https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021800326
2022年02月18日09時48分




 18日の大阪取引所では、金先物相場が急伸し、1グラム当たりの価格が約1年半ぶりに7000円台に乗せた。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、指標となるニューヨーク金先物相場が値上がりしたことが背景。
 取引の中心である12月決済物は夜間取引で7020円まで上昇し、過去最高値(2020年8月の7032円)に迫った。18日の日中取引でも高水準での取引が続いている。
 市場ではウクライナ情勢への警戒感から、有事に強いとされる金を買う動きが広がった。また、原油・天然ガスをめぐり輸出国ロシアからの供給不安も強まり、今後はエネルギーを中心に物価上昇が加速するとの懸念も、インフレに強いとみられている金の上昇要因になっている。