ガンダム スターダストメモリー0083



ハマーン・カーンが率いるジオン残党勢力「アクシズ」は表向きは中立だが、秘密裏にデラーズ・フリートを支援する。ガトーはアクシズからノイエ・ジールを受領。コーウェン中将は、ジーン・コリニー大将とジャミトフ・ハイマン准将らの派閥の政略により失脚。それによりアナハイムがドック艦ラビアンローズでテストを行っていたガンダム試作3号機は凍結、アルビオン隊は軟禁される。アルビオン隊は命令に違反してガンダム試作3号機を強引に受領し、コロニーの落下阻止に動く。アルビオン隊らの健闘虚しく、コロニーは阻止限界点を突破する。

ジャミトフの指示でバスク・オム大佐は、奥の手のソーラ・システムIIでコロニーの破壊を目論む。その影ではシーマがデラーズを射殺しコリニー派との裏取引を成功させるが、事情を知らないコウによって撃墜。コウは、かつてニナがガトーの恋人であったという事実を知ってしまう。連邦軍の腐敗、ニナの過去、めまぐるしく変化する状況に翻弄させられたコウは、やり場のない怒りとともに、実直にジオンの理想に殉じようとするガトーとの決戦に臨む。連邦軍はコロニーの落下阻止に失敗し、コロニーは地球へと落下。星の屑作戦を成功させたデラーズ・フリートはアクシズの艦隊を目指し撤退する。

紛争終結後、連邦軍はガンダム開発計画を抹消し隠蔽。コロニー落としをコロニー移送中の事故として処理。オサリバンの変死体が発見される。権力を拡大したジャミトフは、ジオン残党狩りを目的とした特殊部隊ティターンズを設立し、アルビオン隊の多くも編入。ラビアンローズの事件の軍事裁判でアルビオンのエイパー シナプス艦長に死刑、コウに懲役刑。ガンダム開発計画の抹消によってコウの罪状が消滅。