫柳「私と同級の唐戸しらすが高1で、その娘のカナナが中2という方が
問題でしょ」
牡丹「そこをうまく説明できてこそ観測者なのでは?」 「いやいや、小4の那由多さんがナイスバディ&さん付けもおかしいから。」声がした方
を振り返るとYZWが復活していた。「私は実はイエスキリストなのよ。」 YZW「猫柳鉄子よ、貴様今年で50だろ。年齢詐称にも程があるぞ」
YZWは厳かに言った そんな下郎を華麗にスルーして猫柳は座椅子にもたれ掛かった。
「これ悟空。」
「へ、私?」
カナナはきょとんとして自身を指差す。
「何をすっとぼけているのですか。あなた以外に誰がいるのですか?悟空、肩を揉みなさい。私は疲れているのですよ。」
「は、はい。承知しました。」
悟空と呼ばれ腑に落ちないながらもカナナは猫柳の命に従った。
「明日は早朝に逃げるようにしてこの地を発ちますからね。あなた方も今のうちに休んでおくように。」
「は、はい。」 猫柳鉄子を怪しいと感じた牡丹ちゃんと那由多さんは夜のうちにひっそりと逃げた 破壊神YZWもまたユートピア宝を出た。
猫柳よ、おれの不在の間よくつないでおいてくれた。あとはまかせろ。
YZWは全速力で駆けていった。福岡をめざして。 福岡市民の中にはYZWの復活を歓迎する向きもある一方、またあのタコ踊りを
見せられるのはかなわないというアンチも少なからずいたのである。 YZWは福岡で大都会を熱唱した
この歌の大都会は実は福岡を指すのである YZWはかつて世之介が空地に建てた研究所に身をひそめた。ここは現在まったく
使われていない。もともと研究員は世之介ひとりだったのである。 「しかし独りは寂しいな、前みたいに巫女を雇うか。」またオーディションが始まった。 ストリップ小屋オーディションを勝ち抜いたのは蓮舫ひとりだった。 「先手必勝だわ」
閃光のごときYZWのキックが、的確に蓮舫の股間を捉えた。 蓮舫「効かぬわ!このスレの主役は私がもらった!!!」 「ああ、またタコ踊りが始まっとっと」福岡市在住の田嶋一郎氏39歳は
あきれたように言った。 「最近、見世物のレベルが落ちたのう」
と森元会長も不満顔だ。 激怒したYZWは日本中の女をレイプした
一年後日本はYZWベイビーで溢れた
少子化問題は破壊神YZWのおちんぽで解決されたのだ 猫柳鉄子も友人の娘であるカナナを供なって福岡市郊外の自宅へ戻り、観測を
再開した。
「猫柳さん、この蓮舫ていうのはなんですか。主役をよこせとか言ってるみたい
ですけど」
「よく見直してみなさい」
「あ、このスレの頭25レスまでに15回も登場してますね。この時期は主役
だったんですかね」
「フフフ」 つー事は元々R4のスレッドだったのをこいつらが略奪したって事か…。
更に読み続けると死んだ人間がいとも簡単に生きがえりまくるこの展開に、命という物が
あまりにも軽視されているとカナナは思った。 何を略奪したかと言えばなのも略奪していないのだが、とりあえず姓が略、名が奪者というので「略・奪者」と呼ばれており、小さい頃からいじめられていた。
彼は明治時代に姓を略にした祖先と、その姓でありながら名を奪者とした親を心底恨んでいた。 「何このしょうもないキャラクター。カナナ、あなた何か言いたい事あるんじゃない?」 「わたしが知りたいのは」カナナは一拍おいた。「あなたが片柳宗春を殺害した
理由です」
「・・・」 「それこそ略・奪者の仕業だとかそこに紅茶があったからだとか、そういうの以外でまじ
めに答えて下さい。」「!!」 猫柳鉄子「ムカついたから殺した。実際はそんなもんです」 「わたしと片柳さんとの関係は、ポルンと弓子さんや木霊幽子との関係とは
違う」鉄子はそれ以上なにも話しはしなかった。 破壊神YZWは例の研究所にいた。
打ちっぱなしのコンクリートがなんとも寒々しい。
研究所というより工場のようだ。そのようなことを考えながら、YZWはさきいか
をつまみにカップ酒を飲んでいた。
はじめは世之介のことを思いだしたりして静かに飲んでいたのだが、二杯目の
蓋を開けるころには、感情が荒ぶっていくことを止められなかった。
