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富士山をバックに、清水港に入港するクルーズ船アマデア=2023年3月1日午前7時23分、静岡市清水区、吉田耕一郎撮影

 新型コロナウイルス感染症の影響で止まっていた外国クルーズ船の国内受け入れが1日、3年ぶりに再開された。ドイツの「アマデア」が同日朝、欧州の乗客520人を乗せ、静岡県清水港に立ち寄った。

 着岸すると検疫官らが船内に乗り込み、発熱など乗客の体調をチェックした。船はサイパンから東京に向かう途中で、下船した乗客は半日の停泊中、三保松原など富士山を望む県内の観光地を回る。夫婦で来たドイツ人のツヴェルナー・ギュンターさん(77)は「船から見た富士山は美しかった。初めての日本を楽しみたい」と話した。

 海外客船の寄港は、新型コロナの集団感染があった2020年2月の「ダイヤモンド・プリンセス」の横浜入港以来。業界団体の日本国際クルーズ協議会によると、年末までに200便以上が日本訪問を予定している。コロナ禍前の6割程度の水準という。(中村純)

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