JR東日本は24日、利用者の少ないローカル線について、2021年度の収支状況を公表した。
収支が公表されたのは35路線66区間で、全区間が赤字だった。
輸送密度(1日1キロ当たりの平均旅客輸送人員)が19年度の実績で2000人未満だった区間を対象とした。

JR東は今年7月、この66区間を対象に19、20年度の収支を初めて公表した。両年度とも全て赤字だった。
赤字区間を中心としたローカル線の在り方を巡っては、
国土交通省が設置した有識者検討会が今年7月に

「輸送密度1000人未満を目安に国主導で自治体や鉄道会社と協議会を設置し、
バスなどへの転換を議論する」などとする提言をまとめた。
JR東は条件を満たす路線・区間について協議会の活用も視野に検討を進めている。【木下翔太郎】

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc3854b538d7598cd852ef8c8e59e82276f69fd5