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毎日新聞 2021/11/6 08:50(最終更新 11/6 08:50) 326文字




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食中毒を発症するクワズイモの葉(手前)。食用のハスイモ(中)や里芋(奥)と違い、光沢があり色が濃い=大分県庁で2021年11月5日、津島史人撮影

 大分県は5日、有毒観葉植物「クワズイモ」を食べた佐伯市の60代女性が、口の中の激痛など食中毒症状を訴えたと発表した。女性は快方に向かっているものの今も口の中に痛みが残っているという。

 県食品・生活衛生課によると、女性は3日午後5時ごろ、自宅の庭に生えていたクワズイモの葉柄を塩もみにして食べた。激痛を感じ、吐き出したが、痛みが続くため翌4日に受診。食中毒が判明した。



 クワズイモにはシュウ酸カルシウムが針状の結晶となって含まれており、誤って食べると口の中に結晶が刺さり強い痛みを感じる。葉柄は食用のハスイモや里芋と酷似しているが、葉の色が濃く光沢がある点で違いがある。

 同課は「判別できない場合は、決して食べないように」と呼びかけている。【津島史人】