【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官は12日の定例会見で、モロッコ中部で起きた地震により大規模な被害が発生したことを受け、医療チームを中心とする緊急救護隊を派遣するとともに、200万ドル(約3億円)の人道支援を行う方針を明らかにした。

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モロッコ中部のマラケシュで11日(現地時間)、救援物資の整理作業が行われている=(EPA=聯合ニュース)

韓国政府は外交ルートを通じ、モロッコ側に人道支援を行う方針を伝えた。モロッコ政府は世界各国が支援を表明したことを踏まえ、段階別に支援を受け入れる方針という。韓国政府は具体的な派遣人数や時期などを議論している。ただ、外交部当局者は「現段階で救護隊派遣が確定したわけではない」と述べた。

地震の発生からは行方不明者らの生存率が著しく下がるとされる72時間が経過し、韓国政府は捜索・救助よりは負傷者や被害者らへの医療支援が必要だと判断したようだ。

任氏はモロッコに深い哀悼の意を示し、「一日も早い復旧を望む」と表明。「このため政府はモロッコ政府、国際社会と共に緊密に協力していく」と強調した。

モロッコでは8日(現地時間)にマグニチュード(M)6.8の地震が発生し、これまでに2800人を超える死者が確認された。

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