古墳時代の三鷹人はこんな顔です――。東京・三鷹で見つかった古墳時代の人骨をもとに復顔した模型が、三鷹歴史文化財展示室(下連雀9丁目)で展示されている。ちょっとイケメンな父と息子だ。

 三鷹市によると、市内の大沢地区には7世紀から8世紀の初め、横穴墓と呼ばれる集団墓がつくられた。墓には石が敷かれていたため、保存状態の良い人骨が見つかり、100体以上が国立科学博物館に送られた。そのうちの6体の人骨について、同博物館の研究施設がゲノム解析をした。

父は渡来系 息子は縄文系
 その結果、「羽根沢台横穴墓群9号墓」で発見された人骨は父と息子であることが確認された。20代で亡くなった父は渡来系で、息子は30、40代で亡くなり縄文系の要素が強いという。全身の骨格のひじや関節などの特徴から、馬に乗って弓を引くような動作を日常的にしていた可能性があるそうだ。

 父親の顔は人骨の特徴から復…(以下有料版で,残り399文字)

朝日新聞 2023年7月28日 7時30分
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