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羽柴秀吉の読み方は「ファシバフィデヨシ」だった? 世界一複雑な日本語の成り立ち [きつねうどん★]
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2023/04/17(月) 12:28:58.30ID:SQZnLBJX
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 「ファシバフィデヨシ」「ツァツァノファファミヤマモツァヤニツァヤゲドモ」。歯が無い状態で喋っているわけではない。前者は戦国武将「羽柴秀吉」の16世紀当時の読み、後者は『万葉集』に収められている柿本人麻呂の歌「小竹(ささ)の葉は深山(みやま)もさやに乱るとも~」の、平安時代はじめ頃の読みとなる。

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 このように時代によって、だいぶ違う日本語の発音。発音が復元できる最古の時代である奈良時代から現代語と大体同じになる18世紀後半まで、約1000年に渡るその変化の歴史を紐解いた一冊が、本書『日本語の発音はどう変わってきたか』(中公新書)である。

 著者の釘貫亨は、長らく古代語の文法や音声を研究してきた日本語学の学者。著者がまだ大学院生だった頃、奈良時代の母音を研究していると自己紹介すると、たびたびこう聞かれたという。「そんな録音機もない古代の発音がどうして分かるのか」。

 昔の発音を知る重要な資料となったのは、「万葉仮名」(まんようがな)と呼ばれる、まだ平仮名も片仮名もなかった奈良時代に使われていた仮名である。万葉仮名は音節に漢字を当て、日本語を書き表せるようにしている。たとえば『万葉集』の和歌「二上(ふたがみ)の 山に籠れる 霍公鳥(ほととぎす) 今も鳴かぬか 君に聞かせむ」は、「敷多我美能 夜麻尓許母礼流 保等登藝須 伊麻母奈加奴香 伎美尓伎可勢牟」と表される。こうした文字の用例が研究者たちによって検証されていき、当時のハ行音は「パピプペポ」に近くて後に「ファ・フィ」のような音になったこと、サ音は「ツァ」に近かったことや、母音が5音ではなく8音であった可能性が浮かび上がる。

 万葉仮名以外にも、仏教の経典の注釈書や、室町時代にヨーロッパの宣教師たちが作成した日本語の文法書・辞典など、ヒントとなる各時代の文献が後世に残されている。中には、16世紀前半のなぞなぞで「母には二回会ったけれども父には一度も会わなかったもの、これ何だ?」の答えが「くちびる」であることから、母は当時「ファファ」とくちびるを二度合わせる発音だったことが証明されるなんて、よくできた話もある。

 とはいえ復元の基本となるのは、文字と音の対応関係を調べ上げて法則を見つける、地道な知識の積み重ねだ。本書で再現される復元の過程においては、素人にはとっつきにくい専門的な話も少なくない。だが普段気になっていた日本語の謎が解き明かされる醍醐味も、そこには同居している。
 たとえば、使い分けを迷ってしまいがちな「じ/ぢ」と「ず/づ」。「四つ仮名」と呼ばれるこれらの仮名は、元は発音も違っていたという。鎌倉時代まで「ヂ」は「ディ」、「ヅ」は「ドゥ」に近かったのが、室町時代中期には区別が曖昧となる。それでも軽い鼻音の違いは残っていたものの、元禄時代(17世紀終わり)頃には「ぢ」は「じ」、「づ」は「ず」と同じ発音に落ち着いたことが本書で証明されていく。
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2023/04/17(月) 12:29:07.79ID:SQZnLBJX
こうした知識を得ていく中で実感させられるのが、著者曰く世界に類を見ないという日本語の複雑な成り立ちだ。日本語で一つの漢字に音読み訓読み、複数の読み方が存在している理由。それは中国漢字の古音「呉音」(3~6世紀)・「漢音」(6~8世紀)・「唐音」(13世紀)が、日本に取り入れられるたび、文字の読みが入れ替わるのではなく増えていったから。こんな重層構造は当の中国をはじめ、他の漢字文化圏の国では存在しないらしい。平仮名を覚えるのに欠かせない五十音図は、実はインドにルーツがある。古代インド語の音声を学んだ平安時代の僧が、発音の仕方を「a i u e o~」とインド由来の順序で記述したのが起源となっているのだ。

