0001きつねうどん ★
2023/03/20(月) 08:29:32.13ID:glcITno/* * *
「ボンジュール」は「良い一日を」の意味
さて、この章で最後に学ぶ基本動詞は allerアレです。「行く」という意味ですが、いろいろな使われ方をします。
例えば、フランス語をまったく知らない人でも、フランス語の挨拶といえば、「ボンジュール」と「コマンタレブー」という言葉くらいは聞いたことがあるでしょう。
まずは「ボンジュール」。Bonjour. と書きます。bonボン という形容詞はもう77~78ページでやりましたね。「良い」という意味です。後半の jourジュル のほうは「一日」という意味なので、あわせて「良い一日を」ということになり、「こんにちは」という挨拶として使われています。
ちなみに、jour からできた言葉に journalジュルナル があります。「1日ごとに出るもの」「1日ごとに書くもの」という意味から、「新聞」と「日記」の両方の意味になります。journal を仕事にする journalist を英語読みにすれば「ジャーナリスト」となって、「新聞記者」「報道関係者」ということになるわけです。
さて、bonjour は日本では「ボンジュール」といいますが、より正確なフランス語の発音では「ボンジュル」と音は伸びません。
この bon が付く挨拶の言葉はほかにもいくつかあります。
Bonsoir.ボンスワル
日本語では普通「ボンソワール」というカタカナ言葉で知られています。soirスワル は「夕方、晩」の意味ですが、bonsoir はかならずしも「こんばんは」という意味だけではなく、午後4時くらいから「良い夕方をお過ごしください」というニュアンスでも使われます。
Bonneボヌ nuitニュイ.
これは、形容詞の bon が nuit(夜)という女性名詞に付いて bonneボヌ という女性形になった表現です。bonjour、bonsoir はよく使われるので1語になりましたが、bonne nuit は2語のままです。意味は就寝前の「おやすみなさい」ということになります。
つづき
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