08月16日 16時35分

岡山県が後援し「世界平和統一家庭連合」=旧統一教会の関連団体が関わっていたイベントについて、NHKが県内の自治体に取材したところ、すべての市と一つの町も後援していたことが分かりました。

旧統一教会の関連団体が関わっていた「ピースロード」という自転車で各地をまわるイベントをめぐっては、県が後援していたことを8月12日に明らかにし「しっかり検討すべきだった。今後より慎重に対応していく」としています。
去年開催されたこのイベントについて、NHKが県内27市町村に取材したところ、15あるすべての市と矢掛町も後援していたことが分かりました。
いずれの自治体も当時、旧統一教会の関連団体が関係していたと認識できず、イベントの目的などについて妥当性を検討した結果、宗教の関わりや営利目的はないと判断して、後援を決めたとしています。
また岡山市、倉敷市、玉野市、総社市、瀬戸内市の5つの市は、おととしのイベントにも後援していました。
そして同じ年に、イベントの実行委員会から、新型コロナ対策にあててほしいと、岡山市に10万円、倉敷市と玉野市にはそれぞれ8万円の寄付があったということです。
寄付金について3つの市は、問題があるという認識はないとしています。
一方11の町と村については、後援の申請がなかったということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220816/4020013682.html