 こうして海外の言語文化を取り込みながら発展を遂げた先に、本書で文例として挙げられている「知っておきたい新型コロナワクチン接種の基礎知識Q&A」「決算特価 最大15%OFF! お値打ち品がドッサリ満載!」のような、ごった煮感に溢れる現代の文字の並びがある。今後日本語の発音がさらに変わるとしたら、自然発生的になのか、外国語や新たな文化からの影響によるのだろうか。発音の歴史を辿った後は、発音の未来にも興味が湧いてくる。

https://realsound.jp/book/2023/04/post-1303212.html
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2023/04/17(月) 12:35:27.14ID:fLsKdaDQ
しゅーぺーでーすw
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2023/04/17(月) 12:41:50.82ID:/XKibT61
そりゃおかしいだろ
全国一律であったわけがない
それを読んだ人の地域差が意外に大きいことが予測される
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2023/04/17(月) 12:47:37.33ID:nNd0xHGR
>>4
藩ごとに違ったので密偵に対する防壁にもなった
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2023/04/17(月) 13:22:56.58ID:eWrJh8Q3
地名なんかは縄文時代からそう呼んでたところが多いだろうけど後に漢字を当て字して意味に引きずられて由来を語る人が多いね
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2023/04/17(月) 13:24:37.42ID:w2sgv68b
16世紀の日葡辞典なんかも参考になる
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2023/04/17(月) 13:27:00.20ID:WZv6U4qD
日本語なんてぜんぜん複雑でないだろ
漢字文化圏なんて言って喜んでるのは中国以外では日本くらいだが
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2023/04/17(月) 14:17:10.45ID:wMXaD9JS
英語における大母音推移みたいなのが日本語にもあったって事かな?
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2023/04/17(月) 14:48:32.12ID:yV76zQ8h
ドイツ語の方が複雑怪奇で難しいと思う
日本語は語尾の存在が外人には理解しにくいそうだが
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2023/04/17(月) 14:49:39.86ID:tmwKIPCt
可能性だからね
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2023/04/17(月) 14:53:56.86ID:Y5Ksc/i/
「うしばひできち」に一票
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2023/04/17(月) 14:59:36.19ID:BnZvoZXg
アナタワゥ カミヲゥ シンジマスカゥ
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2023/04/17(月) 16:36:44.91ID:b0rO+VHx
口語体メインだったしなあ

旧仮名時代の方は今の日本文はムリヤリ口拡げられるよなもんだとか言ってるし
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2023/04/17(月) 16:51:15.60ID:6hWEFE55
官兵衛=くわんびょうえ

には衝撃
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2023/04/17(月) 18:05:25.32ID:DRJOcu7n
>>15
キリスト教徒だったから宣教師が本国に送った書簡に書いてあったんっだっけ?
神聖4文字でも当時の他国語が参考してたし、そういう事例はけっこうあるんだろね
0017Ψ
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2023/04/17(月) 19:21:46.22ID:5fHQYaGS
日本語の原型は、音節の一つ一つが現代でいう手話の手形に近いものであった可能性がある
そして、そこに法則的な子音と母音の組み合わせを当てたのが、原始的な日本語になったと推測される
(「パタパタ」「メキメキ」「キラキラ」「シトシト」といった二音節反復型(厳密には二拍反復型)の擬音語・擬態語が日本語に数多く存在するのは、恐らくこのためである)
また、同じような手法で名詞・動詞・助詞なども構築していった結果、その一連の流れがそのまま文法化した可能性も高い
(世界的にも人々によく用いられる手話・ハンドサイン・ボディーランゲージの多くがSVO型ではなくSOV型を取ると言われている)
以下は、その概念的要素を50音表に大雑把にして纏めたものである

