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ヒーローズキッチンで提供している上州うな重=群馬県伊勢崎市で2022年7月16日午後0時44分、大澤孝二撮影

 太陽光発電などを手掛ける群馬県伊勢崎市の「ジースリー」(金子史朗社長)が養殖するウナギが、市内にある同社運営のレストラン「ヒーローズキッチン」のメニューに加わった。金子社長は「ウナギを日常食にするため、養殖に取り組んで3年。試行錯誤したが、提供できるレベルにまでなった」と胸を張る。

 同社は2019年に養殖を始め、現在は前橋市内で太陽光発電システムや赤城山麓(さんろく)の地下水を使ってウナギを育てている。

 レストランのメニューは「上州うな重」(税込み3280円)、「上州うなぎ白焼」(同3280円)、「ミニうな重」(同1930円)の3種類。うな重は香ばしく焼き上げた肉厚の身にオリジナルのタレがマッチし、食べ応えは十分だ。

 同社では、ウナギのほかにチョウザメも飼育している。金子社長は「ウナギやキャビアは高級食材だが、養殖も加工も自社で行うのでコストダウンが可能。地域の皆さんに安く提供できるよう努力したい」と意気込んでいる。【大澤孝二】

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