町工場の技術を笑いに変える「くだらないものグランプリ」。SNSでも話題になった、ユニークな製品がショッピングモールに登場しました。

 日曜日。にぎわうショッピングモールの一角では、自動車のタイヤを使った腹筋を鍛えるローラーに、ゴムでできたあえて音が鳴らないように作られた将棋ゴマが。 Qなぜゴムにしたか知ってる 「ぱちって音が気になったから。すごいと思った。よく思いついたなって」

 2021年のニュースを思い出す、こんなメダルも。
 「抗菌作用がある金属なので、万が一かじってしまっても問題ないのではと思い製作しました」(製作会社の担当者)

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ホイール腹筋ローラー

「くだらないものグランプリ」から生まれたユニークな製品の数々

 見たり、触れたりした人たちが笑顔になってしまう、ユニークな製品の数々。生まれたきっかけは、この大会でした。  東海地方の「ものづくり」を支える町工場がくすりと笑える製品を本気で作り、競い合ったことで話題となった「くだらないものグランプリ」。
 テレビやSNSで大きな反響があり、実際に見たいという声が、実行委員会に寄せられたのです。
 「イオンモール扶桑が地域密着に力を入れていて、扶桑町の商工会の方が『ぜひそれだったらやろう』ということで声をかけいただいて、イベント開催につながりました」(くだらないものグランプリ主催者 大藪めぐみさん)

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おにぎりから「具」だけを抜き取る「グナッシ〜」

おにぎりから「具」だけを抜き取る「グナッシ〜」も実演

 コロナで落ち込む世の中を元気にしたいと開催されたくだらないものグランプリ。イベント会場には多くの親子連れが訪れ、熱気に包まれていました。
 「町工場の人たちは会社のものを作るのが当たり前すぎて、そのすごさにみなさん気づいてないんですよね。それが、一般の方たちがそんなことできるの? これこうやって作るんだっていう声がきょう実際届いているので、そこはすごくいいなと思っています」(大藪さん)
 会場では、おにぎりから「具」だけを抜き取る「グナッシ〜」も実演。  「くだらないなと。初めて知りました。でもくだらないことがたくさんあって面白いと思う」(訪れた人)  「コロナ禍で工場とか動いてなかったりして、そういう時にこういうことに力を入れると新たな発見もあるかもしれないし」「そういうのに力を入れていくのがおもしろいなと思って。地元の企業さんにも頑張ってほしいと思っています」(訪れた人)

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鬼瓦のティッシュケース

三州瓦の産地の老舗が瓦を使った製品作りに挑む