ア-手掲 イ-手拝 ウ-手提/得 エ-ア拝    オ-ア提    (自然体の手)
カ-爪掲 キ-爪拝 ク-爪提/暮 ケ-キ掲/カ拝 コ-ク掲/カ提(引っ掻く爪)
サ-刃掲 シ-刃拝 ス-刃提/擦 セ-シ掲/サ拝 ソ-ス掲/サ提(切っ先を向けた手刀)
タ-秤掲 チ-秤拝 ツ-秤提/連 テ-チ掲/タ拝 ト-ツ掲/タ提(雨を確かめる手)
ナ-拳掲 ニ-拳拝 ヌ-拳提/濡 ネ-ニ掲/ナ拝 ノ-ヌ掲/ナ提(軽く握った拳)
ハ-掌掲 ヒ-掌拝 フ-掌提/触 ヘ-ヒ掲/ハ拝 ホ-フ掲/ハ提(指を閉じた掌)
マ-叉掲 ミ-叉拝 ム-叉提/群 メ-ミ掲/マ拝 モ-ム掲/マ提(左右又は上下から物を掴む手又は両手)
ヤ-盃掲  -盃拝 ユ-盃提/揺  - 掲/ヤ拝 ヨ-ユ掲/ヤ提(物を捧げる腕)
ラ-螺掲 リ-螺拝 ル-螺提/  レ-リ掲/ラ拝 ロ-ル掲/ラ提(手首を捻ったり曲げたりする補助動作)
ワ-腕掲 ヰ-腕拝 ウ-腕提/熟 ヱ-ヰ掲/ワ拝 ヲ-ウ掲/ワ提(肘を中心とした腕全体)
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2023/04/17(月) 19:22:57.87ID:5fHQYaGS
噛む(カム)
 =爪を掲げる+手形はそのままで提げた揉み手みたいに対象に群れる
 =目一杯に開いた爪からそのまま掴む動作
敷く(シク)
 =手刀を拝む+手形はそのままで提げた爪みたいに対象に暮れる
 =自分に向けた手刀を遠くから胸元辺りまで引き寄せる動作
盛る(モル)
 =提げた揉み手を掲げる+手形はそのままで手首を提げるみたいに対象に捻じる
 =土を持った掌をひっくり返す動作
などのように、巧く解釈してもらえると有り難い

(補足)
・ヤ行ワ行は当初存在したエ甲オ甲が独立した結果誕生したものと考え、現在のエとオは乙に相当するものと仮定
・エ段オ段には甲乙をつけたが、区別がないものは原則的に甲を想定
・イ段乙は基本的に「~する存在/生き物」と想定したため省略
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2023/04/17(月) 19:41:27.88ID:aHXOTjXB
当時の日本語にh音がなかったのは海(hai)がカイ(kai)で音写されてることからも明らか
ハイ(*pai~fai)よりもカイ(kai)の方がまだ海(hai)の発音に近かった
ハ行(*p~f)の発音が変化したからこそ助詞はハ(wa)だしハ(ha)やパ(pa)も存在する
(パ(pa)は室町以降も生き残ったハ(pa)を発音上区別するための表記としてオランダ人などからの助言を元に後で作られた)
因みに日本語の発音で未だにはっきりしてないのはサ行
音写の幅が広くs音もsh音もts音も全部ごちゃ混ぜだから学者の間でも意見が割れてる
この辺の最新研究について詳しい人がいたら誰か解説よろ
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2023/04/17(月) 20:25:53.73ID:DKciYD7h
ちゃっぷい ちゃっぷい どんとぽちぃ
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2023/04/17(月) 20:30:18.26ID:b0rO+VHx
そういや「は」って出すのにパワー要るな
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2023/04/17(月) 20:35:34.98ID:DKciYD7h
>>21
♪あの頃は はっ!
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2023/04/17(月) 20:56:56.75ID:fF0oeqcV
>>16
なんか近い時期に「利兵衛」さんが送った書簡で平仮名表記で書かれていて、その読みが「りひょうえ」だったことから、「くわんびょうえ」読みでは
と推測された
となんかで読んだ
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2023/04/17(月) 23:00:17.22ID:T6KivlWm
数百年かけて音韻が変わるから一個人では気づくことすらできない
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2023/04/18(火) 01:09:39.86ID:OnM9WSsL
>>17
>>18
mjd?
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2023/04/18(火) 04:02:21.47ID:QeQTRqob
「母には二たびあひたれども 父には一もあはず」という古のなぞなぞがあってこの答えが「唇」なわけだけど、これってつまり発音が/h/じゃなくて/f/や/p/じゃないと説明がつかないんだよね
だから言語学的な裏づけがなくてこの説が影も形もなかった時代の国語学者たちは、なぞなぞの答えがそうなる理由がわからなくて首を傾げてたんだとか
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2023/04/18(火) 10:45:45.13ID:2LtnpI/v
>>17
見かけオカルトなのになんか妙に学術的で納得いくのが納得いかねえ
つかそれどこ情報なん?書籍あるなら少し興味あるし読んでみたいんだが
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2023/04/19(水) 01:11:36.34ID:bMwc6e8c
旧仮名遣い見れば分かるけど現代語って相当訛ってるし不思議じゃない
可愛いももとを辿ると顔映ゆし(かほはゆし)とかいう全然違う言葉に見えるし
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