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2022年02月13日10時51分

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墜落した航空自衛隊のF15戦闘機(空自小松基地の公式ツイッターより)




 航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機が離陸直後に墜落した事故で、防衛省は13日、現場周辺の海中から男性の遺体を収容し、行方不明となっていたパイロット2人のうち1人であると確認したと発表した。空自はもう1人の捜索を続ける。


 事故は1月31日午後5時半ごろ発生。小松基地に拠点を置く飛行教導群のF15が、夜間訓練で離陸した約1分後、基地の西北西約5キロの日本海上で消息を絶った。搭乗していたのは群司令の田中公司1等空佐(52)と植田竜生1等空尉(33)。2人乗りで田中1佐が前席、植田1尉が後席に座っていた。空自は見つかった遺体がどちらか公表していない。
 空自によると、11日昼ごろ、捜索していた海上自衛隊艦艇が、海中に沈んでいた遺体を発見。基地に運んだ上で、身元を確認した。もう1人の行方につながるものは見つかっていないという。