2021年11月9日、韓国・聯合ニュースによると、ソウル市・鍾路の日本大使館前で、
慰安婦問題解決のために行われる「水曜集会」をめぐり、
保守系市民団体「自由連帯」と、親日勢力の清算を主張する団体「反安倍反日青年学生共同行動(反日行動)」が衝突した。

記事によると、同日午前6時ごろ、
「自由連帯」のイ・サンジン事務総長らが日本大使館前に設置されている慰安婦像の前にトラックで乗り付け、
この場所で徹夜の座り込みを行っていた「反日行動」ともみ合いになった。
「反日行動」側が「慰安婦像の撤去を主張する親日派は退け」と声を上げ、
「自由連帯側」側は「先にこちらが集会の届け出をした場所を『反日行動』が占拠している」と主張したという。

騒動の原因は「場所の取り合い」。「自由連帯」は慰安婦像前で今月末まで集会を行うという届け出をしており、
コロナ前まで慰安婦像前で水曜集会を行っていた「反日行動」側が同じ場所で集会を再開できなくなったことで、双方が不満を訴えているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは
「集会の届け出をした団体があるのに、場所を不法占拠している人たちを解散させず放置している警察に問題がある」
「自由連帯が集会の届けを出している場所に、どうして尹美香(ユン・ミヒャン、慰安婦被害者支援団体の前代表で、
現在は支援金流用などの疑いで裁判中)議員の銅像団体が割り込むのか
。尹議員の生活費を稼ぐために活動している団体。銅像も撤去してほしい」
「自由連帯の集会は、尹議員の拘束と正義記憶連帯の解散、被害者のおばあさんたちへの寄付金返還を訴えるものだ」
「最大の問題、詐欺師の尹議員を罰するべき!。(被害者の)おばあさんたちが気の毒だ」などの声が寄せられている。

その一方で、「自由連帯は保守でも何でもない。親日の売国奴だ」
「こんな親日団体が存在しているのが問題だ。歴史を歪曲(わいきょく)し親日と独裁を美化する団体は解散させるべきだ」「自由連帯は一体どこの国の国民だ?」という逆の立場からのコメントや、「親日もよくないが盲目的な反日もどうかと思う。
落ち着いて対応すべきだ。日本が望んでいるのは、こういう分裂だよ」という意見も多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

https://www.recordchina.co.jp/b884859-s25-c30-d0195.html