倉原優呼吸器内科医
6/22(木) 7:40

新型コロナが「5類感染症」に移行してから、「やれやれこれでコロナ禍も終わった」と思っている人が多いかもしれません。
私も、どこかそういう期待を持ちながら、コロナ禍前の診療モードに移行しようとしていたのですが、無視できないほど感染者が増えてきました。





第9波の実態が把握できない

マスメディアでは「緩やかな感染拡大」と報道されていますが、全数把握ではなく定点把握に移行しているので、実際はすでに「急速な感染拡大」が起こっている懸念があります。
また、「5類感染症」に移行したことで、検査を受けていない感染者が水面下に相当数存在すると考えられています。
これに加えて、非常に地域差が大きく、現在の波の実態を掴みにくくしています。





沖縄県の医療逼迫

このウイルスがいやらしいのは、その高い感染性です。重症度はそこまで高くありませんが、ワクチン接種終了から時間が経過した高齢者で、再び肺炎を目にするようになりました。
全国で最も新型コロナの感染者数が多いとされるのが沖縄県で、定点医療機関あたりの感染者数も28.74人と全国最多を記録しています(図1)(15時30分追記)。
また、6月8日から医療フェーズ5になっていますが、この現状はあまり報道されていません。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20230622-00354747