テレビ朝日の玉川徹氏が23日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)に生出演した。

 番組では、青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」が、青森市の40代の男性社員=2018年に自殺=に、賞状を模し侮辱する内容の書面を渡していたことを報じた。

 遺族は20日、パワハラや長時間労働が自殺につながったとして、会社などに約8千万円の損害賠償を求め、青森地裁に提訴した。会社側は「表彰の一環」と説明している。

 原告側によると、関係会社も参加した18年1月の新年会で、男性は課長が作った「症状」と題した書面を渡された。「今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」「陰で努力し、あまり頑張ってない様に見えてやはり頑張ってない」などと書かれていた。

 玉川氏は今回の事態に「単なるパワハラじゃないかもしれない」とし、問題の「症状」について社員の間で問題視することがなかったことから同社内に「いじめの構図があったんじゃないかということも含めて裁判で明らかにする必要がある」と指摘した。

 さらに「肉体的に疲労がたまって精神的に毎日ダメージが続いていけばウツが発症するのは自然なものですから、死に至る病に会社が追い込んでいった」とし「傷害致死に近いモノに感じます」と指摘していた。

https://hochi.news/articles/20220623-OHT1T51018.html