「子供の一時期の思い出となる駄菓子文化をなくしたくないんです」

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どうやら正式名称は「ヤッター!めん」のようです

国民的駄菓子と言っても過言ではない、ヤッターめん。アナタも食べていましたよね、紙のフタを「ブシッ!」と親指で刺してガーッと口に流し込む、あのラーメンスナック。10円とか20円とか金券当たりが付いて、子供のギャンブル心をくすぐったものです。

そんな日本国民の大好きなソウルフード、昔は10円でしたが、この物価高騰の波で価格を保っていられるのだろうか!? と心配になり、製造元の『ジャック製菓』に話を聞きに行きました。

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ほぼ家! な外観。オシャレなビルとかじゃなくて安心しました

本社に入ると迎えてくれたのは3代目社長の中野幹さんとそのご子息で専務の優さん。家族経営だったんですね。しかしこんな小さな会社で作られていたとはヤッターめん。私も子供の頃から(実は現在も)ほぼ主食と言っていいほどヤッターめんを食べ続けてきたので、感極まる想いでしたよ。

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左が社長の幹さん、右が優さん。ヤッターめんの会社って感じの温和な人柄!

『ジャック製菓』の創業は昭和23年。聞くと中野社長の祖父が疎開で生野区からここに移転、もともとは菓子問屋だったのが「ニッキ棒」や「奉天」(て知ってます?)を製造するメーカーに。ヤッターめんの開発は今から30年ほど前とのこと。もっと前からあった気がするんですが、わりと最近の商品なんですね。

こちらは形をプレスする機械。表に聞こえる「プシュー、プシュー」はこの音だったのです

つづき
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