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[ 2022年2月10日 05:30 ]

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北京冬季五輪公式アプリ「MY2022」の画面=2日、北京(共同)
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 スポーツ庁は9日までに、北京冬季五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策で大会参加者にインストールが義務付けられている公式アプリ「My2022」が不正アクセスを招く可能性があるとして、北京五輪から帰国後の日本選手団を対象として専門家による携帯情報端末の検査を実施すると発表した。

 本人が同意した上で行い、必要があれば不審なアプリの削除などの処置をする。3月4日に開幕するパラリンピックの日本選手団にはレンタルした端末の配布が徹底できるようにする。スポーツ庁と内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)には相談窓口を設置する。

 政府はこれまで「My2022」の使用を最小限にとどめるよう呼び掛け、中国出国後の削除や別端末の用意を推奨してきた。

 英メディアは五輪開幕前、米国や英国など欧米の7カ国が自国選手に私用のスマートフォンを持ち込まないように呼び掛け、選手やコーチら約千人が使い捨てのスマートフォンを使う見込みであると報じた。