東映アニメーションは11日、不正アクセスによる社内システムの一部停止を受け、製作するテレビアニメの放映に影響が出ると発表した。テレビ各局は12日以後に放送予定だったアニメ4作品で、内容を差し替えるなどして対応する。

影響が出るのは、東映アニメが製作する「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」「デリシャスパーティ?プリキュア」「デジモンゴーストゲーム」「ONE PIECE」の4作品。

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は12日に放送を予定していたが、過去の放送回に差し替える。「デリシャスパーティ?プリキュア」も13日の放送で同様の対応を取る。

「ONE PIECE」と「デジモンゴーストゲーム」は毎週日曜日に放送しているが13日はスポーツ中継のためもともと休止することになっていた。20日以降の放送について改めて検討するとしている。

東映アニメは「毎週、心待ちにされているファンの皆様に心配をおかけし、深くおわびもうしあげる」とコメントした。

同社は6日に社内システムに不正アクセスを受けたことを確認し、システムの一部を停止していた。不正アクセスの対象に顧客情報や個人情報が含まれているかなど、詳細は調査中としている。

日本経済新聞 2022年3月11日 13:22
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1141Q0R10C22A3000000/?n_cid=SNSTW001&;n_tw=1646972852