2023年06月02日

 G7広島サミットを経て、また新たな戦争が勃発しようとしている。お好み焼きをめぐる戦争が、である。  

きっかけはサミットで広島を訪れたイギリスのリシ・スナク首相が外交活動の一環で、自身もお好み焼き作りに挑戦したことだ。
これをイギリス大使館が公式Twitterで紹介したところ、待ったをかけるリプライが殺到したのである。主に関西圏の人々による、それはお好み焼きではないというものだ。





「広島焼き」はタブー扱いに

 果たして「お好み焼き」の本場が広島か大阪かという問題はいったん置いておこう。ここで注意しなければならないのは関西派の人々が盛んに「それは広島焼きである」と発言していることだ。
「広島焼き」とは絶対タブーの言葉である。筆者はこれまでも取材を何度も訪れているが、そのたびに広島出身者から釘を刺されることが二つある。もしも巨人ファンならば、それを絶対に口に出してはならないこと。そして、間違ってもお好み焼きを「広島焼き」と呼んではならないということ。  
ある広島人からは、「もし流川(市内の歓楽街)あたりで、この二つを口にしようものなら生きては帰れない」といわれたことも。実際に試した人は聞いたことないのでホントかどうかはわからない。




NHKの番組で起こった“事件”
https://nikkan-spa.jp/1916810