https://mainichi.jp/articles/20211025/k00/00m/040/001000c

毎日新聞 2021/10/25 00:07(最終更新 10/25 00:07) 419文字




https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/03/18/20210318k0000m040144000p/9.jpg
岐阜市

 24日午後2時ごろ、岐阜市長良古津の「ながら川ふれあいの森」駐車場で、同市の未就学の男児(6)が行方不明になったと家族から110番があった。岐阜県警岐阜北署員と消防隊員の計約30人が捜索を続けていたが、午後9時10分ごろ、同市在住の会社役員の男性(73)を中心とする登山グループの6人が、駐車場から300メートル西側の山中で座り込んでいる男児を発見し、警察に連絡した。男児にけがはなかった。

 男児は午前11時ごろ、祖父(78)と一緒に駐車場近くの登山口から標高約420メートルの百々ケ峰(どどがみね)に登り、午後1時ごろ駐車場に戻った。祖父が駐車場の公衆トイレに数分間入った間に、行方が分からなくなっていた。



 男児を見つけた男性たちは登山が趣味で、ニュースで知り、自主的に捜索活動に参加した。「男児の親の気持ちを考えると、いても立ってもいられなかった。無事、発見できて捜しに来たかいがあった」と話していたという。【黒詰拓也、熊谷佐和子】