京都府宇治市のウトロ地区で空き家や倉庫などが燃えた火災で、警察は22歳の男を放火の疑いで逮捕しました。

ことし8月、宇治市のウトロ地区で空き家や住宅、倉庫など合わせて7棟が燃える火事が起きました。

空き家から出火したため、警察が捜査していたところ、
奈良県桜井市の無職、有本匠吾容疑者(22)が火を放った疑いが強まり、6日、非現住建造物等放火の疑いで逮捕しました。

ウトロ地区は、戦時中、飛行場建設のために集められた朝鮮人とその子孫が暮らしている場所です。

来年ウトロ地区に平和祈念館が完成する予定で、ウトロ民間基金財団によると、
展示予定だった、およそ40点の生活用品などが燃えてしまったということです。

有本容疑者は、ことし7月、名古屋市の韓国民団(在日本大韓民国民団)愛知県本部と隣の名古屋韓国学校の排水管に火を付けて壊した疑いでも10月に逮捕されています。

警察は、有本容疑者の認否について明らかにしていませんが、動機や余罪についても調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/45231ad9fcd4f62e9dc49cfb8e00507e36be39f6