交流サイト(SNS)で知人女性を脅したなどとして大阪府警が20代男性を脅迫やリベンジポルノ防止法違反容疑などで2回誤認逮捕した問題で、大阪地検が男性を嫌疑なしで不起訴としたことが16日、分かった。

 14日付。地検の佐竹毅刑事部長は「結果として犯人ではない男性を勾留してしまったことは真摯(しんし)に受け止めており、適切な捜査遂行により一層努める」とコメントした。

男性の代理人の森島正彦弁護士(大阪弁護士会)によると、16日に男性と一緒に地検刑事部副部長と面談。副部長は「捜査に違法、不適切な点はない」としつつ「(誤認逮捕は)申し訳ないと思っている」と頭を下げて謝罪した。

男性側は、勾留中の取り調べの様子を記録した自身のノートを基に、検察官から「100%犯人だと思っている」と言われたと訴えている。

面談でこの発言をただしたところ、地検は取り調べの録音録画を確認した結果、男性から「私を100%犯人と思っているのか」と問われたのに対し、検察官が「今のところ思っている」と応じていたと説明した。

一方、副部長は誤認逮捕を「システムエラー」と表現したといい、男性は「決して納得できない」と不快感を示しているという。https://news.livedoor.com/article/detail/24812324/

産経新聞