茨城県で23歳の女性が遺体で見つかった事件について、警視庁捜査一課が、午前10時から記者会見を行った。司法解剖の結果、女性の舌骨(舌の根元部分・のどの骨)が折れていたという。

女性を監禁した疑いで逮捕された会社員の三瓶博幸容疑者(33)は、きょう検察官の取り調べを受けるため、身柄を東京地検に送られた。

検事調べのため東京地検に移送される三瓶博幸容疑者(33)(午前9時半ごろ 富坂署)三瓶容疑者は、今月5日、茨城県・常陸太田市の別荘で、東京・文京区に住む新野りなさん(23)を監禁した疑いがもたれていて、18日、別荘近くの山林で新野さんの遺体が見つかった。これまでの調べで、2人は、5日午前中にJR水戸駅で合流し、三瓶容疑者の車で別荘に向かっていたことが分かっている。

捜査一課によると、司法解剖の結果、新野さんの死因は、未だ分かっていないものの、左の舌骨(舌の根元部分・のどの骨)が折れていたという。死後1〜2週間とみられている。舌骨が折れていたことと死亡との因果関係は分かっていない。

過去の事件では、被害者が首を絞められた結果、舌骨が折れたケースもあるが、これまでの調べでは、新野さんの遺体に、目立った外傷はないとされている。

捜査関係者によると、押収した三瓶容疑者の所持品から、手錠をかけられた新野さんの映像が見つかったという。捜査一課は、三瓶容疑者が映像を撮影する目的で新野さんを誘い出して別荘に連れて行った疑いがあるとみて調べている。

三瓶容疑者は監禁の容疑について、「手錠はお互いの合意だったので、不当な拘束ではない」と
容疑を否認。遺体については黙秘している。捜査一課は、新野さんが死亡した経緯についても調べている。

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