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米Lockheed Martin は、米陸軍向け次期型複合ヘリコプター「Lockheed Martin Sikorsky-Boeing SB>1 DEFIANT」が、フロリダ州West Palm Beachからテネシー州Nashvilleまでの700海里(約1300 km)の長距離飛行試験飛行を完了したと発表した。

SB>1 DEFIANTは初飛行を披露してから3年間を経ているが、一連の試験中にギアボックスに不具合が見つかり、飛行停止となった期間がある。今回の長距離飛行の成功により、制式採用に向けてこれまでの開発の成果を示したことになる。

今回の試験飛行においては、SikorskyのBill Fell氏らがパイロットを務めた。同機がFlorida州外へと飛行するのは初めてだったが、Fell氏によると、全行程でエンジン出力、トルクともに50%未満と、十分余裕を持ったフライトだったという。

SB>1 DEFIANTは、1950年代から長年使用実績のあるHoneywellターボシャフトエンジン「T55」を搭載しているが、将来型長距離強襲機として開発中の派生型「Defiant X」には最新のHoneywellターボシャフトエンジン「HTS7500」を搭載する予定だ。

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