同僚への暴行などの不祥事で香川県警が警察官・職員を処分した件数が2020年度で13件あったことが、同県警への情報公開請求などでわかった。現金を盗んだり、同僚の女性を監禁したりした悪質な事案もあった。

読売新聞が情報公開請求で入手した文書などによると、懲戒処分は4件で、
▽覚醒剤のようなものを譲り受けた男性の警察職員▽妻に暴行を加えた男性警部補▽他人の財布から現金数万円を抜き取った30歳代の男性巡査部長▽交際関係のもつれから女性警察官の自宅に侵入し、結束バンドで監禁して軽いけがを負わせた40歳代の男性警部(階級、年代はいずれも処分当時)。

懲戒処分に至らない訓戒は5件、注意4件。同僚の手をボールペンで突き刺し、軽いけがを負わせたり、証拠品の管理が不適切だったりした事案だった。

県警監察課は「県民からの信頼を裏切ることになり、申し訳ない。全ての職員への指導を徹底し、信頼の回復に努めたい」としている。

読売新聞オンライン
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