後藤一也 藤谷和広2023年5月19日 14時00分

　厚生労働省は19日、5月8～14日の新型コロナウイルスの定点あたりの感染者数が、全国で2・63人（速報値）だったと発表した。
8日にコロナの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ5類になって以降、全国の新規感染者の状況が公表されたのは初めて。

　厚労省は「4月上旬から感染者の緩やかな増加傾向が続いている」とした上で、大型連休期間をはさんでいることなどから、「詳細な分析にはもう少し推移を見る必要がある」としている。14日までの1週間の全国の新規入院患者数は2330人だった。

　5類になったことで、新規感染者数は全医療機関などからの毎日の全数報告から、都道府県が選んだ全国約5千の定点からの週1回の報告に切り替わった。

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