栃木県の真岡消防署が7月に行った幹部らも参加する飲み会で、全裸に近い状態の男性署員3人が女性署員から酒を受け取り、一気飲みする余興が行われていたことが1日、関係者への取材でわかった。同署によると、所属する芳賀地区広域行政事務組合消防本部が、ハラスメントの疑いもあるとみて調査を始めたという。

 関係者によると、宴会は7月14日夜、暑気払いなどを目的に益子町で開かれ、小林明宏署長ら署幹部を含め、署員の約半数の30人前後が出席した。余興の際、20歳代の男性署員3人が、トイレットペーパーとラップフィルムなどで陰部のみを隠した状態で登場し、仕切り役の女性署員からコップ酒を受け取ると、順番に一気飲みした。

 余興は5分間にわたり、小林署長は立ち上がって女性署員に敬礼し、ほかの署幹部も止めなかった。小林署長は読売新聞の取材に対し、「余興は好ましくない内容だった。(全裸に近い状態は)ぎりぎりだと思った。私はやめさせる立場にあった。強要するようなことはなかったと思う」と語った。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230802-OYT1T50151/