3/11(土) 18:14配信

ABCニュース

 JR西日本が、福知山線脱線事故の車両を保存する施設の工事を始めました。

 2005年4月の福知山線脱線事故では、宝塚線の快速電車がカーブを曲がりきれずに脱線して線路沿いのマンションに衝突、乗客106人が死亡しました。

 JR西日本は事故の重大性や悲惨さを後世に伝えるため、大阪府吹田市にある社員研修センターの敷地内に事故車両の保存を計画していて、2月末、この施設の整備に向け、工事を始めたことがわかりました。

 施設は当初、来年秋に完成する予定でしたが、遺族らからの意見を踏まえ車両部品の配置の仕方などを検討した結果、施設の設計変更が必要になり完成が1年ほど遅れる見通しであることを明らかにしています。

 施設では、マンションに衝突した車両など当時の写真を実寸台で大型スクリーンに投影するほか、事故の痕跡が残るレールを置くことも検討されています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f423ed7086774bb88c854088a4394c34c3bace

最終更新:3/11(土) 18:14
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