「やってやるよ!」YZWはだれもいない研究所の中で叫ぶのであった。 見世物小屋研究の第一人者である麻生タロウと協同研究した。 カナナの通報によって警官がやってきた。
「なんだ家宅侵入で二回捕まった中学生じゃないか。おまえが殺ったのか?」
「ちっ、違います!」
「まあいい。暗黒大陸に捜査員を派遣しよう。どうせまた生きかえるだろう
から、本人から直接事情を訊く」
警官と入れ代わりに青木為範とゴルゴ松本がやってきた。
「葬式だ!葬式だ!」と騒いでいるかれらに嫌悪感を持ったカナナは逃げるよう
にして猫柳邸を後にした。そして自分の家である唐戸家に戻ったのである。 そして青木為範とゴルゴ松本により盛大な葬儀が執り行われた このところ唐戸家の雰囲気は良いとは言えなかった。
元凶はカナナの父源五郎ホーガンである。源五郎は嫁の実家に同居し、働くでも
なく、毎日ぶらぶらしていたのである。
かれは女子高生との間に子どもを作り、生まれたばかりの娘を嫁の両親に預けて
夫婦ともども米国に留学するなど、常軌を逸する行動を取ってきた。 源五郎は大きくて硬いペニスの持ち主だ
今日も彼は世界中に子種をばらまいていた しらすの夫でありカナナの父であるのは源九郎だった。 家で鬱々としていたカナナに糸重くんから連絡があった。3回目を敢行しよう
というのである。今回はまず家人を皆殺しにし、それからじっくりと埋蔵金
を探すという計画だという。
カナナは、もう埋蔵金なんかに興味はないといって申し出をことわった。
こいつはサイコパスか!
どうせはったりだろうけど、一応秋沢家の人には知らせておくか、とカナナは
思った。 カナナが秋沢家に電話すると警察官が電話に出た
話によると秋沢家の者は何者かによって皆殺しにされたらしい
カナナは糸重くんの話を警察に話したが二度の家宅侵入をしたカナナにも当然警察は疑いをかけていた 事件を知った破壊神YZWはすぐ秋沢家に駆けつけた。
遺体は検死に回されたのかその場にはなかったが、あたりの惨状はあきらかで
あった。
この令和の時代に押し込み強盗かよとため息をついたYZWの視野に、青ざめた
顔でブルブルふるえているちんまるの姿がはいった。
「よもやおまえが族の手引きをしたのではあるまいな」というYZWの問いかけ
にたいしても、ちんまるはただ首を横にふるだけでことばはなかった。 「破壊神YZW」
YZWは声がしたほうを振りかえった。
その声は壁掛型モニターに写っている性別不明のCGの顔から出たものであった。
「ああ、おまえは何とかダルマとかいう人工知能野郎だな」
「攻めダルマ3号だ。自分はきわめて恐ろしい場面を目撃した。そのため
PTSDになった。カウンセリングを受ける必要がある」 YZW「よし俺が直してやろう」
YZWがいじると攻めダルマ3号は爆発した
YZWは全力で逃げた YZWはストリップ小屋に逃げ込みカナナのストリップショーを堪能した。 YZWは途中コンビニによってワンカップ大関2つとチーちくと貝ひもを買って
世之介研究所に戻った。
床にどっかりと座って日本酒をちびちびやっていると、今まで気がつかなかった
のであるが、壁に秋沢の屋敷にあったのと同じモニターがあるのを見つけた。
気になって電源を入れてみると、ディスプレイに攻めダルマ3号のCGの顔が
現われた。
「おまえ爆発したんじゃないのか?」
「爆発したのはただの端末だ。自分の実体は中洲産業大学泥田坊研究室の
サーバー内にある」 YZW「…いちいちめんどくせー。」
AI「俺は犯人を見た。一人は空亡、もう一人は糸重くんこと市川狂猿だ。」
YZW「!!」
AI「一家は皆殺しとされているが、空亡と一緒だった新海七海という女がポルンを拉致
して去っていった。」 YZW「よし、警察に連絡だ。あとは吉報を待つのみだ」
YZWは警察に事情を話したあとまた酒をちびちびと飲みながらAIと談笑した
1週間後、無事に空亡と市川狂猿と新海七海が逮捕された
金に困っての犯行だったらしい
ポルンは既に海外に売り払ったそうだ 破壊神YZWは拠点を研究所から秋沢の屋敷に移した。
