安倍派の塩谷座長が陳謝 パーティー券問題、キックバックは「精査中」 浜松の事務所で
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12/10(日) 17:52配信


あなたの静岡新聞
事務所前で報道陣の取材に応じる塩谷立衆院議員(右)=10日午後2時10分ごろ、浜松市中区

 自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題について、同会派の塩谷立座長(衆院比例東海)は10日、「国民の皆さまに大変な政治不信を招き、心からおわび申し上げる」と陳謝した。浜松市中区の事務所で記者団の質問に答えた。販売ノルマ超過分のキックバック(還流)や政治資金収支報告書の不記載など、会派と自身に向けられた疑いに対しては「事実関係をしっかり把握する中で今後適切に対応したい」と述べ、具体的な説明を避けた。

 塩谷氏は自身がキックバックを受けたかを問われ、「精査中」と繰り返した。有権者への説明について、「(東京地検の)それぞれの捜査が進んでいると聞いていて、具体的なことを申し上げる段階にない。全体の問題であり、個々の問題を明らかにすることが適切なのか。その点も含めて今後検討したい」とした。

 今後の安倍派のあり方に関しては「問題、課題を明らかにして再発防止に努め、信頼回復することが重要だ」と述べ、座長辞任を否定した。

静岡新聞社