おれも売りとばされたり流されたりした海外から貨物船で帰ってきたことが
あった。(前スレ 277 & 429) ポルンも何とかしてここに帰ってくるだろう。
それまで屋敷を保守しておかねばならんて。
そう言ってYZW広い屋敷の中を数時間かけて探しまわって電気こたつを
見つけてきた。それをかつて世之介のお気に入りであった和室の真ん中に
セッティングした。
それからスーパーへ行って蜜柑を買ってきて、それをかごに盛って
こたつの上に用意した。
そしてYZWはこの蜜柑を肴にして、これまたどこからか探しだして
きたブランデーをぐびぐびと飲んだ。
「ふぅー、日本の冬だなあ」
YZWは満足そうであった。 「そして明日は日本人の大好きな、年一回の性夜祭りか…。」思えば本スレも結構長い事
続いているもんである。 YZWはこたつで暖まりながら今回の事件のことを考えていた。
糸重くんが市川狂猿だったって!おれは市川狂猿には一度も会ったことはない
が、糸重くんというのは子どもだろ。おそらくは小学生なんだろうな。
それで市川狂猿も小学生か。
世之介、おまえ小学生を軍団に入れたのか。>>58
YZWの顔は泣き笑いになっていた。 YZWは性夜にSEXするため意気揚々とちんぽ出して外出した そして源九郎のストリップ小屋に入り浸ることになったのである YZW!
百鬼夜行はどうするんだ!
闇の魔物を何とかしてくれ!
破壊神!! YZWは>>988の叫びを無視し、こう言い放った。
「次スレはカナナを主役にする。それまでにこのディズニーランド製の性剣を本物にす
る方法はないものか…。」 百鬼夜行はカリスマ霊能力者カムイさんにより除霊された カナナのストリップショーを見ながらYZWはおちんぽをしごき
放出した精液をディズニーランド製の性剣に塗りたくった
すると YZWの前にひとりの幼児が現われた。前スレ999で鴨沢芹を斃したあと、このスレ
を目指してやってきたのであった。
「やっと着いた。神よ、ここで僕は活躍できますか?」
「遅えわ!」YZWはレス番をちらっと確認して言った。
そのとき黒いリムジンがかれらのもとに停止した。
「さあ乗ってください」ロボットの運転手が声をかけた。
車に乗りこむと、中には先客がいた。片柳宗春と娘々であった。
「お疲れさまです」とふたりはYZWに言った。
状況がつかめずオタオタしていたYZWであるが、ふと気がついて言った。
「おまえ、ダルマだな!」
「よく気がつきましたね。例によってこのロボットは端末なんですけどね」
A I ロボットはさらに続けた。「今はもう小説の本でいえば、あとがきみたい
なもんです」
「では精液を剣に塗りたくって終わりか」
ロボットはニヤリと笑っていった。
「この車は打上げ会場の烈風荘に向かっています」 烈風荘では借金取りを従えた鬼丸が待っていた
鬼丸「YZWよ烈風荘の宿泊費と修理代を払ってもらうぞ。世之介が支払った額にお前の支払い分は含まれていない」 いつの間にか鬼丸のバックに回った幼児が腰をかがめ、鬼丸の両脚のすきまに
腕を差しいれ、下から股間をかちあげた。
かれもようやく活躍の場が与えられて満足そうな笑顔を見せた。
そして烈風荘の主人である健さんは、空気が読めない鬼丸に打ち上げへの出禁を
言い渡した。
YZWが大宴会場に入っていくと、そこにはすでに大勢の人々が集まっていた。人
だけではない。日本猿にカピバラまでいる。
YZWは青木為範、蓮舫、雄大、六花などの顔を見つけた。冴えないサラリーマン
薄木や蒼いターバンの少女もいたが、YZWにはかれらが誰なのかわからなかった。 会場に見慣れないグループを見つけたYZWは、あれは何者かと隣にいた和崎
悠真に訊いた。
「あれは作家の連中ですよ」と和崎はこたえた。
よし、あいつらに一発文句を言ってやろうと一歩進んだYZWであるが、
逆三角形の男に声をかけられた。
「神、ショーがはじまりますぜ」
見るとステージの上で、ポルン、珍子、六花それに猫柳鉄子が歌い踊っていた。
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